ローンチ前の4100万ドルのファンディングについてたくさんの批判を受けた、写真・動画共有ソーシャルネットワークColor LabsがAppleに買収されようとしている。私たちは、このスタートアップが、数百万単位の‘高い2桁台’の価格でかっさらわれ、まだ紙面上のサインはされていないもののこの取引がすでに‘まとまった’という話を信頼のおける情報筋から聞いた。
私たちが聞いたところでは、創設者のBill Nguyenは他の役員達との激しい対立の後、3か月間オフィスを離れている。
これまでにその一部は記事に出ている。しかし、あなたが知らないかもしれないことは、Nguyenが実際にColorアプリの最初のユーザーインターフェースをデザインしたということだ。さらに、彼は他の役員達との関係がぎくしゃくする前から、会社を売る手段を探していたのだ。そのために、彼はAppleのシニア・バイス・プレジデント・インターネットソフトウェア&サービス、Eddy Cueとの以前からの関係に頼った。
Nguyenは、Cueやその他の請願者に見せるために、Colorチームのリソースを使って、プロトタイプアプリを作り始めた。
それらのアプリは、Nguyenが見せびらかした後に放棄された。完全なColorのブロードキャスティングアプリの新バージョンが作られたが、リリースされることはなかった。どうやら、取引として機能したこの技術は、投資家を含むColorにいる全ての人に最初のファンディングに対して利益をもたらすと言われているようだ。
それは狂っているように思えることは分かっている。しかし、AppleがNguyenのスタートアップを購入するのはこれが初めてではない。彼らは2009年12月にLalaを8000万ドルで手に入れている。
彼らがColor Labsを欲しがった理由に関しては、Colorの特許権に目を向けたいと思う。それには、HD動画の記録するために彼らが取り組んでいたファイル形式の特許権が含まれるかもしれない。Colorは、ファンディングの時に、‘伸縮する’ソーシャルグラフとGPSロケーションとバッテリーの節約に関係する特許を含む6つの特許が保留中であると言っていた。iOSのデベロッパー、Daniel Jalkutは、Colorがここ数か月間で提出した“グループデバイス間でのコンテンツの共有”や“ユーザーデバイスグループフォーメーション”のような名前の付いたいくつかの特許申請を明らかにした。
それらの特許は全て、2012年3月の時点に複数のデバイスメソッドで提出されていた暫定申請書を参照している。これらの特許はAppleのiOS6内のフォトストリーム機能に適用することができると言ってもそれほど誇張ではない。
もしくは、そのソフトウェアエンジニアリングチームがターゲットである可能性がある。もしAppleが彼らの仕事に感銘を受けたのならば。
私たちのソースの信頼性は高いと考えているが、本当に真実であれば、この買収はColorが存在した騒々しい時代を終わらせるのを助ける。そのローンチ以来、Colorはいくつかの異なる転換をしてきた。まず最初に、デバイスを通じて近くにいる人たちの写真をグループ化するイノベーティブなアプリとして登場した。ところが今ではFacebookでのビデオ共有に力を入れており、実際に大手通信会社Verizonとも契約を結んだ。
Bain Capital VenturesやSilicon Valley BankやSequoia Capitalなどの投資家がこの立証されていない会社に何百万ドルも注ぎ込んだことが発表された時には、多くの人がColorがこのシーンに足を踏み入れることに懐疑的になった。それは、NguyenとPeter Phamというベテラン起業家によって始められたが、それから2,3年で素早く解体された。Phamは2011年6月に理由不明のままこのスタートアップを去り、ロサンゼルスのインキュベーターScienceで働くことになった。
この会社が業務を停止するつもりだという報道がされると、今週さらに多くの相反するニュースが浮上した。
私たちはAppleとColorに詳しい情報を求めており、もしそれを手に入れたらこの記事をアップデートするつもりだ。
画像クレジット: AFP/Getty Images
この記事は、The Next Webに掲載された「Troubled media sharing startup Color Labs said to be acquired by Apple」を翻訳した内容です。
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