「役に立たないもの、美しいと思わないものを家に置いてはならない」とは、詩人でありデザイナーでもあったウィリアム・モリスの言葉である。
役に立たないものもしくは美しくないものを全て除いてしまったら、あなたの家には何が残るのか想像してみて欲しい。
何のためにあるのか分からないプラスチック製の飾り物や、大叔母からもらったダサい額、まだ一度も空けたことのない無料特典、いつか使うかもしれないからととっておいたピーナッツバターの空き瓶などはいなくなるだろう・・・。
そして全ての部屋はずっと居心地が良くなり、全ての道具はもっと簡単に見つけることができるようになるだろう。
このルールをあなたが書いた文章に当てはめたらどうだろうか?あなたが書いた全てのEメール、手紙、ブログ記事、コメントは役に立つか美しいもの、もしくはその両方でなければならなくなる。
それは少し怖いだろうか?
大部分のコピーライターはそれをしても問題ないはずだ、建前としては。(コンテンツマーケティングの最初の法則を覚えているだろうか?あらゆるクッキーコンテンツは、読者が抱えている問題を解決したり、読者を楽しませることによって、彼らが読んでくれたことに対して報いるべきだ。これはかなり似ているようには思えないだろうか?)
この提案で人々が主に抱えている問題は、彼らが自分自身の判断を信頼していないということだ。自分が書いた文章が役に立つもの、もしくは美しいものなのかが分からないのである。
そして、もちろん、自分の文章がジェイムズ・ジョイスを泣かせ、デール・カーネギーを悔しがらせると確信している人も存在する。読者はもったいぶった役立たずな文章は一体何について書いているのか疑問に思っているとしても・・・。
あなたも自信がないって?怖がらなくても大丈夫!私がここにガイドラインを示そう。
目次
コンテンツは読者の理解レベルに相応しいものでなければならない。専門家は、入門レベルのコンテンツを役に立つものとは考えないが、初心者は高度な議論からは多くを学ばないのだ。
読者は、コンテンツを活用するためには、時間、活力、お金、ポテトチップスなどの必要なリソースを持っていなければならない。新しく親になる人達に8時間邪魔をされない睡眠を必要とするリラックスの方法を教えるのは、役に立たない。
コンテンツは読者が気になっていることに関連していなければならない。私は、社風に合った格好の仕方について書いたコンテンツを役に立つとは思ったことがない。なぜなら私はそんな風に服の着方を気にしていないからだ。.
一般化は役に立たない。
曖昧な文:
スクーターは定期的にオイルを必要とします。
限定的で役に立つ文:
スクーターにガソリンを入れる際に3回に1回は、オイルタンクにインジケーターのラインまで2サイクルエンジンオイルを入れてください。
役に立つコンテンツは行動を生む。
読者があなたのコンテンツを読んだ結果として何もしないのであれば(考えを変えるとか、何かを買うとか、デスクカレンダーを破くとか、ブーガルーを踊るとか、より良い見出しを書くとか、喧嘩をするとか、子どもと話すとか、目標を設定するとか、共同体験を始めるとか)、そのコンテンツが役に立たなかったということだ。
あなたのコンテンツは、励ますにしろ、アドバイスをするにしろ、支援をするにしろ、もしくは脅したり、けしかけたりするにしろ、読者が行動を起こすようにするべきなのだ。
そして必ず、あなたが書いたコンテンツの全ての部分に行動を起こすきっかけを含めなければいけない。
これこそが皆が苦痛を感じるポイントである。でも心配はいらない!美しく書くためにソネットを生みだす必要はないのだ。
圧力または意義を与える体験は美しい。
Johnny B. Truant は美しい記事を書くが、読者を面と向かって笑い飛ばし、あなたに言われればあなたのパンツにジャムを流すことだってしかねない。彼の記事が美しいのは、それが面白くて勢いがあって意味のあるものだからだ。
もしあなたがジョニーでないのであれば、下記の秘訣を参考にどうぞ。(もしジョニーなら、ハロー!ジョニー!)
感情を伴ったコンテンツを書けば、より意義のあるものになる。
心からの感謝の気持ちがこもった「購読のお礼」メールを読んだことがあるだろうか?(私は一度だけあるが、それが本当に美しかったので保存してある。本当の話だ。)もし感謝の気持ちがあなたの感情に当てはまらないのであれば、怒りのこもった製品レビューや興奮した税金書類や同情的な自動返信なんていうのも効果的かもしれない・・・
脆弱であること。他の人が犯した過ちについて書く代わりに、自分が犯した過ちについて書き、それが自分にとってどんな意味があったのかを書くのだ。
より大きな意味合いについて書くこと。蛇口から水がたれるのを直すことは当たり前のことだ。あなたの独立の証として家のメンテナンスを行う方法を習うことは意義がある。
本当に役に立つことは意義がある。もっと富を、もっとコネクションを、もっと選択肢を、もっと目的を築くことは、私たちにとって最も意義のある活動の1つである。
読者の感情を呼び起こす文章を書くこと。読者を笑わせ、泣かせ、物思いにふけさせるのだ。そして、読者にそんな気持ちになったのはあなただけではないということを分からせなければいけない。
もし、自分の読者について良く知っているのであれば、彼らがまるであなたがそれぞれの読者に個人的に書いていると思われるレベルで共感してもらえるようなパーソナルな文章を書こう。読者は皆、理解されたと感じる喜びを楽しむのだ。
言葉の道具箱に入っている道具を使って、文章を面白いものにすること。頭韻法、誇張法、リズム、空想の世界、メタファ、遠近法、物語を語ることなど、あなたにとって自然で強制的ではないと思えるもので遊んでみよう。
印刷物の中に自分の名前を見る喜びはこの上なく素晴らしいものだ。読者を公共の場で称賛したり、例としてとり上げたり、感謝したり、刺激を受けた人として挙げたり、そういったことを名指しでやるのだ。
セールスレターのように、あなたの成功には欠かせないコンテンツの一部分について考えてみよう。
同じルールをそのコンテンツの全てのパラグラフに適用したらどうなるか?全ての言葉を鑑定したらどうなるだろうか?
もしあなたがセールスレターを書き、役に立たないもしくは美しくない全ての言葉を削除したなら:
あなたは自分のコンテンツの実用性や美しさをもっと極めることができると思うだろうか?あなたのプランはコメント欄で聞かせて欲しい!
この記事は、Copybloggerに掲載された「The Two Vital Attributes of Quality Content」を翻訳した内容です。
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