最近、グーグルに拡張現実ゴーグルに関する3点のデザイン特許が付与された。これらの特許はそれぞれ若干デザインが異なる。1点目の特許はレンズを含み、2点目および3点目はレンズなしのバリエーションを紹介している。そして、グーグルに付与された4点目の特許は、拡張現実ゴーグルが、指先やグローブ、あるいはその他の装着可能なアイテムでIRを反射する塗装が施されたマーカーと共に使われ、ゴーグルで入力を受け入れる仕組みを説明している。
1点目のデザインの特許「装着可能なディスプレイデバイス(米国特許番号 D659,741)は、以下に掲載したゴーグルを取り上げている。これはデザインの特許であり、仕組みの詳細を提供することなく、発明品のルック & フィールを保護することが目的である。
先月、私はグーグルがモーション・リサーチ・テクノロジーズ社から得た複数のゴーグルの特許を取り上げたが、これらの特許にはこのテクノロジーの仕組みを理解するヒントが隠されていた。今回新たに付与されたデザイン特許はゴーグルのテクノロジーには触れていないが、グーグルのスタッフが実際に外でこのゴーグルを装着した姿が映し出されており、実演モデルに近いと言えるだろう。
2点目のデザイン特許「装着可能なディスプレイデバイスのフレーム(米国特許番号 D659,740)はレンズなしのゴーグルのバリエーションを紹介している。このゴーグルにはレンズがはめられていない。また、右側の耳栓は、ゴーグルを装着しながら利用するには大き過ぎるように思える。
3点目のデザイン特許「装着可能なディスプレイデバイス(米国特許番号 D659,739)もまたレンズなしのゴーグルのバリエーションを描写している。
デザイン特許ではない特許「受動的なインタラクション向けの装着可能なマーカー(米国特許申請番号 61507184)では、グーグルは、IRカメラデバイスが搭載された頭部装着型のディスプレイ(HMD)を使って、指先やグローブ、または、赤外線に反応するコーティング材が塗られたその他の装着可能なマテリアルの動きを見る方法を説明している。
このデバイスにより、パターンやジェスチャーを追跡することが出来るようになり、入力するために用いられる可能性がある。このシステムはバーチャルなキーボードを動かす上で役に立ちそうだが、ジェスチャーのライブラリを基にコンピューティングシステムに情報を入力するために利用される可能性が高い。
因みに、この発明が、グーグルのグラスプロジェクトで利用することを意図しているかどうかについては触れられていない。
また、グーグルは複数の建物内の人の場所を追跡する技術に関する申請済みの特許も入手しており、これらの技術は、このタイプのゴーグルを装着している人達にとって、便利だと思える。特にショッピングモールや空港等の大きなインドアのスペースで案内をする際には非常に役に立つのではないだろうか。
この記事は、SEO by the Seaに掲載された「Google Glasses Design Patents and Other Wearables」を翻訳した内容です。
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