Googleがデスクトップ検索結果の右側の広告表示を廃止。全世界を対象。

公開日:2016/02/21

最終更新日:2024/02/16

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先週末、Googleが検索結果画面に大きな変更を加えました。デスクトップ検索が対象ですが、検索結果画面の右側に表示する広告を取り除いたという内容です。今回の変更は、全言語、全世界を対象としているため、もちろん、日本も対象に含まれます。また、商品リスト広告ボックスは例外となり、”非常に商業的なクエリ”に対しては、4つの広告を表示するようです。– SEO Japan

長い間テストを行っていたが、デスクトップ検索でロールアウトされたようだ。Googleは検索結果の右側に広告を表示することを廃止したが、1つだけ例外がある。

*リンク先は全て英語となっています。

Googleが大きな変更を加えた。デスクトップの検索結果の右側から広告表示を排除し、ページの上部と(もしくは)下部のみに広告を設置することにしたのだ。また、同時に、広告枠を1つ増やす場合もあることも発表しており、従来の3つではなく、4つの広告が検索結果画面の上部に表示される。しかし、”非常に商業的なクエリ(highly commercial queries)”に限られている。

2010年から開始し、調整を続けてきたテストの結果が表れたようだ。Search Engine Landの読者(特にアメリカ以外の国の読者)は、検索結果の上部のみに広告が表示されるパターンを、昨年末から頻繁に目撃されていたことをご存知だろう。

Googleの社員がSearch Engine Landに伝えた内容によると、今回の変更は、全ての言語で、全世界での検索を対象にロールアウトされているとのことだ。デスクトップ検索の右側に広告が表示されることはないが、1つの例外がある。商品リスト広告(PLA:Product Listing Ad )ボックスは引き続き、検索結果画面の上部と右側に表示されるようだ。

今回の変更についてのGoogleのオフィシャルな発表によれば、4つの広告が検索結果の上部に表示されるのは、”非常に商業的なクエリ”に限るということだ。

我々はこのレイアウトのテストを長い間行ってきた。そして、商業的なクエリに対して、少ない広告数が表示された検索結果を見たユーザーもいるだろう。我々は調整を続けてきたが、”非常に商業的なクエリ”の場合に、ユーザーと広告主のパフォーマンスにとって、より関連した検索結果を提供できるレイアウトを設計している。

まとめると、検索結果の右側から広告を除いたレイアウトは、デスクトップ検索が対象で、全世界で適用される。4つの広告が表示されるのは、”非常に商業的なクエリ”に対しての検索結果だ。”非常に商業的なクエリ”の例としては、”ニューヨークのホテル(hotels in New York City)”、や”自動車保険(car insurance)”といったクエリが挙げられる。

検索結果の右側から広告を排除することは、デスクトップとモバイルの検索結果画面により類似性を持たせるためであることは、明らかだろう。しかし、モバイルでは、通常2つか3つの広告を検索結果の上部に表示している。

追記1:今回の情報は、Googleの広告主からSearch Engine Landに、Eメールで伝えられたものであり、その広告主は匿名であることを望んでいる。これは、昨日この変化についての情報を掲載した、こちらの記事と同様だ。

追記2:Googleは当初、この変化についての例外が2つあると連絡してくれていた。2つの例外とは、商品リスト広告ボックスとナレッジパネルである。しかし、Googleの社員によると、それは事実ではないとし、商品リスト広告ボックスは表示され続けると指摘してくれた。この指摘に従い、今回の記事にも修正を加えている。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Confirmed: Google To Stop Showing Ads On Right Side Of Desktop Search Results Worldwide」を翻訳した内容です。

表示される広告数の検証についての話題はチラホラ出ており、今回の変更は、それらのテストの結果を加味した調整と言えそうです。非常に大きな変更であると思いますが、SEOにはどのような影響が与えられるのでしょうか?– SEO Japan

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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