パンダに続き、新たなグーグルのアップデートが行われている – ペンギンだ。これは4月24日にリリースされたウェブスパムアルゴリズムの正式名称である。
グーグルのアップデートについて知識が浅いなら、昨年投稿した「Googleのパンダがアルゴリズム更新ではなくランキングの1要素に過ぎない理由」(日本語)に目を通してもらいたい。この記事を読めば、グーグルがページを格付けするために様々なアルゴリズムを用いている点が分かるはずだ。
グーグルは定期的にアルゴリズムを変えている。アルゴリズムの変更が行われると – アップデートと呼ばれている – 検索結果に影響が出る。アップデートが大きなインパクトを与えることもあれば、ほとんど気づかれないこともある。
また、グーグルは定期的に新しいアルゴリズムを作っている。新しいアルゴリズムが作られると、2009年のヴィンスのようにグーグル自身によって名前が与えられることがある。グーグルが命名しない場合、2010年のメーデーアップデートに代表されるように、ウェブマスターワールド等の第三者が名前をつけることもある。
ペンギンではお馴染みの歴史が繰り返され、グーグルは事後に名前を与えていた。昨年のパンダでも同じことが起きていた。
2011年2月にパンダが初めて導入(日本語)された際、グーグルは社内で用いていた名前を当初明かさなかった。私は名前を知っていたが、公表することは叶わなかった。そのため、正式名称がない状態だったので、コンテンツファームに関連付けられることが多い、質の低いコンテンツに対抗することがこのアップデートを行う理由の一つであったため、私は“ファーマー”と言う非公式の名前を与えたのだった。
最終的に、恐らく、グーグルはコンテンツファームを特別にターゲットにしているとは思われたくなかったのだろう、アップデートをリリースした1週間後に行われたワイアードのインタビューの中で、スティーブン・レヴィ氏が“パンダ”と言う名称を明かす運びとなった。
パンダ以来、グーグルは命名を回避してきた。1月に過剰にページの上半分に広告を掲載しているページにペナルティを与えるために行った新しいアルゴリズムは、ページレイアウトアルゴリズム(日本語)と呼ばれていた。そして、ペンギンが今週の火曜日に展開された際には、“ウェブスパムアルゴリズムのアップデート”と呼ばれていた。
新しいウェブスパムアルゴリズムの名前がないことを受け、サーチエンジンランドは、グーグル+とフェイスブックで名前を募集し、最終的な投票を行ったところ、“タイタニック”を推す人た最も多かった。そんな中、グーグルに最終確認を行うと、公式名称の“ペンギン”が発表されたのであった。
この記事は、Search Engine Landに掲載された「The Penguin Update: Google’s Webspam Algorithm Gets Official Name」を翻訳した内容です。
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