コンテンツマーケッターのみなさん、聞こえる?
あれは必然の音だ。
あなたが自分のビジネスのためにGoogle+のページを作り、コンテンツと対話とたまに猫の写真でネットワークを築くことに熱心に取り組んでいる音だ。
さよなら…自由時間よ。
マトリックスのエージェント・スミスからの厚かましい(しかし不気味なほどフィットする)引用はさておき、全てのオンラインコンテンツマーケッターがGoogle+のネットワークを築いている必要がある理由を言おうではないか。
さらには、あなたの限られた時間と労力をどこに焦点を合わせるべきかを決めることに関しては、なぜGoogle+がFacebookやTwitterよりも重要になるのかということもあなたに伝えるつもりだ。
最新のGoogle+情報
私がローンチ直後に最初にGoogle+について書いて以来、この検索最大手の“ソーシャルネットワーク”は、今月9,000万ユーザーにまで成長し、Twitterの公にされている1億アクティブユーザーに接近している。このような成長は、Google+は死んだもしくは死にかけているとか、Googleの巨大な既存ユーザー基盤を考えるとまだそれほど華々しくないという主張を解消するはずである。
しかし、Google+の真の成長はこれから先にある。
私が自分の最初の記事の中で強調した主なポイントは、Google+が非常に素晴らしいコンテンツ共有プラットフォームであり、共有やその他のアクティビティから集められたデータはGoogleの検索結果に直接的な影響力を持つだろうということだった。私はこんな風に言った:
Google+でオーディエンスを築くことは、検索順位を上げるという意味においても、コンテンツマーケッターとしてあなたができる最も賢明なことかもしれない。あなたには、自分のオーディエンスの言語を理解し、それを自分のコンテンツに反映させる必要があるが、Googleは今、あなたが質の高いものを生み出していることをオーディエンスに示す直接の機会を提供しているのだ。
さらに過去数週間で、Googleは、私(そして、ほとんどの人が)が予想した以上にGoogle+と検索結果に多くのことをした。はるかに。
Google+はGoogleである…以上。
去年末に向かって、Google+が、不成功に終わったBuzzのような単なる“ソーシャルネットワーキングプロダクト”以上のものであることが明らかになった。これまでのところ、Google+は、Google Docs、Chrome、Google Reader、Gmail、YouTubeとかなり一体化してきている。
さらにGoogleは、検索、ニュース、マップ、翻訳、Gmail、その他Google製品にわたって、Google+を組み込むためにヘッダーを再デザインした。簡単に言うと、Google+は、Googleの様々なサービスを継ぎ目のない1つのものに一体化する接着剤になったのだ。
Mike Elganがうまく表現したように、Googleは、Google+を独立したソーシャルネットワークとして扱うのではなく、自社の様々な製品をGoogle+の機能に仕立て上げたのだ。しかし、それは、Googleの根幹機能である検索を備えるつもりのものの前の単なるウォームアップだった。
GoogleはYour Worldの中に全てを盛り込む
先週、GoogleがSearch Plus Your Worldを発表した。関連するGoogle+の結果の追加など、パーソナライズ検索とソーシャル検索との融合である。
言いかえれば、Googleの検索結果は今、これまで以上にあなたをGoogleに送りこむのだ…。
Googleにログインした時には、あなたはYour Worldの様子だけを目にすることになり、まだ誰もがそれを見ることができるわけではない(希望すれば簡単にそれをオフにすることもできる)。Google+の結果は、あなたがGoogle+で“サークルに入れた”人達から引き出される(逆にあなたをサークルに入れた人も同様だ)。
検索業界の大御所Danny Sullivanは、これをGoogle検索の史上最大の激変(日本語)と呼ぶ。それには正当な理由がある。Googleアルゴリズムの第一人者Amit Singhalによると、Your Worldはパーソナライズ検索とソーシャル検索を組み合わせて1つのシームレスな体験にしているのだ:
ソーシャル検索アルゴリズム、パーソナル検索アルゴリズム、パーソナライズ検索アルゴリズムは、今は実際には1つのアルゴリズムであり、私達は、とても快適で便利な形でそれを融合している。
“快適”や“便利”は議論されやすく、今現在多くの議論が起きている。しかし、1つ確かなのは、好むと好まざるとにかかわらず、コンテンツマーケッターは、単にGoogle+を無視して夜に熟睡することを選択することはできないということだ。
Googleはあなたを締め付けるのか?
最初のエージェント・スミスからの引用句が、少し合点が行くようになっているのでは?あなたは、接近してくる電車の音と共に自分の首に巻きつく隠喩的な腕を感じるだろうか?
過度に芝居がかったことはやめておくとしよう。
でも、それは、『のるかそるか』の取引のようなものに感じるのだ。私達はすでにGoogle+に参加することが検索結果に良い影響を及ぼすということを知ったが、もしあなたがGoogle+に存在せず、競合相手はそこに存在する場合には、ゆくゆくは既存の検索トラフィックを失うことになるかもしれないように思える。
それは単にドラマの序章にすぎない:
良い点としては、この開発を良い(少なくとも悪魔ではない)意味で不可避なものとして見ている人達がいる:
唯一の必然性は変化
ほら、私は誰よりもGoogleの独占や乱用の可能性について懸念しているのだ。私はもう長い間懸念しているのだ。だから私は、もしGoogleがトラフィックを全く送信しなくても私のCopyblogger Mediaが生き残る(さらには繁栄する)ようにデザインしたのだ。
そうは言っても、私はGoogleからターゲットとした検索トラフィックを獲得することを好む。それは、少しも嫌なことではない。
そして、正直に認めよう…私はGoogle+が好きだ。ここ6ヵ月位そこで素晴らしい体験をしてきて、明らかにFacebookより優れており、私達の主要なソーシャルネットワーキングでコンテンツ配信プラットフォームのTwitterとは全く異なる環境を提供していると私は思うのだ。
上に挙げたその他全ての問題にかかわらず、私達オンラインマーケッターはこのような変化を嫌うというのが事実なのだ。しかし、Googleは継続的に変化しているし、変化しなければならないのだ。Web自体が変化するのだから。
2007年にユニバーサル検索(最後の“最も急進的な変化”)が到来し、2009年にはパーソナライズ検索がやって来た。どちらの時も、全てのことがいかに異なり間違っていて最悪であるかについて人々は気をもみ、歯ぎしりをし、ヒステリックに悲嘆した。そして、今日も未だにそれをしているのだ。
Googleがすると決めたことに関しては、コンテンツマーケッターである私達には限られた選択しかないのだ。
1つの選択は、検索エンジンのトラフィックなんて必要ではないと決めること。
もう1つの選択は、自分達のビジネスにとって最も有用なやり方で、観察し、適応し、打ち勝つことだ。
私の推測では、Googleは、今年のうちに素早く物事を微調整して、さらに優れた新しい機能を展開し、司法省の砲弾の餌食にならずにGoogle+を素早く成長させるようにバランスを取ろうとするだろう。
Google+で私をサークルに入れて、一緒に観察し、適応し、打ち勝とう。
この記事は、CopyBloggerに掲載された「Why Google+ is an Inevitable Part of Your Content Marketing Strategy」を翻訳した内容です。
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