Googleのジョン・ミュラー氏が昨日のハングアウトで発言している。「Webサイト上でのユーザーの行動を見るアルゴリズムは存在せず、それゆえ、そうしたユーザー行動をランキング要素として使用することはない。」とのことだ。また、ジョン氏は「おそらくGoogleはWebサイト上でユーザーが何を行っているか見ていることもないと思う。」とも発言している。つまり、Googleはユーザー行動を見ていないため、それらをランキング要素として使用することもない、ということになるだろう。
該当の質問は動画内の38:11あたりで尋ねられている。
私は情報提供型のサイトのWebマスターです。申し込みフォームに記入するなど、ユーザーのコンバージョンをアルゴリズムは測定し、ポジティブなランキング要素として使用するのでしょうか?もしくは、ユーザーがブログ記事を読むために該当のサイトで時間を費やした場合、そのサイトのオーソリティは増加したりするのでしょうか?
ジョン氏の返答は以下の通りだ。
通常、Googleはユーザーがサイト上で何を行っているかを見ていないと思う。ユーザーが申し込みフォームに記入したか、何らかのコンバージョンを行ったか、何かを購入したか、そういった行動を見てはいない。そして、そうした事柄を見ることができないのであれば、それらを考慮することもできないということになる。個人的な意見ではあるが、そうしたユーザー行動をランキング要素として扱ってはいないだろう。
しかし、ユーザーがあなたのサイトを訪問し、申し込みフォームに記入したり、何らかのサービスやニュースレターに登録したりすれば、あなたのサイトは非常に素晴らしいサイトであるということになるだろう。ユーザーはあなたのサイトを評価しており、自身の情報を残しておこうと判断したのだ。そのため、こうした行動は概してポジティブな出来事になる。しかし、Googleはそれらをランキング要素として使用しているとは思わないし、検索結果上でのプロモーションに使用することもないだろう。
パンダアップデートとユーザー体験との関連性はどうなるのだろうか?御存知の通り、Googleはユーザーが該当のサイトに訪問したことに満足しているかどうかを測る、別の方法を用いている。それはユーザーの行動をベースとしているのではなく、コンテンツの内容に基づいているものだ。
下記に動画を記載しておく。
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