MicrosoftがFacebookにBingをShopしているという噂はご存じだろうか?それが両方の企業にとって賢明な策であるかどうかについてはたくさんの憶測を呼んだ。New York Timesのレポートによると、それは実際に起きていたのだ。レポートは、Microsoftを代表してFacebookに提案をした幹部を引き合いに出しているが、CEOのSteve Ballmerによって認められている記事ではない。
このレポートによると、これは1年以上前に起きたことだ。FacebookのCEO、Mark Zuckerbergは、Microsoft幹部に会社は他に目を向けることが多すぎると言ってこの件について話し合うことを断った。Google、Facebookどちらのスポークスパーソンもこの件について公式にコメントを出していない。
このレポートは、BallmerがMicrosoftは長期的な検索の勝負にいると前から言っているが、少なくともMicrosoft内の何人かが会社にとってのBingの戦略的な重要性に納得していない疑惑を強固にしている。Microsoftの最新の収益報告では、BingとAdCenterを保有するオンラインサービス部門が7億4700万ドルの収益をもたらし、結果として4億7900万ドルの損失になっていると述べた。それでも、前年度の7億7600万ドルの損失に比べると、およそ3億ドルはましになった。
同時に、Facebookの最新のS-1は、その華々しい成長の減速を示し、投資家を満足させる成長軌道を取り戻すためにする必要のあることについて憶測―それは恐らく検索広告ビジネスに参入すること?―を呼んでいる。
Googleは確実にFacebookを脅威として見ていて、概してGoogle+のローンチがその脅威に対する反応として見られているが、MicrosoftはFacebookともっと親密な関係を持ってきた。今週初め、これらの会社が5億5000万ドルの特許契約を発表した。MicrosoftがFacebookに650の特許権を売却したのだ。面白いことに、これらの特許権が、Microsoftのもう一つのパートナーであるYahooによって起こされた訴訟からFacebookを守るのに役立つだろう。(これは、New York Timesの記事の本題だった。また、Bingを売ろうとしているMicrosoftを認知したことをThe Business Insiderが声高に叫んでいる。)
2007年に戻ると、MicrosoftがFacebookに2億4000万ドルの投資をしている。その当時は、MicrosoftがFacebookを買収するという憶測があった。
この記事は、Search Engine Landに掲載された「Report: Microsoft Did Shop Bing To Facebook」を翻訳した内容です。
FacebookにしてもGoogleに唯一対抗できると思われる検索サービスを融合できるメリットは計り知れないと思いますし。もちろんその際は売却額はもちろん、MicrosoftがいかにFacebookとの関係を深められるかという辺りがカギになりそうです。大手企業同士の限りなく大人の事情と思惑の中で果たしてこの噂、どのような結末を迎えるのでしょうか。個人的にはFacebookのBing買収に5000点。 — SEO Japan
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