原題:How to Perfect Your Marketing
*リンク先は全て英語となっています。
目次
AppleやGoogleなどでマーケティングに関わってきた。また、多くの本を執筆している。ソーシャルメディアを活用したマーケティングが非常に重要になっているが、今回はあなたのマーケティングを完全なものにするための10個のアドバイスを送ろう。
ソーシャルメディアの活かし方を説明するために、オンライン・デーティング
(online dating:ちょっとニュアンスが異なることもありますが、いわゆる”出会い系サービス”)を例に出そう。eHarmonyとTinderが有名だ。前者は、登録をする際に個人の好みなどを細かく入力し、どういった人と相性が良いかを伝えることができる。後者は、登録者の写真から直感的な、素早い判断が下される。
ソーシャルにおけるマーケティングの場合、Tinder方式が圧倒的に採用されているのだ。
写真や画像から判断されるため、最適なアバターを作成しよう。優れたアバターを作成するために、以下のポイントを伝えることが大事だ。
写真の特徴として、”顔だけを撮る”、”非対称”、”正面からの光”、”一貫性”、が挙げられる。一貫性とは、同一のアバターを、(他のサービスを含む)全てのプロフィールで使用するということだ。また、実際の人物とあなたは同一でなければならない。(”演出”を行わない。)
カバーフォトの役割は、あなたが何に興味を持っているか、あなたのブランドは何を表しているか、それを伝えることだ。カバーフォトのポイントは以下の通りだ。
幾つかの悪い例を見てみよう。デフォルトのカバーフォトは最悪だ。顔が見えないロングの写真、犬の写真、映画のスクリーンショットなども良くない。ストーリーを何も伝えないからだ。家族の写真は、愛する家族がいるというストーリーになる。しかし、赤目に写っている写真は好ましくない。
ポルシェは会社のロゴを使っているが、背景に白のスペースが多すぎる。SNSでは非常に小さく表示されてしまうだろう。ベンツの場合は、ポルシェよりもずっと良い。黒の背景にロゴが光っていて映える。
また、全てのプロフィールは、プロフェッショナルな内容であるべきだ。他者があなたのプロフィールを見つけたとき、その人はあなたを雇ってくれるだろうか?その判断基準は
Tinder方式だ。一瞬の内に判断されてしまい、プロフィールが個人的なつながりのための内容かプロフェッショナルな内容か、考えている時間などはない。
名刺を最適化するためのポイントを紹介しよう。
携帯電話の番号を記載することについて、「いつでもかかっててきてしまうのでは?」と思うかもしれない。私は多くの人にカードを配ってきたが、いつでもかけてくる人など、実際にはいない。リスクはない上、携帯電話の番号はビジネス上非常に便利だ。メールはめんどくさい。ただ電話するほうが良い。僕だったらそうする。
まずは、自分の名刺をEvernoteに取り込むか、写真を取ってみよう。他者にとって便利な内容だろうか?名前と会社名はしっかりとわかりやすく写るか?コンタクトインフォメーションは細かく、内容も多いので、しっかりと確認してみる。
また、Eメールのシグネチャーやロゴにも、名刺と同じ内容を含めよう。自分のメールアドレスを加え、自身を表す内容になっているか確認し、それらをパッケージ化しておく。ちなみに、Evercontactはおすすめ。
マーケターとして、セッションなどで使うこともあるだろう。また、SlideShare用の最適化とも言える。
スティーブ・ジョブズのスライドを見てみよう。(対比として、ビル・ゲイツのスライドを紹介。)
また、デモの内容もパーフェクトに。“1枚の写真は1,000の言葉の価値がある。しかし、デモは1,000枚のスライドの価値がある。”ジョブズもプレゼンテーションにデモをよく取り入れていた。初代マックにフロッピーを入れるところを、実際に見せていた。
写真を撮るときのポイントをまとめよう
高い建物を撮る時でも、横向きの方が良いだろう。場合によってはトリミングを行うことを忘れずに。光の具合は重要だ。背景が明るいと顔がしっかりと映らない。顔がしっかりと写っている方が、ストーリーが伝わる。対象を明確にするためにトリミングを行い、不要な情報を含めないようにする。また、各サービスに合わせてサイズを変更しよう。Canvaは全てのソーシャルサービスごとに最適化している。
今日はSNS=マーケティングと言える。そのため、投稿内容の最適化は必然だ。
同じ投稿を複数回行うことは良くない、という人もいるだろう。実際に、ツイート数が多いというコメントを受けることもあるが、それは無視するようにしている。
私は、同じ内容を8時間の間隔を空けて3回行っている。異なるタイミングの投稿で異なるユーザーがクリックするからだ。もちろん、誰かの不満を買ってしまうかもしれない。しかし、そこに重要性があるのであれば、複数回の投稿はするべきだろう。
PinterestをGoogleのように活用している人が増えている。例えば、レシピなどを検索する場合だ。あなたが投稿した画像が、”ピン”できるようになっているか、Pinterestのエクステンションを使って確認しよう。
この前、ある写真をピンしようとしたら広告が出てきた。何回もクリックしてやっとその画像をピンすることが出来た。こうしたことは無いようにしよう。
Facebookでリンクボタンを押してシェア。これは、ミニマムな行為。そうではなく、コメント、リンク、質問、を加える。すると共有数が全く違う。誰かが何かを共有した際、ただのリンクの共有と、コメントを併せた共有である場合、あなたはどちらをクリックするだろうか。
以上、様々なポイントを紹介したが、それらを実際に試すことであなたのメソッドはパーフェクトになる。画像ありとなしの投稿、名刺のスキャンなど、すぐに試せるものはトライしてみよう。また、Canvaをデザインを容易にする。SNSやスライドや名刺に画像を使う時、Canvaは非常に便利だよ。
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