検索にも、SEOにも関連しているわけではないが、最近ここまで特徴があり、そして、興味深いグーグルの特許は見当たらないので取り上げることにした。また、特許の発明者の一人として、グーグルを設立したセルゲイ・ブリン氏の名前がリストアップされている点も興味深い。本日、グーグルに、着用可能なディスプレイに接続するディテクターを使って、手またはその他の体の一部を介して、周りを見ることが出来るデバイスに関する特許が付与された。
この新しい特許を読むと、Google、水泳用ゴーグルの特許を取得。(日本語)で私が説明した特許をグーグルが取得した理由をある程度解明される。スイミングゴーグルの特許はそれ自体興味深く、また、ジョギングやサイクリング用のバージョンも見てみたいが、この代わりの視覚デバイスを利用する着用可能なディスプレイの一種である。
このデバイスは、グローブ上のデバイスとして、視覚デバイス用のコントロールがグローブに搭載され、既定の動きによって視覚ディテクターが作動すると推測される。この特許によると、視覚デバイスは体のいかなる部分に付けることも可能であり、例えば、後頭部に目を持つと言う考えも、実現不可能ではない。
このビジュアルセンサーには、カメラ、またはその他の視覚デバイスが含まれる可能性があり、赤外線、紫外線、もしくは、X線から光を検知する設定を行うことが出来る可能性がある。また、3D空間を持ち、そして、画像処理や記録したイメージの分析を実施することが出来ると考えられている。また、画像を安定させるために、多くの最近のカメラに搭載されている安定化機能も用意されると見られる。さらに、カメラのように、フラッシュ、またはその他の照明のメソッドが搭載される可能性がある。
特許で描かれている別の例では、モーションディテクター、加速度計、姿勢制御装置が含まれている。モーションディテクターは、ワードプロセッサー等のアプリの利用、スプレッドシートの利用、もしくは、eメールの用途において役に立つかもしれない。
このデバイスの異なる実装の説明として、複数のディテクターを含む可能性が指摘されており、従って、ディテクターの相対運動が、アメリカ手話でのコミュニケーションやキーボードでの入力のシミュレーション等の用途で利用されることもあり得る。
この特許は、このような装着可能なセンサーが視覚の面で、そして、その他の手段で利用される仕組みについて詳しく説明している。それではこの特許のデータを以下に掲載する:
手でものを見る
発明: Liang-Yu Chi、Robert Allen Ryskamp、Luis Ricardo Prada Gomez、Harvey Ho、Sergey Brin
付与先: グーグル
米国特許番号: 8,009,141
付与日: 2011年8月30日
申請日: 2011年3月14日
概要
この特許は、例えばユーザーの手を使って、情報を集め、運ぶメソッドおよびシステムを描いている。一実施形態では、このメソッドは、ディテクターを利用して、環境の一連の画像を記録し、複数のイメージを比較することで、既定の動きを検知する可能性がある。このメソッドには、既定の動きを基に機能を選択し、機能を作動させることも含まれると推測される。
別の実施形態では、1つ目の一連の画像を記録するために、1つ目のディテクターを利用し、2つ目のディテクターで2つ目の一連の画像を記録するメソッドも含まれると推測される。
また、1つ目の一連の画像の1つまたは複数の画像、そして、2つ目の一連の画像の1つまたは複数の画像を比較し、既定の相対運動を基に機能を選択し、作動させるメソッドも含まれる可能性がある。
この記事は、SEO by the Seaに掲載された「Google Patents Seeing with your Hand」を翻訳した内容です。
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