ダメSEO業者の正体を暴く5つの冴えたやり方

公開日:2011/11/29

最終更新日:2024/02/17

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Yahoo! Japanの検索エンジンがGoogleになっても、Googleのアルゴリズムが進化してSEOの難易度がかつてありえない程、レベルアップしていたとしても、相変わらず途切れないのがSEOの営業電話とメールですよね。もちろん営業手法として否定は全くしませんが、時には素人を騙して一儲けしようとしているしか思えなかったり、営業マン自身の知識が初心者以下だったりするような驚くべき営業もあったりします(私の会社でさえSEO以外のことをやっているせいかこの種のアプローチはたまにあります)。今回、とあるSEO業者からのメールを受け取り絶望的な気分になった筆者が、絶対に仕事をすべきじゃないSEO業者を見抜く方法を5つ伝授してくれました。半分皮肉な内容ですが、意外と真実もあったり、何よりも読みモノとして面白かったので紹介します。 — SEO Japan

SEOは分かりにくく、詐欺師もしくは単に無知な人に引っ掛かりやすいものだ。しかし、ダメSEOを検知する簡単な方法がいくつかある。気前の良いことを約束している人物が、完全に馬の糞だらけかどうかを確かめる方法だ:

1: スパムメール

ダメなサイン その1: 未承認メール
強度: 2/5

自分のカルマを格上げしようと、私は無能でいい加減なSEO会社の暴露はひかえてきた。しかし、今週、私の血を沸き立たせるようなメールを受け取ったのだ:


(元Googleの最適化スペシャリストが提供する唯一のSEOサービス)

元Googleの最適化スペシャリストだって!ワオ!

未承認メールを送ってきたり、突然連絡をしてくるようなSEO会社とは何があっても仕事をしないこと。

2: ‘元Google社員’という主張

ダメなサイン その2: ‘私達には元Google社員がいる’という主張
強度: 10000000の無限倍

この他ならぬゴミSEO会社は、Eメールとサイト上で、自分達の創設者は‘元Googleの最適化スペシャリスト’であると私に告げた。ちょっと調べると、確かに、この創設者は元最適化スペシャリストであることが分かった―元アドワーズ最適化スペシャリストである。

アドワーズとは、Googleの有料広告プラットフォームだ。SEOの世界とは何の関係もない。彼らはとても注意深く自分達の主張を言葉で表したが、それを何と言うか:真っ赤なウソ、である。

嘘つき!アドワーズ担当だったのだ。SEOではない。

Googleの‘アドワーズ最適化’チームは、クライアントがGoogleアドワーズにより多くのお金を使うことを手助けする。間違いなく彼らは、オーガニック、無料のランキングでクライアントの順位を上げることを手助けしてはいないのだ。もし彼らがそれをしたなら、クライアントがアドワーズに払う金額は少なくなっていただろう。

SEOの秘密の知識を持っていると言いたいがために元Google社員を使おうとする人とは決して仕事をしないことだ。彼らは、ほぼ確実に言葉をひねっている。Googleのマッサージ療法師は、Yahoo!のマッサージ療法師以上にあなたの順位を上げる手助けをすることはできないのだ。

3: 無能

ダメなサイン その3: SEOの無能力さ
強度: 4/5

あなたのSEO救世主のウェブサイトに行き、‘表示 >> ソース’をクリックして、HTMLコードを見てみよう。もしこんな風だったら:

titleタグがない?ほんとに?マジで言ってる?!

もう少しであなたはダメSEOにはまる所だった…。

Titleタグは、最も重要なオンページのランキング要素だ。出来の悪いtitleタグは、そのSEO会社がいい加減であることを意味する。titleタグが存在しないのは、完全なバカか、あなたの小切手をケイマン諸島に送ってあなたを無視するつもりでいるかのどちらかだ。

4: リンク

バカなサイン その4: リンクなし。ゼロ。零。皆無。
強度: 3/5

リンクはかつてのようではなくなってしまったが、有能なSEO会社なら少なくともいくつかのサイトがそのサイトにリンクしていることを期待する。

あーあ。リンクがこれ以上ない。

おっと。彼らには何のつながりもない!自分達自身のサイトさえも内部リンクとして登場しないのだ。

実際、それは目覚ましい技術の成果である。彼らに敬意を表そう。私は、これまでに100%リンクを秘密にすることを達成した人を見たことがなかった。

でもちょっと待って!もしかすると、Open Site Explorerならいくつかリンクを示してくれるかも:

リンクが1つ!!!

1つの、リンク。

もしSEO会社が、自分達のために数個のリンクを手に入れることができないなら、彼らがあなたのためにそれができることはないだろう。

5: ゴミ同然のランキング

ダメなサイン その5: 言葉のゲロのように見えるランキング
強度: 5/5

最後に、Googleでsite:www.crapseosite.com 検索をして、ランキングがどうなっているかを見るのだ(crapseosite.comを問題となっているあなたのダメSEOサイトに置きかえる)。もしもこんな風だったら:

ランキングのゴミ病だ!

こんなSEO‘エキスパート’は、脳なしだ。避けること。

注意すること

もしあなたが相手にしている会社がこれらの検証に通ったとしても、注意深く見ること:

  1. 彼らのクライアントと話す。
  2. 彼らのブランド名で検索して評判を調べる。
  3. あなたが一緒に仕事をすることになる人と話をする。その人達を信頼できるかどうか確かめる。

しかし、もし彼らが上に挙げた5つのダメなサインのどれかに当てはまる場合は、時間を無駄にしないこと。少なくとも創造的に嘘をつくという礼儀のある人を探すのだ。


この記事は、Conversation Marketingに掲載された「SEO butthead detection in 5 easy steps」を翻訳した内容です。

最後の締めくくりまで中々にウィットあふれる文章でした。それなりのSEOの知識があれば読んで笑って楽しかったで終わる記事ではありますが、Googleのアドワーズスペシャリストを、「クライアントがGoogleアドワーズにより多くのお金を使うことを手助けする」と解説していたのには追加で笑ってしまいました。そういえば日本でも「Yahoo!代理店」「Google代理店」といって実際はアドワーズの販売代理店にも関わらず堂々とSEOの営業をしてくる会社もあるようですが。。。騙す方が悪いのか騙される方が悪いのか。 — SEO Japan

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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