SEO作業を効率化するためのツールセット

公開日:2014/03/31

最終更新日:2014/03/31

ブログ

一週間ご無沙汰してしまったので今週はSEOの記事を大目にいきたいと思います。まずは米国でもトップレベルのSEOエキスパート、ロス・ハッジスによるSEOの作業を効率化するための各種ツールの紹介を。この手のツール、日本でも米国でも相当な数がありますが、その存在を知らずに無駄な手動作業に時間をかけているケースも意外とあったりするかもしれません。英語圏のツールではありますが、日本でも使えるものも多いと思いますし中級者以上の方の参考程度に。 — SEO Japan

様々なレベルの技能によって、 「優秀」なSEOのプロの称号を得られる。才能は関係ない。優秀なインハウス、エージェンシー、リンク構築、あるいは、コンピュータ科学の学位を保持するSEOのエキスパートは、その他の検索業界のエキスパートよりも深くアルゴリズムのことを理解している。

この傾向は10年が経過しても、ほとんど変わっていないだろう。上位30位からトップ 3を切り離す持ち味が、この全ての要素に詰まっている。しかし、他にもこれから変化する – そして、変化を続ける – ものはある。この要素は、現在、上位と中位の違いになっている。 それは、SEOの弱点を除去するスキルである。

規模の経済

SEOのあらゆるプロセスにおいて、データを入力するタイプのタスクに時間を費やさなければならなくなる時がある – ハッキリ言ってしまうと、考えなくても出来る作業のことだ。しかし、検索の分野の規模はあまりにも大きいため、少数派に属するプログラミングの苦手なSEOのプロ、そして、比較的若い世代にとっては、この作業は弱点の一つになり得る。また、この弱点は、許容できる範囲に収まっていないと言えるだろう。

SEOの担当者によって、このような弱点には差がある – 一部のSEOのスタッフはテキストブローカー等のツールの存在すら知らず、オープンサイトエクスプローラやアーティクルスピニング用のソフトウェアを利用していないが、一流のSEO業者は、遥かに低い価格でアウトソースすることが出来る時は、eメールの収集等のデータを集めるタスクを外注している。

SEO業界の大勢の仲間に話を聞いたところ、このような知名度の高い、スケーラブル(拡大縮小可能)で時間を節約することが可能なツールの知識が、人によってまちまちである点に私は気づいた。ニーズがないために、生産性の欠点を抱えていることが多い – 例えば、質を優先したリンク獲得戦略を策定しているなら、Raven SEOを使って、リンクのレポートを自動化する手法は、絶対に必要だとは思えないのだろう – ただし、確実に時間は増えていく。同じように、eメールのリンク構築が、当該の分野では現実的ではないなら、Mechanical TurkELance等のサイトを活用する戦略により、必要としている適当な300本のeメールを苦労することなく集めることが出来ると言われても、いまいちピンとこないだろう。

このような小さな差が、様々なプロセスで生じている – 今後、弱点が発生する穴を見つけることで、あらゆるSEOのエキスパートが、メリットを見出し – 解決に乗り出すようになるだろう。

今後、“優秀な”SEOになるには

現在、このような弱点 – そして、弱点を除去するスキル – は、検索結果に大きな影響を与える可能性がある。この類のデータ入力のタスクは、多くのSEOのプロセスを遅らせている – インターンにeメールの収集させるとしても、大きな変化をもたらすハイパーテキストを生成する他の作業に、インターンを当たらせることが出来るかもしれないのだ。

SEOのツールは日々進化している。このツールの役目は、弱点を除去することだ。5-10年以内に、SEOの弱点の問題は解決されるだろう – そのため、生産性を最大化することで得られる競争上のメリットは、少なくなる。しかし、現時点では、このメリットは実在する。大きな違いをもたらすことが出来るはずだ。一ヵ月に得るリンクの本数が100本から150本に、200本に、そして、300本に増やすことが可能だ。長期的な視点で考えると、プロセスのタイムロスを探し出し、除去し、取り組みを拡大し、より多くの時間をリンクの獲得に費やす方針は、絶対に必要である。

多くのエージェンシーや会社が、独自のテクノロジーを使って、このような弱点の多くを克服している。しかし、その多くは流出するか、あるいは、公開されているツールに取って代わる運命を迎えることになるだろう。 そのため、待つのではなく、今のうちに答えを出しておくことで、今後の競争力を確保する効果が見込める。

私の“弱点”のプロセスにも確実に幾つか穴がある – 皆さんにも同じことが言えるのではないだろうか。以下に、すぐに特定することが可能なSEOの弱点に有効に作用するツールを紹介していく。 また、現在の弱点も挙げていく – これには、皆さんに救済策を教えてもらう、または、SEO業界が解決する必要があるとアピールする意味もある。ジレンマの多くは、実は高度なエクセルの数式で解決することが出来る可能性がある – 解決策を知っているなら、是非、知らせてもらいたい。もちろん、効率/使いやすさを考慮して、ウェブアプリを作ってくれても構わない。

他にもプロセスがあるなら、あるいは、私が見過ごしているなら、指摘してほしい – その時点でリストに加え、また、希望する人には、リンクジュースを少し提供する。

サイトの評価

サイトの作成

競合者リサーチ

リンク構築

メンテナンス/レポート

このリストには幾つか問題がある – まず、もっと効率良く上記のプロセスを実行するツールが他にもある可能性がある点だ。また、皆さんがSEOの担当者として経験している可能性がある、あるいは、実際に経験したことがある弱点を見過ごしているかもしれない。いずれかのケースに思い当たる点があるなら、是非、連絡を取ってもらいたい。私は時間をかけてこのリストを拡大/改善していくつもりであり、今後、SEOの弱点に遭遇する度に更新していく。

「苦労なくして、苦労はない」と言う格言があったような気がする。

イメージ: The New Yorker


この記事は、Ross Hudgensに掲載された「Scaling SEO by Eliminating Pain Points」を翻訳した内容です。

若干、リンク寄りの記事ですが(スミマセン、記事も少し古いです)、あなたの知らなかった・使えそうなツールはあったでしょうか?ツールを使うかどうかはともかく、作業プロセスの整理にもなる記事でした。 — SEO Japan [G+]

記事キーワード

  • Facebook
  • X
  • はてなブックマーク
  • pocket
  • LINE
  • URLをコピー
    URLをコピーしました!

編集者情報

  • X
  • Facebook

アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

メディアTOPに戻る

RECRUIT

一緒に働く人が大事な今の時代だからこそ、実力のある会社で力をつけてほしい。
自分を成長させたい人、新しいチャレンジが好きな人は、いつでも歓迎します。