マーケティング分析でお馴染みeMarketerの予測では、Twitterの広告収入は今後3年間で3倍になり2014年の終わりには5億4000万ドルに達するそうだ。
調査は、このマイクロブロギングサービスは去年1億3950万ドルの広告収入を挙げたが、アメリカにおける利用増加は、その収入を新たな高みに進めそうなこのサービスの米国以外のユーザーと広告主の成長と結びついていたと主張している。
eMarketerは、現在はアメリカがTwitter広告の90%を占めるが、この数字は2014年までに83%まで落ちていくようだと指摘する。その合間に収益が3倍になると考えると、この会社の統計は、海外市場の出現はアメリカの収益をたった7%だけ薄くするのだから、2014年時点ではアメリカの成長が強いままであることを示している。
新興市場で成長するためのTwitterのプランは、サイト上のコンテンツの検閲を許可する構想の採用の背後にある1つの理由になりそうだ。Twitterは海外の国々の法律に従うように動いているとCEOのDick Costoloは主張しているが、それが新興市場からの収益にどのように反映されるものであるかはまだはっきりしない。
一方で、この会社はその検閲の手だてを完全に透明で政府態勢に反映するものにしている。ツイートそのものはサービス全体から削除されるのではなく特定の国ではグレー表示されることになるが、Chilling Effectsとの提携により、オンラインで目に見えるツイートを削除する全ての要請を見ることができる。それと同時に、全ての要請が実行に移されるという保証はなく、インドをちらっと見ただけでも、Web企業が政府の要請に抵抗することを恐れていないことが分かる。
同じく注目を浴びるソーシャルネットワークのFacebookは、今年IPOすることになっている。もしかするとそれはすぐのことかもしれない。その2011年の純利益は圧倒的な10億ドルに達したかもしれないと報告されている。これらの収益は、それが正しい数字ならば、その収益化の戦略をTwitterやその他のソーシャルネットワークのはるか先、そしてテック業界の最も裕福な企業からそれほど遠くない所に据えている。
eMarketerの予測は興味深いが、3年はどの業界においても長い時間である。特にソーシャルネットワークの世界においてはそうだし、Twitterの事業がその期間にどれだけ発展するかは現時点では分からない。やはり、その事業とユーザー基盤が2009年以来どう成長したかをただ考えてみることだ。
この記事は、The Next Webに掲載された「Twitter’s advertising revenue is predicted to triple by 2014 to reach $540 million」を翻訳した内容です。
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