スタートアップ&ノマド起業の場所を選ぶ際に検討すべき12事項

公開日:2012/09/27

最終更新日:2024/02/18

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先ほどの記事が重すぎたので、そもそもそんなことに陥らないように、スタートアップを新たに起業する際に事前に考えるべき要素についてまとめた記事をThe Next Webから。起業の場所に関して着目した記事になっており、スタートアップといわずとも流行のノマドで独立したいフリーランサー予備軍の方にも参考になりそうな内容です。 — SEO Japan

起業家精神には、魅力的な一連の自由がある:あらゆる種類のビジネスを作り、自分の時間を設定し、絶え間なく変わる職務説明書を明示し、地理的な限界がない。インターネットのおかげで、世界のどこでも自分の好きな場所を選んでスタートすることができるのだ。

しかし、家族のために家を選んだり、子どものために学区を選んだりするのと同じように、ビジネスを始める場所を選ぶ時に検討すべき大切な要因がいくつかある。注:あなたが地理・位置的な独立を検討しているならば、これらのことを最重要事項にすべきである!

そこで、成功を収めた若い起業家の一団に以下の質問をした:

起業家が会社をローンチするために新しい街を探すときには、具体的に何を見るべきか?

それでは、自分のスタートアップのホームベースと呼ぶべき新しい地域を検討する際に注意すべき12のことを紹介しよう:

1. 自分が誰を知っているか?

私は去年、私の会社Real Bullets Brandingをボストンに移したばかりだ。私が街を決めた時には、自分をクライアントに繋げる手助けをしてくれるような知人がそこにいるか、テックコミュニティがどれくらいアクティブか、それから生活費に目を向けた。

Caitlin McCabe, Real Bullets Branding

2. スタートアップ文化を探す

既存のスタートアップエコシステムが整っているかどうかを検討すること。スタートアップ文化のある都市は、高い確率で、インキュベーターや投資家や同じ考えを持った個人のネットワークのホームになる。より大きなサポートリソースを見つけることができるだけでなく、イノベーションに情熱を持った将来の社員に出会うだろう。

– Michael Tolkin, Merchant Exchange

3. ネットワーク作りのチャンスとイベント

どんな新しい都市でも、難しいのは人に会うことだ。あなたは、イベントに参加したり自己紹介をするチャンスのある場所に行くことができるということを知る必要がある。それは、コワーキングデーやユーザーグループだったり、カンファレンスだったりする。重要なことは、他の人がどこにいるのかを知っていることだ。

Thursday Bram, Hyper Modern Consulting

4. ライフスタイルを検証する

テクノロジーがますます速く動いている今日のグローバルなマーケットプレイスでは、多くの起業家は、どんな場所からでも仕事をすることができる。ビジネスが自分の生活と同じくらいスムーズに進むことができるように、バランスを保つことが大切だ。自分が楽しめる都市を見つけること―大切なのは環境と人間だ。自分が求めているものがあるか確かめること。自分がそこにいたい、会社をローンチしたいと思える場所に移れば、幸せになれるだろう。

Louis Lautman, Young Entrepreneur Society

5. 生活費

賃料。食事。ユーティリティ。これら全ての費用は積み重なって、あなたが自分の製品に費やすべきお金を奪い取ってしまう。リスクを負ったり、より多くの人を雇ったり、もっと高い都市に住んでいるがためにあなたのように大きな現金のクッションを持たない競合相手より長生きできるように、なるべく安い場所を見つけるのだ。地理的な位置はもはや必須ではない―資金が重要なのだ。

Colin Wright, Exile Lifestyle

6. 優秀な人材を探し求める

あなたの製品がどんなに優れていようと、どんなスタートアップにおいてもカギとなるのは、優秀な人材だ。もしあなたがテックスタートアップなら、事業会社から繁栄する都市にビジネスをローンチすることは理にかなわないかもしれない。生活費が低く、そこそこ良い大学や大学院課程を通じた地元の優秀な人材への多くのアクセスを提供する都市を見つけよう。

Warren Jolly, Affiliate Marketing

7. 現地の法律を学ぶ

自分のビジネスの規模と領域によって、地方税、雇用に関する法律、土地利用規制条例、経済発展誘因のようなことをチェックすべきだ。これらの変数があなたの収益性やビジネスの行い易さに大きな影響を与えることがある。

Elizabeth Saunders, Real Life ER

8. 誰が自分の仲間になるのか??

新しい場所に移るという点において最も重要な側面の1つは、近接関係だ。誰があなたのピアグループになるのか?今日のビジネス環境では、ネットワーキングが新しいベンチャーの成功と失敗の違いを生むことがよくある。新しい都市にローンチすることを検討する前に、自分のコンタクトとビジネスネットワークが整っていることを確認しよう。

Nick Reese, Microbrand Media

9. コワーキングの機会

選択できるコワーキングスペースがたくさんあることを確かめること。なぜなら、それらの場所はスタートアップで最初に働くときには理想的な場所だからだ。

Ben Lang, EpicLaunch

10. 地元の顧客を調査する

理想的には、あなたの会社は、口コミで噂を生み出して良い時も悪い時もあなたを支援してくれる地元支援者の絆の固いグループのおかげで成長していく。あなたの将来の移転地には、自分の理想的な顧客がすでに十分に住んでいる場所があるだろうか?

Alexandra Levit, Inspiration at Work

11. クライアントを見つける

もしあなたが成長しようとしていて、自分がそうするのを手助けするために大きなブランドを必要としているのなら、自分の製品やサービスのスイート・スポットで関係を築くことが出来る有名な顧客がいる都市に会社を置くこと。早い段階での有名なクライアントの名前が信頼性を築くのに役立つ。

Susan Strayer, Exaqueo

12. 投資家を視野に入れる

ある時点で、投資家から資金調達をする必要があるかもしれない。もしあなたが会社をローンチしようとしている街に投資家コミュニティがなければ、これはものすごく難しいか全く不可能になる。エンジェルグループ、個人投資家、VC、その他の地域の資金提供ビジネスについて調査すれば、投資家コミュニティの強さを判断するのに役立つだろう。

Derek Johnson, Tatango

画像クレジット: findfado


この記事は、The Next Webに掲載された「12 things to consider when deciding where to start up」を翻訳した内容です。

日本は米国以上に一都市(東京)中心の国ですが、最近は地方の低コストや人材リソースが最注目されているようですし、いずれにしても一極集中は場所間の競争が減り(例:ニューヨークvsシリコンバレーのような)余り良くないこととは思いますし、もっと地方のスタートアップやベンチャーが元気になっていくといいですね。最近は海外進出を検討している企業も多いようですし、そういう企業にとっても参考になるような記事だったとは思います。 — SEO Japan [G+]

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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