コードを学ぶのと同じように、デザイナーとして上達する一番の方法は、習うより慣れることだ。それでもやはり、優れた作品を称賛して模倣すること(という名の練習)が驚くべき効果を発揮しないというわけではない。何よりも、他のデザイナーが過去にしたことを見ることは、相当な時間の節約になる。なぜならデザインには歴史があり、誰もが有効なものと有効でないものから学ぶべきだからだ。
今回の記事では、あなたのデザインのインスピレーションのなるような、15の見事なユーザーインターフェース(UI)のリストをまとめた。UIをデザインすることとそれを完璧なユーザー体験(UX)に発展させることは全く異なることだが、全ては完璧な製品として組み合わさるということを強調しておく。
1. 76 Synthesizer:
模擬テクスチャがこのアプリがどう使用されるべきかを明確にするのを手助けしており、最高のSkeuomorphicデザインといえる。装飾としてだけの機能を果たし、時に気を散らす以外の何物でもなくなるAppleのSkeumorphic作品とは対照的だ。
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2. Camera Genius:
ここでもまた、アプリのリアルなデザイン要素が、巧妙に活躍している。明確な視覚の階層が、このUIをとてもスムーズに見せ、使い易くしている。
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3. Hype Peak:
このクリーンで興味をそそるモバイルUIは、そのWebバージョンと完璧に連携している。
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4. FL Studio Mobile:
FL StudioのiOS用UIの見方を完全に見直し、このUIはその名を堪能している。私は特にオーディオトラックの明るい色が好きだ。
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5. Dro.pt:
これらのモックアップのみから判断して、私はこのサイトのアプリっぽいユーザーインターフェースが好きだ。豊富に感じるが整然としていて、何時間もぶっ通しで見事な画像を見て気分を紛らわしたい人にとってはパーフェクトだろう。
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6. Envisioning:
とりわけ試験的でリスキーであるが、このコンセプトアプリは、ユーザーにサイエンスフィクションを思わせるインターフェースを体験させ、テーマについての事実とフィクションを組み合わせる面白いUIを積み込んでいる。
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このアプリのデザインコンセプトは、モバイルデバイスで見るべき、そして見ることができるミュージックプレイヤーの概念を変える。スペースの使い方は確実に面白いし、ボリュームなどの小さなコントロールは持ち歩く際に使いにくいかもしれないが、その特定の機能はハードウェアによって解決されるともいえる。
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8. Galeria:
このアプリの大部分はとてもスタンダードなパターンに従っているが、うれしい驚きとして機能を果たすいくつかオリジナルの面白いナビゲーション要素がある(上の写真で見ることができるカードなど)。
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上を見ると分かるように、驚くほど明確な天気の絵文字が、このアプリコンセプトをかなり魅力的で簡単に理解できるものにしている。
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10. Bloodnote:
Bloodnoteは、自分の血圧を記録して健康を管理することができるシンプルなアプリだ。Peter BajtalaとMatt Ludzenによって作られた。このアプリの素晴らしい最小限のUIが、平凡な作業をもっと魅力的なものに変えている。ここ(日本語)で私たちの詳しいレビューを読もう。
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11. iORGEL:
これは、クラシックなオルゴールを本格的なアプリに変えようとしているだけでメダルに値する。実際にそうすることに成功しているという事実が、全てをもう一段階上のものにする。
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12. Belongings:
このアプリは、保険を目的として、あなたが所有する全てのもののリストを作ることを可能にする―とても苦痛で面倒に聞こえる作業だが、Belongingの遊び心のあるブランディングと見事なUIによってそうではなくなっている。
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13. Twidy:
Twidyの明るい色別のリストが、App Storeを埋めてきた他の数えきれないほどの生産性アプリからそれを目立たせるのに役立っている。
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14. Craigslist Premium:
もうすぐやって来るこのアプリのエレガントで明らかに高性能に見えるデザインが、それ自身を“プレミア”と宣言する権利を与えている。Web上の最も醜い体験の1つ(Craiglist.com)をずっと魅力的なものに変えることに成功した。
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15. Billr:
経験から言うと、割り勘にするプロセスを簡単にするというこのアプリの目標は、確実に称賛に値する。そのプロセスの中でそれが格好良く見えるという事実が、それをもっと特別なものにしている。
このリストは始まりにすぎず、最終的なものではない。もしあなたにも触れておくに値するお気に入りがあるなら、コメント欄で教えてほしい!
それをしながら、もしかするとあなたは、Internet Week NYを祝って、現代の偉大なユーザーインターフェースデザイナーを紹介した最近のエキシビジョン、The Art of Appsもチェックしたいかもしれない。
この記事は、The Next Webに掲載された「15 gorgeous mobile UI designs for your inspiration」を翻訳した内容です。
よくよく見ると実際のアプリとしてはリリースされていないコンセプトデザインが多かったようですが、どれも本物のアプリを見てみたい!触ってみたい!と思うものばかりでした。特に1&2の疑似テキスチャはその種のアプローチでデザインされたアプリが今余りないだけにとても興味深かったです。3年後のアプリデザインがどのように進化しているのか、今からワクワクしてくる記事でした。 — SEO Japan [G+]
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