誰も見向きもしなかった市場に特化したソフトウェア販売で勝負する会社にしては、37signalsは大健闘しているといえる。読者の多くがその名前を一度は聞いたことがあるだろうし、彼らのソフトを実際に使っているだろう。今回、37singnalsのブログは、彼らの製品BasecampはFortune500企業中、321社に、そしてHighriseは127社によって使われているという驚きの統計を発表した。
さらに細かくFortune100や50まで分析した結果も報告されている:
Basecampの利用:
Fortune 50社中、35社
Fortune 100社中、68社
Fortune 500社中、321社
Highriseの利用:
Fortune 50社中、23社
Fortune 100社中、41社
Fortune 500社中、127社
ちなみにこの統計は会社全体で利用していることを意味するものではない。37signalsでは各企業のメールアドレスが登録ユーザーに1つでも含まれていれば1社と数えている。何千人の大企業であっても1人でも利用者がいればカウントされるわけだ。37signals自身もブログで
調査にはメールアドレスを利用しており、100%正しいとはいえない
と伝えている。
とはいえ、5年前にシリーズAの投資を受けただけで、現在何本かのソフトウェア製品を開発しているにすぎない企業にしては素晴らしい功績だといえるだろう。
この記事は、The Next Webに掲載された「37signals: 321 of the Fortune 500 use Basecamp」を翻訳した内容です。
メールアドレスベースとはいえ、それだけ多くの人、企業に利用されているというのは見事だと思います。確かに私も海外の連中とプロジェクトがある際は最近はほぼBasecampになっています。プロジェクト管理ソフトも過去何百と存在したと思いますが、知らず知らずの間にBasecampがデフォルト化していった気がします。 英語圏、特にウェブで仕事をしている人ならBasecampを使ったことがない人が珍しい位かもしれません。はっきりいって特別に何かがすごいというわけではないのですが、とりあえずマニュアルを読まなくともすぐに使えてしまう使いやすさが良いのでしょうね。しかしこういうソフトハウス・ネット企業のあり方も魅力的ですね。日本にも個性豊かな社風と感性でユニーク・便利なソフトを開発しウェブで提供している小さいけれども光る会社が登場し出していると思いますが、いつか37signalsのようにグローバルで普及するソフトが登場すると嬉しいですね。 — SEO Japan
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