まだまだ続くスマホ&アプリブームですが、今回は、スマホアプリを作成する際に気をつけたいユーザービリティ上のポイントについて考察した記事を。スマホアプリで一獲千金を狙っているあなた、どんなにアイデアが良くともアプリが使いにくくて敬遠されればあなたのアプリドリームも一巻の終わり。勢いで作り出す前に一度この記事を読んでみては? — SEO Japan
モバイルアプリケーションは、いつでもどこでも繋がっていることやウェブページにアクセスすることの代替手段をユーザーに提供するために重要である。そのプログラムは、市場で競争力を保つのに必要不可欠な存在であり、当然、賢く作らなければならない。
しかし、そこにはたくさんの潜在的な落とし穴が待ち受けている。この記事では、あなたのモバイルユーザビリティに影響を与えるかもしれない避けるべき過ちを紹介する。
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モバイルデバイスを小さなコンピュータとして見ることはあまりに単純化しすぎている。コンテンツは単にサイズを縮小すればいいという考え方はとても危険なものだ。
モバイルアプリケーションは、大きなデザインの徹底改修を要求することが多い。フォントとカラーは視認性のために再調整される必要があるかもしれないし、コントラストとリソリューションをくっきりとさせる必要があるかもしれないし、複雑なデザイン特徴は外したり劇的に修正される必要があるかもしれないし、最も大切な要素を一緒に閲覧できるように情報を変える必要があるかもしれない。
当たり前のことように思えるかもしれないが、あまりに多くのモバイルアプリケーションが、現実世界でどう使われるのか実態を把握していないようなのだ。それは、慌ただしく、もしくは短時間で、あるいは注意散漫な状況で使用される。
モバイルユーザビリティは、通勤中や友人と外出している時や会議を待っている間など、“あちこち動き回る”状況のために作られるプログラムに依存する。大部分のユーザーは今でも、たくさん読んだり調査したりする場合にはコンピュータを頼りにするため、モバイルアプリケーションはそれ相応に作られなければならない。余分な情報はそぎ落とし、ユーザーが望んでいる情報にできる限り早くアクセスできるように素早いショートカットでいっぱいにするのだ。
広範囲に及ぶ閲覧や複雑な検索は、モバイルデバイスが一般的に使われる目的ではないため、自分のオーディエンスのゴールを理解することがアプリケーションを作るのに不可欠な部分だ。自分の無料ウェブサイトクリエイターがネット上ですることを完全に複製する必要はなく、代わりに自分のビジネスサイトを新しいコンテクストに合うように賢く作ることだ。
先に述べたビジビリティの制約とユーザーの時間制約の理由から、モバイルアプリケーションは、各ページが整理されて簡単に進んでいけるように情報を思慮深く分けることが必須だ。
自分が提供するオプションの量を注意深く選択することが、ビジネスで最初に手を付けなければならないことだ。ウェブページデザイン内でそれらを優先順位付けすることがもう一つだ。そして、訪問者にアプリケーションを案内する手助けをするホームページリンクを作る。これらのことは、ユーザーがページ上の必要のないものを回避して自分にとってふさわしい情報に直接向かうことができるようにするのに役立つ。
そのような区分けを作ったり、情報を違う風に配置したり、セクション同士をリンクしたりすることが、オーディエンスを圧倒したりユーザビリティの混乱を引き起こしたりするという落とし穴を避けるのに役立つ。
編集することは、モバイルコンテンツの観点からだけでなく、写真や動画やデジタルポートフォリオのようなメディア機能の観点からも重要だ。モバイルデバイスでは通常のコンピュータよりもアプリケーションの読み込み時間が長くかかることがあるという事実を頭に入れておくことが必要だ。物事をシンプルに保つように選択することが成功の主な要因になる。
絶対に避けたいのは、ユーザーが半分だけ読み込んだ画像に退屈して他のどこかに行ってしまうことだ。同様に、テキストを大量に含んだページで彼らを攻撃することも悲劇を引き起こす可能性がある。あまりに多くのリンクでユーザーをグルグルと回遊させれば、彼らは当然イライラするだろう。これら全ての点において、整然とした提供物の選択がマストなのだ。
全てのモバイルデバイスが同じように機能するわけではないということを覚えておこう。1つのアプリケーションのデザインが、全てのタイプに対応すると思い込むのは大きな間違いだ。
自分がアプリケーションを作るデバイスのタイプを選択し、その機能についてプラス面マイナス面をリサーチして、情報を提示するのに一番良い方法を探り、この特定のモバイルデバイスのために自分のサイトを最適化することが極めて重要だ。
1つ以上のデバイスタイプに向けてプログラムをデザインすることを選択する場合には、デバイス間の違いによって変更をしたり調整をしたりする覚悟をしよう。
最後に、プロトタイプを作ってテストグループを実行することが、モバイルユーザビリティの成功を確実にするためには必要不可欠なステップだ。せっかく入念な準備をしておきながら、最後のステップを省略するほど馬鹿げたことはない。フォーカスグループからフィードバックを獲得して、アプリケーションを調整するのだ。プログラムの利用が可能になると、後戻りするのはずっと難しくなるため、そうしなくてはならないことがないようにしよう!
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この記事は、spyrestudiosに掲載された「Top 6 Mistakes to Avoid in Mobile Usability」を翻訳した内容です。
どちらかというとウェブサービスをアプリ化する際は、ゲーム以外の実用アプリに関するアドバイスが多かったと思いますが、どれも当たり前といえば当たり前ですが、実際にアプリを作る際にきちんと認識した上で設計から取り組みたいアドバイスばかりでした。「アプリが人気だから」「スマホユーザーが増えたから」アプリに取り組むこと自体は構わないと思いますが、どういう風にアプリを作るべきか、ということは、この記事にあるようなユーザーの利用シーン、ニーズ、スマホの特性を考えた上で、最適なものを届けたいですね。 — SEO Japan [G+]
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