日本の中堅企業は現金主義
世界7ヵ国の中堅企業(年間売上高が5.1億~1020億円)の財務意思決定者に対して、経費の主な支払い方法を質問したところ、日本の半数以上が「現金」と回答しました。アメリカ・イギリスの13%と比べて日本の現金主義(53%)が目立っています。また経費などの一元管理システムの導入率も、7ヵ国の中で日本が最も低いという結果も出ており、やっぱり紙での管理が一番、と考えられているようです。
日本の企業が求めているのは、優秀な人材?
日本以外の国は「ビジネスの成長」が今後6カ月の最優先事項だと回答した一方で、日本は「ビジネスの成長」と「人材確保・育成」が同率で1位でした。
優秀な人材は「企業理念や文化」で維持できる?
会社が社員を確保し維持する上で最も大切な事ってなんでしょうか。
他国では「給与や待遇など」を上げた国が多く欧米では30%以上だったのに対して、日本はたったの14%。代わりに「企業理念や文化」が社員を引き留めていると考える企業が多いようです。オーストラリアでは「フレキシブルな労働時間」が1位なのも考え方の違いが表れていて面白いですね。
調査結果の詳細は「アメリカン・エキスプレス世界7カ国中堅企業調査」をご覧ください。
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大企業のように新卒を育てるよりも、即戦力のある”優秀な”人材を採用したい、という日本の中堅企業の欧米的な意識が顕著に表れていますが、その人材を維持する理由には大きな違いがあり、さらに折角採用した優秀な人材も、本来の業務より、紙で提出する経費清算の処理に追われてしまっているかも…という状況も垣間見える調査結果でした。(※本インフォグラフィックは弊社がデザインをお手伝いをさせて頂いた経緯でご紹介しました)– SEO Japan
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