Facebookが株式を公開して以来、全く新しい口先だけの投資家や戦略家が出現し続けている。あのIPOを失敗だったと言う者もいれば、時間がかかると言う者もいる。このストーリーに関して最も面白いことは、それがテクノロジー投資全体に対して意味していることだ。
この業界の実情を正確に把握している人の1人が、『MoneyMoves』と呼ばれる番組の司会を務めているBloomberg TVのDeirdre Boltonだ。彼女はテック界だけを取り上げるわけではないが、最近は、特に過去数年間にわたってニューヨーク・シティで沸き立っているシーンと共に、多くそれを番組に取り入れている。
私たちは、今日、Boltonがテック投資に何を見ているかについてインタビューをすることができた。そして、私は彼女の回答のいくつかを特に面白いと思った。彼女は、ニューヨークのF.oundersカンファレンスでテックに関与する有能な人物たちと話をしてきたのだ。
TNW: マイクロ投資は、テクノロジーバブルとは関係のない秘密兵器なのでしょうか?
Deirdre Bolton: 私はこの件に関していくつか興味深い見解を聞いてきました。今週の金曜、私は、Bloomberg TVの『MoneyMoves』をNASDAQで撮影したF.ondersカンファレンスから放送しました。
私は、SurveyMonkeyのCEO(そしてSheryl Sandbergの夫である)Dave Goldbergにインタビューをしました。彼は、最近のテックバブルを乗り越えたため、このトピックに関して面白い考えを持っていました。彼は私に、今、企業の大部分は本物のビジネスモデルを持っているため、今回それはテックファンドとは確実に違うと言いました。何かを作りたいと本当に思っているこれらの新しい企業―彼らは素早く金持ちになるために入ってきたわけではない―は、強欲さが蔓延していた99年とは違う。Goldbergは、今回は投資家と起業家は“地に足がついている”と言っています。
TNW: 私たちは、企業がユーザーにサービスにお金を支払うことをお願いする代わりに資金提供をお願いすることができるところまで到達すると思いますか?
Deirdre Bolton: 今は使えるお金がそんなに多くないので、それは必要ではないかもしれない。起業家にとって課題なのは、本当に必要にならない限りお金を取らないことです。
TNW: ベンチャーキャピタルであなたが目にしている高まりつつあるトレンドの中で驚いたものはなんですか?
Deirdre Bolton: Google VenturesのパートナーでAndroidの共同クリエイターのRich Minerが、今週の金曜のF.oundersで、製造業などの従来の業界以上にテックが早く変化していることに驚いていると私に言いました。彼は、早い変化は、テクノロジーのおかげで多くの従来の業界にさえ起きていて、その変化のスピードには驚かされると言っています。
TNW: 創設者は資金調達に関して以前よりも賢くなっているのですか?
Deirdre Bolton: はい。私は、Floodgateの経営パートナーのMike Maplesと話をしたのですが、彼もそうだと言っていました。創設者たちは資金調達に関して以前よりも賢くなっています。彼らは、ただそうなるしかなかったのだけれど、可能性は今も厳しいのです。
Maplesは、テックコミュニティは、成功するであろう10,000社のうちの同じ10社のために、常にお互いを求め競い合っていると言いました。
TNW:多くの企業が群がっているニューヨーク・シティは、シリコン・バレーとは対照的にどこが魅力てきなのでしょうか?
Deirdre Bolton: 今現在、あまりに多くのビジネスがテックによって“邪魔されて”います。誰もが、ファッション、ファイナンス、メディア、広告のハブとしてニューヨークについて話します―そして、これらのビジネスの全てがいつでも崩壊する状態にあるのです。だから私は自分の番組『Money Moves』を始めました。そこでは、代替資産、未公開株式、ベンチャーキャピタル、エンジェル投資などに投資をすることに目を向けます。今、ニューヨークにはそういった欲求があり、このスペースを取り上げることは、それが飛躍的に成長し続けているために、とてもエキサイティングなのです。
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どちらの海岸出身であるかという意味でテクノロジー企業を考える理由はないが、私はこの文化がいかに異なるかは面白いと思う。
明らかに、Boltonは何が起きているかを正確に知っていて、彼女の番組は最新情報を集め、それを理解しやすくする。もしあなたが上場企業に投資することを考えている、もしくはあなたが創設者やVCなら、それは録画すべき番組なのだ。
この記事は、The Next Webに掲載された「Bloomberg TV’s Deirdre Bolton talks to us about the current technology investment trends」を翻訳した内容です。
定期的に圧倒的な存在となるニュープレーヤーが登場する米国のテック業界ですが、成功できるのは「10,000社中、10社」なんですよね。つまり1,000社に1社、、、日本もまだまだスタートアップが足りなさそうです。しかし、サーベイモンキー(オンラインアンケートで有名なネット企業)の社長の奥さんがフェイスブックのシェリル・サンドバーグだったとは知りませんでした。子供がいたらどんな大人になるのでしょうか。話しは戻って写真も掲載されていますが確かに美人アナリスト&司会者の彼女でした。最後のコメントが現在のシーンを最も的確に現していそうですし、鋭い視点ですね。「あまりに多くのビジネスがテックによって“邪魔されて”いる。誰もがファッション、ファイナンス、メディア、広告について語るが、これらのビジネス全てがいつでも崩壊する状態にある。」同時に、テクノロジーでスタートアップ起業したいあなたには大チャンスな時代ともいえるのでしょうか。 — SEO Japan [G+]
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