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本記事は、SEOやコンテンツマーケティングに強みを持つ米国の代理店「RicketyRoo」のディレクターで、ローカルSEOとテストの分野で著名なオピニオンリーダーとして知られているCeleste Gonzalez氏によって執筆された、Search Engine Landの記事『How to build FAQs that power AI-driven local search』を翻訳したものです。
レビュー、SNSのコメント、通話データを、実際の質問に答え、情報のギャップを埋め、プラットフォーム間で一貫性を保つコンテンツへと変換しましょう。
AI検索において「情報の出し過ぎ」ということはありません。提供する詳細情報が多ければ多いほど、あなたのビジネスが第三者の情報源に取って代わられたり、検索結果から完全に除外されたりする可能性は低くなります。
AI検索の台頭により、ユーザーは答えを、しかも素早く求めていることがわかっています。Googleマップには「行く前に知っておくべきこと(Know before you go)」や「この場所についてマップに聞く(Ask Maps about this place)」(Googleマップの新しい会話型「AIモード」であるAsk Mapsと混同しないでください)といった機能があり、これらはいずれも、ユーザーがWebサイトやSNSを直接訪れることなく、その場所に関する情報を簡単に見つけられるようにするAI機能です。
また、Merchant Centerには、買い物客がブランドとチャットできる新機能「ビジネス・エージェント(Business Agent)」が追加されました。ビジネス・エージェントは、ビジネスの製品情報やWebサイトから情報を引き出し、ユーザーの質問に回答します。
こうした機能の継続的な展開に備える最善の方法は、標準的なSEO調査だけでなく、顧客調査に基づいたFAQコンテンツを最優先にすることです。
「この場所についてマップに聞く」機能では、あらかじめ用意された質問が表示されるほか、ユーザーが独自の質問を入力することも可能です。AIが回答を生成できない場合は、「この場所について、あなたの質問に答えるための十分な情報がありませんが、別の質問を試すことができます」と返答されます。
現時点では基本的なQ&A機能ですが、将来的にはより会話型になることが合理的に予想されます。Googleビジネスプロフィール(GBP)の従来のQ&A機能が廃止される中、これがその代わりとなります。AIが参照できる情報がWeb上に存在しなければ、ユーザーを迷わせることになります。
これは、すべてのページにQ&Aを設けたり、SEOツールから「他の人はこちらも質問(People Also Ask)」の質問をすべて取得してそのまま使用したりすればよい、という意味ではありません。それはあまり戦略的ではなく、それらの質問は単に検索ボリュームを反映している可能性が高いからです。
では、全国的な検索ボリュームには現れない質問や、特定の地域や場所、その検討事項に極めて特化した質問についてはどうでしょうか? 例えば、ビクトリア様式の住宅や、特定の市の保険法などを考えてみてください。
SEO Japan編集部より補足:「ビクトリア様式の住宅や、特定の市の保険法」というとイメージが湧きづらいかもしれませんが、つまり、特定地域の建築規制や自治体ごとの条例と理解していただければと思います。
AI機能と人間の両方に役立つFAQ戦略を構築するには、以下の2点が必要です。
(さらに詳しく:ローカルSEOスプリント:2026年のサービス業向け90日間プラン)
ほとんどのビジネスは、ツールが提示する「顧客が知りたがっていること」(通常はローカルデータではなく全国データに基づいています)に基づいてFAQを作成しますが、ローカルな視点が欠けています。最善の開始方法は、FAQコンテンツを再評価することです。
(FAQコンテンツは)どこに存在していますか? 何か所でFAQに回答していますか? ターゲット層が存在するすべての場所、そして彼らが質問をしたり、あなたのコンテンツに関与したりする可能性が高い場所をすべて考慮に入れてください。
以下の項目を精査してください:
また、Googleマップを開き、自社や競合のGBPに「この場所についてマップに聞く」機能があるか確認し、推奨されている質問や未回答のままの質問をメモしてください。
(さらに詳しく:ローカルランキングがずれている場合、マップピンが原因の可能性あり)
クライアントのソーシャルメディアチームと協力して、どのような質問を最も頻繁に受け取るかを尋ねることができます。 ソーシャルメディア・マネージャーは、コメントやDMで回答した質問の種類について、最も深い洞察を持っているでしょう。彼らと協力してこの情報を入手できるのであれば、ぜひそうしてください。
また、単にクライアントのソーシャルメディアアカウントを訪れて、そのコンテンツを確認することもできます。コメント欄で人々が尋ねている直接的な質問を探し、また投稿されているコンテンツに基づいて人々がどのような質問をする可能性があるかを考える必要があります。
NakedMDは、全米に展開するメディカルスパのチェーンで、TikTokで定期的にコンテンツを投稿しています。彼らは唇への注入治療のビフォーアフター動画を投稿しました。


コメントの一つに、溶解サービス(フィラー除去)も提供しているか尋ねている人がいましたが、彼らのサイトを訪れて「溶解(dissolver)」と検索しても、何も表示されません。彼らはそのコメントにも返信していませんでしたが、他の人たちのNakedMDでの体験に関するTikTok動画を見た限りでは、彼らはフィラーを溶解することができます。
残念ながら、私はNakedMDでフィラー溶解に対応していることを、彼らのサービスに対するネガティブなTikTokレビューから知ることになりました。これは、Webサイトやソーシャルメディアでこれに関するコンテンツを作成する絶好の機会です。フィラー溶解について自社から積極的に発信すれば、ネガティブレビュー経由でしか知られない状況を避けることができます。

ソーシャルメディアから得られるFAQコンテンツのもう一つの例は、ユーザーを混乱させたり、もっと知りたくさせたりする可能性のある投稿です。このTikTokでは、スタッフに「ゼオミン(Xeomin)」か「ディスポート(Dysport)」のどちらかを選ぶよう求めました。それだけです。スタッフ全員がゼオミンを選びましたが、なぜそれを選んだのかについての補足情報はありませんでした。このようなコンテンツは、これらの追加の質問に確実に回答するための、さらなる機会を提供してくれます。
FAQの機会を見つけるために、まずはクライアントのソーシャルメディアアカウントから始めてください。また、競合他社のソーシャルメディアアカウントや、クライアントの製品やサービスに関する一般的なRedditの投稿もチェックしてください。
(さらに詳しく:「They Ask, You Answer(顧客の質問に答える)」をSEOとAIのビジビリティに適用する方法)
通話の文字起こし(トランスクリプト)やレビューは、顧客がクライアントについてどのように感じているかを知るための直接的な手段です。
これら両方のデータセットは、顧客の悩みや優先順位についての洞察を提供します。文字起こしやレビューから特定された強みと弱みの両方を活用して、FAQコンテンツを作成しましょう。
例えば、レビュアーが「緊急」「真夜中」「日曜日」という言葉を頻繁に口にしていることに気づいたとします。顧客は、ホームサービスのプロバイダーが、曜日や時間を問わず緊急時に対応してくれることを喜んでいます。サイトのコンテンツが、ユーザーが言っていることと一致しているか確認してください。おそらく、ホームページのH2(見出し2)に「年中無休、24時間365日の緊急サービス」と含め、サービスページでそれをセールスポイントとして活用することになるでしょう。クライアントのサービス時間について疑問が生じた場合、それをページに記載しておくことは、暗黙のうちにその疑問に答える方法となります。
これは単純な例ですが、文字通りのFAQ形式で書くことなく、潜在的な質問に答えるためにこのデータをどのように活用できるかを考える簡単な方法です。GoogleはAI主導の回答を提供するために、あなたのサイト内のコンテンツから情報を引き出しています。FAQ形式が一部の質問には最適かもしれませんが、それが機能する唯一の形式ではありません。
既存のFAQをレビューする際は、プラットフォーム間の一貫性を確保してください。クライアントがWebサイトではある方法で回答し、Yelpでは別の方法で回答している場合、何が正解だと判断できるでしょうか? 一貫性のない回答は、人間とLLM(大規模言語モデル)の両方を混乱させます。
ジェイソン・バーナード氏が最近書いたように、AIプラットフォームは、モデルの知識、その知識に対する確信、およびクエリの時点で取得された情報に影響される確率分布からサンプリングを行うことで回答を生成します。
AIシステムが複数の信頼できるソースで同じ情報に遭遇すると、その情報に対する確信度が高まります。反対に、矛盾する情報を見つけたり、一箇所でしか答えを見つけられなかったりすると、確信度は低下します。
ワークフローにFAQのレビュープロセスを必ず含めてください。営業時間、価格帯、空き状況、サービス内容に関連する情報を定期的に監査し、頻繁にレビューできるようフラグを立てておきましょう。これらの領域は最も急速に変化する傾向があり、古い情報を掲載していると顧客の信頼を大きく損なう可能性があります。
(さらに詳しく:近接性のパラドックス:ローカルSEOの距離バイアスを克服する)
FAQ戦略を用意しておくことは決して新しいことではありませんが、その重要性とアプローチは変化しています。「この場所についてマップに聞く」のようなAI機能の台頭により、構造化され、一貫性があり、明示的なサービス、製品、および価格情報の重要性がより強調されるようになりました。
どこに存在するにせよFAQをレビューし、すべてのデジタル接点で一貫性を監査してください。これは、今後GoogleマップやGoogleビジネスプロフィール全般に訪れる変化に備えるための、重要なステップとなります。
SEO Japan編集部より:
AIへの対策として、FAQの作成を考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
実際アイオイクスでも、単にFAQを設置するだけでなく、Q&Aの構造化マークアップを実装したうえで、検索需要のあるテーマごとに専用ページを新設する施策を複数案件で展開しています。重要なのは記事内でも触れられているとおり、WebサイトのFAQだけでなく、レビュー対応やSNSでの発信を含めた「回答の一貫性」まで設計することです。
今回の記事はローカルSEOの観点から書かれたものですが、ローカルかどうかに関わらず、ポイントなのは「ユーザーが知りたがっている内容について、多様なプラットフォームで一貫して発信すること」です。
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