午後の2つ目のセッション。SEOの効果測定について。原題は「Meaningful SEO Metrics: Going Beyond the Numbers」。パネルディスカッション形式。まずはそれぞれが少しずつ話を。
一人目の方は余りに普通の話だったのでパス。
二人目のブライアン・クリフトン氏は、Google Analyticsを使った4つのSEOの効果測定の方法を紹介。この方、同じ内容の本も書いているようですね。
まずメトリックスには2種類あると。
1. オフサイト・メトリックス
サイト以外の場所のメトリックス。ニールセンやhitwiseなど客観的なデータを提供してくれるサービスもある。
2. オンサイト・メトリックス
サイト上のメトリックス。Google Analyticsを始め、様々な解析サービスがある。
広告やSEOの効果を上げる方法は下記の流れ。
1. 獲得
2. エンゲージ
3. 測定
4. 分析
5. テスト
ユーザーをオフサイトから獲得した後は、2~5を繰り返す。
。。。2の「エンゲージ」は日本語で何と言ったらいいのか、ユーザーにメッセージを伝える、と言う意味ですか。いずれにしてもここまでは普通の話。
ここからAnalyticsを使った細かい解析手法を4つ紹介。
1.
まずはブランドエンゲージメントの話。ブランドエンゲージメントは、
「ブランドキーワードの検索による訪問+直接訪問」
を
「検索による訪問+直接訪問」
で割ると計算できる、と。例えば
(2,544+5,777) / (9.326+5,777) = 55.1%
この数値は有名ブランドであればある程高くなる傾向がある。
ブランド関連検索が多ければ%は高まる。
。。。逆に考えると、このパーセンテージが高ければ高い程、SEOが十分にできていない、、と言う気もしますが。
2.
次に検索トラフィックを生んでいるページの話。
インデックスされているページ数
を
ランディングページに一回でもなったページ数
で割ると出てくると。
。。。ロングテール対応度は分かりますかね。
3.
次にランディングページの直帰率の話。
・50%以上あると、赤信号。
・25%-50%は、普通。
・25%以下は、優秀。
直帰率が高いオフサイトリソース(ようするにどのリンクから来たか)を調べて可能なら改善したい、とのこと。
。。。広告ならできますけどね。後、SEOでより幅広い検索ユーザーを取り込んでいる場合は、直帰率が高まりがちと思いますが。。。
4.
最後に
1訪問の価値
を探ろう、と言う話。コンバージョンと紐付けられればすぐに出る。リファラーの種類毎に価格を計算して、どのオフサイトメディアが一番効果があるか調べたい。一般的にはサーチの価値が高いのがPPCとSEOを比較して、必要な投資をすべき、と言うこと。
—
最後にTargetStoneのマイルス・ベネット氏。「成功するためのSEOメトリックス」と言うテーマ。
まずはSEOに必要な手法を一覧で紹介。
【オンサイトストラテジー】
・キーワード
・キーワードフレーズ
・オンサイトサーチ
・キーワード比率
・URL
・エントリーポイント(ランディングページ)
・コンテンツ
【オフサイトストラテジー】
・リンク獲得
・競合分析
・クリックストリーム
・リファラー
・ブログのコメント
・被リンク
・ビデオ
・ソーシャルメディア
上記にサイト上のコピーライティングやエンゲージメント、そしてコンバージョンが関わってくる。各要素をどう関連付け、戦略を立てられるかが大事、と。
。。。それが難しいんですけどね。
最後にSEOの効果測定のポイントを。
・リファラー経由のトラフィック
・キーワードとコンテンツの比較
・ソーシャルメディアでのコメント
・検索結果
・自然な検索結果 vs SEOを実施した検索結果
。。。少し普通過ぎました。
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最後にQ&A。今回は手を上げる人が多かったですが、余りこれと言う内容が無かったのでパス。
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今回はちょっと消化不良な内容でした。二人目の人のように、具体的に話してくれた方が参考になりますね。
この後、まだ2つセッションがありますが、余り興味が魅かれるモノが無かったのと、ちょっと出かける用事があるので今日は以上で。まだ時差ボケがあるのでこの時間になると辛くなってきます。。。今日はできるだけ夜まで起きて調整しなければ。
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