SMX West 2010 : ソーシャル検索の現在

公開日:2010/03/03

最終更新日:2024/03/18

ブログ

無料で資料をダウンロード

SEOサービスのご案内
専門のコンサルタントが貴社サイトのご要望・課題整理から施策の立案を行い、検索エンジンからの流入数向上を支援いたします。

無料ダウンロードする >>

モデレーターはダニー・サリバン。スピーカーはGoogleから1人と検索マーケティングの会社から2人。SMXのセッションは1つの時間帯で4つあるのですが、気になったのを選んでいたら全てダニー・サリバンになってしまいました。

彼が元々SEOよりの人&僕もSEO中心にセッションを選んでいることもありますし、僕が今後のトレンドを追う目的でGoogleやマイクロソフト、Yahoo!などメジャー所が参加しているセッションを選んでいる&メジャー検索エンジンの人が出るセッションには大御所のダニー・サリバンが自らモデレートする、と言うのもあるのでしょうか。初日最後のセッションは、原題「The Current State of Social Search」。

まずはいきなりGoogleの登場。ウェブ検索製品管理ディレクターのヨハンナ・ライト。

ソーシャル検索について。

ユーザーのソーシャル・サークル(ユーザーが参加しているソーシャルコミュニティの総称)に含まれる関連性の高い情報を検索結果に表示する。結果、ユーザーにより快適な検索体験を提供する。

ソーシャル検索であってもウェブ検索であっても、検索は関連性(relevancy)が全て。

Googleプロフィールの情報を検索結果に融合することで、より最適な検索結果を提供する。ソーシャル・サークルに含まれる友達が発信していた情報に触れる機会。意外とその友達が自分が知りたい情報を発信していたことに気づいていないことが多々ある。そういった予想外の、でも便利で有益な情報に出会う機会を提供する。

情報は文字情報だけではなく写真や画像も含まれる。友達が旅行に言って取った思いがけない写真に出会うことも可能。

ソーシャル検索の基本は、Googleコンタクトの各種情報とGoogleプロフィール、またそれらをソーシャルグラフAPIで拡張した情報。またあくまでパブリックな情報しか対象にしない。

ソーシャル検索のSEOに関して言えば、下記:

・基本的には「良いサイトを作る」ことが全て
・ウェブマスターガイドラインに従う
・ソーシャルグラフAPIを使うことも検討
・ウェブマスターツールでインデックスされているか確認する

ソーシャル検索は、個人によって重みが変わる部分が多く、SEOに直接かかわることは少ない。

次にスピーカーはRange Online Mediaのケリー・ディーン。

ソーシャルサーチは検索結果のパーソナライゼーションでもある。

ソーシャルサーチSEOを始めるには、まずGoogleプロフィールに登録すること。次にGoogle Buzzにも参加する。その上でソーシャル検索をすると検索結果が自分の関連している人の情報が表示されてくることに気づく。

ソーシャル検索は大量のトラフィックをもたらすものではないが、確実にやっておきたい作業の1つ。

ネットとプラットフォームの進化でトラフィックを得る機会は増えている。

・ユニバーサル検索
・リアルタイム検索
・ソーシャルメディア
・モバイルウェブ

Googleプロフィール以外にもネット上には様々なプロフィールサービスやソーシャルメディアが存在する。Facebook、Twitter、Yahoo!プロフィール、Flickr、、、可能な限り登録すべき。

リアルタイム検索、ソーシャル検索のアルゴリズムは基本的には既存のウェブ検索と変わらない。基本は:

オーソリティ度 + 信頼性 + 関連性

であることに変わりは無い。

。。。超早口で次から次にネタを披露したのでフォロー仕切れませんでした。。。ただ特別なことは無かったかと。ソーシャルメディアマーケティングの基本を10分で一気に話すような内容でした。

最後にDefine Search Strategiesのアダム・シャーク。

Googleプロフィールは現状、個人には良いかもしれないが、企業やブランドにとって使いやすいとは言い難い。個人と企業、ブランドは分けて考える必要があるのでは、と思う。

。。。プレゼン資料も無くかなり雑談的に色々なネタを話したのと、ネタが次から次に飛ぶ人で内容がまとまっていませんでした。途中でメモをギブアップ。しかも上記以外に特にコレ!と言う話は無かったです。元々、Yahoo!の人が参加する予定だったのが急遽キャンセルになってこの人になったようだったので準備不足だったのかな?

この後、Q&A。

サリバン:
Googleのソーシャル検索にはGmailで設定されている名前が出てくるか、現状ブランドが既に誰かが勝手にブランド名でGmailに登録していたりして、使えない場合が多い。しかも誰かが一回登録した後、今は使っていないアカウントでも現状のGoogleでは引き継げない仕組みになっている。ソーシャル検索でのブランドの露出方法に関しては、今後色々考えるべき要素が多いだろう。

元々Googleプロフィールは個人用に作られたサービスだとは思うが、ソーシャル検索に活用している以上、企業やブランドがどう活用できるかと言うことは考えていかないといけないだろう。

Google:
ソーシャル検索は、まだまだ試行錯誤の途中。ブランドや企業のニーズも理解している。どのような形で個人を中心とするソーシャル検索にブランドや企業の情報を織り込んでいくかは今後の課題。

会場:
ソーシャルブックマークやソーシャルニュースの評価やリンクはどの程度、現状、影響を与えているのか?

Google:
Googleはできるだけ多くの情報を元により最適な検索結果を提供したいと思っている。もちろんサービス側が情報を提供してくれるか、と言う課題があるが。ただここでどれ位影響があるか、と言うことは具体的に言えない。

会場:
Google Buzz経由のトラフィックは実際どれ位あるのか?

Google以外の2人:
現状はほとんど無いのでは?

。。。以上です。初日最後のセッションで睡魔と闘っていたこともあり、ちょっとメモのペースが大幅にダウンしてしまいました m(_ _)m ただ今日の前半のリアルタイム検索やソーシャル検索の話とかなりかぶっていた部分もあり、あえて出る必要も無かったのかな?と言う気もします。内容も正直言って中途半端な感じで今日一番イマイチなセッションでしたね。他のセッションに出れば良かったかもです。ま、初日最後で時差ボケの限界でしたから、良しとしますか。しかしGoogleもBuzzに関しては成功するかどうか全く未知数と言う感じでしたね。Q&Aの途中でGoogleの人が会場にGoogleプロフィールを開設しているか尋ねた時も半分弱の挙手でしたし。ソーシャルに関してはGoogleは苦戦しているようですね。

と言うことで初日のセッションは全て終了です。今日はリアルタイム検索、ソーシャル検索、パーソナライズド検索、Twitter、Bingなどなど最新の話題が豊富でした。明日以降はもう少しSEOよりのセッションも増えてくるかと思いますので、実用的な情報も提供できればとは思います。しかし今思うと、今日の最初のキーノートのスティーブ・バルマーの声の大きさは断トツでしたね。やっぱり迫力あるなぁ。。。ただ何で出たのかな?と言う印象はありますが。やる気はある所を見せたかったのでしょうか。

そんな所でまた明日よろしくお願いします。

記事キーワード

  • Facebook
  • X
  • はてなブックマーク
  • pocket
  • LINE
  • URLをコピー
    URLをコピーしました!

編集者情報

  • X
  • Facebook

アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

メディアTOPに戻る

RECRUIT

一緒に働く人が大事な今の時代だからこそ、実力のある会社で力をつけてほしい。
自分を成長させたい人、新しいチャレンジが好きな人は、いつでも歓迎します。