キーノートに続く午前のセッションは「Twitter Marketing Tactics」。Twitterのビジネス活用について企業マーケッターが語ります。モデレーターはお馴染みダニー・サリバン。スピーカーはViatorのマーケティング・ディレクター、ケリー・ギリース、Define Search Strategiesの仕事もしているらしいアダム・シャーク、そしてKeyRelevanceの最適化戦略ディレクターのクリス・シルバー・スミス。
まずはViatorのマーケティング・ディレクターのケリー・ギリース。オンラインの大手旅行代理店だそうです。Twitterを活用している企業の立場からティップスを。
■まずはTwitterの基本から
・とりあえずすることがなくてもブランド名でアカウントを取ろう!
・アカウントを取ったら他人をフォローしよう。
・会話に少しずつ参加しよう。
・ウェブサイトでTwitterをPRしよう。
・Twitterページをパーソナライズしよう。背景画像を変更しよう。
「No Fear」
ノー・フィアー!!
恐れないことが大事。
毎日つぶやくことを義務とする必要もない。まずはマイペースで始めよう。
■既存のコンテンツをTwitterに活用しよう
・ブログの記事
・レビュー
・画像
・プレスリリース
・ニュース
・受賞
・新製品
・メール
■プロモーション&セールスをしよう
・セールス
・コンテスト
・Twitterだけのセールスやディスカウント情報
■レピュテーション管理に活用しよう
・ユナイテド航空はTwitterで顧客の不満を受け付けて答えている
・全てに答えてはいないが(きりがないので当然と思う)顧客の満足度を上げるサービスとして役立っている
■顧客と対話しよう
・Twitter経由で顧客と対話することで、顧客に人間味を感じてもらうことができる
■ブランドのパーソナリティを作ろう
・Twitterを通してブランド自身のブランディングをする
・基本的には楽しいパーソナリティで接した方が良い
■検索結果に登場しよう
・Google、Yahoo!でTwitterの結果が出るようになった
・ニュース検索の結果にもTwitterが出るようになった
・TwitterでつぶやくことがSEOになる
■Twitterを超えて
・Facebookと連携できるアプリケーションが出てきた
・サイトにTwitterの投稿を掲載、例えばハッシュタグを指定することで特定のつぶやきだけを集約して表示できる
。。。基本から応用まで短時間で分かりやすく説明してくれました。まさに理想的な企業のTwitterマーケッターですね。
—
次にDefine Search Strategiesのアダム・シャーク。ニューヨークタイムスの子会社だそうです。ニューヨークタイムスなどメディアサイトのソーシャルマーケティングの活用支援をしているそう。
■ニューヨークタイムスなどメディアサイトへのトラフィック比率
・TwitterとFacebook経由のトラフィックは年々増えている。
・Diggの比率が以前より減っている。
Twitter 0.1% -> 0.5% -> 0.7%
Facebook 0.2% -> 0.7% -> 1.0%
Digg 0.6% -> 1.3% -> 0.5%
(2008年→2009年→2010年)
■メディアサイトのTwitter活用
・まずはブランド名でアカウント開設
・基本は最新ニュースを提供
・ニューヨークタイムスやCNNは200万以上のフォロワー数
・雑誌であればメインのアカウント以外にサブ的なアカウントも開設
・例えばファッション誌 InStyleはメインが150万、別のサブアカウントは38万フォロワー
・シカゴトリビューン誌のパーソナリティを設定したアカウント(ColonelTribune)は88万フォロワー、ブランドがパーソナリティを設定してPRするのはまだ目新しい
・特定のライターやスタッフが個別のアカウントを開設するのも手法、Entertainment Weekly誌は人気ライターが個人的な話をして100万フォロワー獲得
・ニューヨークタイムスではトピック毎(オリンピック、津波、地震、ハイチ、書籍レビュー、ブロードウェイのショー情報、などなど)にリストを作成して情報を提供している、ただしやりすぎは注意
・特定のハッシュタグでユーザーがつぶやけるようにして、その内容をメディアサイトに掲載する、メディアサイトであっても双方向のコミュニケーションを簡単に実現できる
・サイト上でTwitterのアカウントをプロモーションすることが重要、特に複数アカウントを開設している場合は専用ページを設けてプロモーション
・リツイートのボタンは重要、クリックした際に自動的に短縮URLと見出しを同時に表示させると使いやすい(シリコンアレーインサイダーが参考になる)
・効果測定が重要、どんなコンテンツがクリックされるか、何時頃にクリックされるか
■検索とTwitter、SEO
・つぶやきに含めるキーワードは重要
・流行、検索数が急増しているキーワードを意識
・ハッシュタグも意識
・意識することで検索結果でつぶやきが上位表示される、ニュースメディアには特に重要
・元々、質の高いコンテンツを持っているのであれば、少しSEOを意識するだけでより多くのトラフィックが得られる
・ソーシャル検索ではニュースサイトが検索結果に出てくる数が限られている、選ばれる基準が分からないが、そこに入れるかが重要
。。。メディアサイトならではのティップスが色々ありました。
—
最後にKeyRelevanceのクリス・シルバー・スミス。SEM会社ですね。SEOとPPC、SMM(ソーシャルメディアマーケティング)もしているそうです。Twitterマーケティングの基本とテクニックを説明と言うことで。
■Twitter戦略の考え方
1. 消費者が第一
彼らが自分の会社について既に何を言っているか?彼らがどのようにTwitterを使うと考えられるか?ペルソナを想定して考える。
2. 時間と投資
Twitterにどの程度に時間をかけるか?
■企業のTwitter活用
・ピザハットはインターンの学生にフルタイムのTwitter専用のつぶやきと対応をさせた
・マリオットホテルはTwitterで専門のカスタマーサービスを提供
■Twitterにかける時間
・専属のスタッフ
・パートタイムのスタッフ
・自動化
■Twitterのアカウント開設
・ブランド名が重要!
・意識しているキーワードで別アカウントを取ることもあり
・Bio、自己紹介のコメントは重要、キーワードを効率的に含めること
・地域名も明確にしていすることが重要、ローカル検索に効果的、特にスモールビジネスは必須、都道府県名と市区町村名は入れたい
■背景画像の活用方法
・背景にシンプルでプロフェッショナルな画像を入れよう、例えば電話番号
・パワーポイントで画像に文字を入れたり、専門サイトを使うこともあり(https://www.twitter-images.com/、https://www.mytweetspace.com)
・フォロワーのアバター画像を背景に使う、フォロワーとの関係性を作るには面白いかも、ただし自動的に行うとどんな画像が出るか分からないので注意
■Twitterのユーザー名の重要性
・長すぎるユーザー名はリツイートの際に問題になるかも。
・Twitterユーザー名の文字数の統計:
0-6 – 13%
6-9 – 58%
9-12 – 27%
12-16 – 2%
■Twitter検索の活用法
・ターゲットユーザーが使うと思われる検索キーワードで検索して(例:旅行代理店であれば、cheap hotel、格安旅行、など)フォローする、自動化もできる
■リツイートされるつぶやきに含まれる単語
DanZarrella.comで面白い統計が見られる。
■特殊文字の活用
・ハートや顔文字をポイントポイントで使うことも、つぶやきを目立たせるには有効かも、ただしやりすぎは注意
■URL省略のテクニック
・省略URLでもキーワードを入れたい
・bit.lyの有料アカウントだと可能
■Twitterのオートメーション
・TwitterFeed(RSSから自動的にTwitterに配信)
。。。流石エージェンシーだけあって、意外と知らなかったティップスが満載でしたね。短縮URLは興味深いけど日本だとそこまで重要かな。。。背景画像にフォロワーを表示する仕組みも面白いですね。皆がやり出すと微妙かもですが。
—
最後にQ&A。
Q:
オートメーションは危険では?
A:
(ケリー)やりすぎは危険だけど使い方によっては便利。
(アダム)少なくとも時間指定した自動投稿機能は活用できる。複数のアカウントを持っていれば有効。
(サリバン)仕事が終わる金曜夜につぶやいても、見てくれる人が少ないだろう。時間指定して月曜朝に投稿することに誰が文句を言う?!
(クリス)同じつぶやきでも少し内容を変えて何度か投稿することもできる。結果的にクリック率は上がる。やりすぎは注意だが。
Q:
ブログのコンテンツを再活用すると情報が古くならないか?
A:
(ケリー)そのまま投稿するのではなく、それにまつわる最新の進行情報を少し混ぜるなどクリエイティブに投稿しよう
Q:
既にブランド名でアカウントが取られている時はどうすればいい?複数のアカウントを取る時は何に注意すれば良い?
A:
(アダム)複数アカウントを持つ場合は各アカウントの目的をはっきりさせることが大事。
(ケリー)複数アカウントを持ちすぎるとフォロワー数が分散しかねないので注意が必要。まずは1つのメインのアカウントを持った上で、必要であれば特定のテーマに絞った(例:カスタマーサポートなど)別アカウントを持つべき。
(クリス)既に自分のブランド名でアカウントが取られている場合は、もしもトレードマークを持っている場合は、直接相手に問い合わせてアカウントをもらうことも不可能ではない。
(サリバン)Twitterのサイト上でトレードマークに関するページがあるはずだから読み込んでみた方が良い。
Q:
Twitterするのに一番便利なツールはなんだ?
A:
(アダム)Seasmic、TweetLater、などなど色々ある。モニタリングも色々ある。これがベストだと言うのはケースバイケース。
(ケリー)企業の立場から言うと、アフィリエイターがTwitterをスパム的に使っている場合がある。定期的にモニタリングすることが大事。
Q:
クリック率等のトラッキングには何を使っている?
A:
(ケリー)オムニチュアで一括管理している。
(クリス)bit.ly を使っている。ちょっとしたアドバイスだが、URLの最後に@を付ければ通常のURLと別扱いで解析できる。後、301転送をしているURL短縮サービスを使うべき。ページランクを伝えることができる。SEOには重要。
—
。。。以上でした。企業マーケッターからSEM会社まで中々具体的なティップスがたくさん聞けて参考になりました。僕のつぶやきにも活用していきたいと思います!
SEO最新情報やセミナー開催のお知らせなど、お役立ち情報を無料でお届けします。