どうやらソーシャルメディアは、かなり人気の高いトピックであり、読者の
皆さんにもソーシャルメディアのリンクをどしどし投稿してもらったようだ。
まず、リンクを投稿してくれた方にお礼を述べたい。そして、取り上げてもらえ
なかった人には、次回またチャレンジしてもらいたい。グッド・ラック!(註:元々、この記事はブログの読者とのフィードバックの中で意見を聞きながらまとめ上げた内容になるため、このような前節が入っています)
目次
ソーシャルメディアをどのように定義すればいいのか悩んでいる人もいることだろう。厳密な定義付けをされている方々もいるが、以下に私の定義を紹介する。
ソーシャルメディアという用語は、人と人をつなげ、共有を可能にするツール、ウェブサイト、ソフトウェアのことだ。
賛同していただけるだろうか?私の定義においては、ブログ、フォーラム、ブックマーク・ツール、ツールバー等々はすべてソーシャルメディアのカテゴリーに分類される。当然ながら、現代のウェブにおいて私たちが期待する、会話、ブックマークの共有、仲間づくり、そして全ての有益なモノを与えてくれることが条件だ。
定義の中で述べたように、まずは人と人とのつながりが何よりも重要である。ソーシャルメディアは、同じ興味を持つ人を見つけ、会話を交わし、質問することが出来るだけでなく、何か新しい発見をしたり、さらには仕事探しにだって使える。
最も有益なソーシャルメディアの使い方の一つに数えられる、「ソーシャル・ ブックマーク」は急激に人気が上昇している。 ソーシャルブックマークを利用すると、自分のリンクを加えたり、リンクを共有したり、もしくは新しいサイトのリンクを発見することが出来るようになる。これらのツールは検索や後のライティングのための、記録、発見、リサーチに使うことも可能だ。
これがソーシャルメディアの本来の意義である。しかし、最近、人々はソーシャルメディアを自分のウェブサイトのトラッフィックの源と見なすようになってきている。ここで登場するのがソーシャルメディア・マーケティングだ。
「スラッシュドット」が大量のトラフィックをサイトに送りこむことに人々が気付きだした前から、より多くの訪問者を、偶然に頼らずサイトに集客する方法について試行錯誤していた人はいた。人気のあるソーシャルメディア・サイトは非常に多くの人々に見てもらう力、訪問してもらう力、そして、リンクを張ってもらう力を持っている。しかしながら、インターネット利用者は、もっと多くのことを望んでいる。ソーシャルメディア・マーケティングは、ソーシャルメディアの中でいかに戦略的により多くの露出を得るかが全てと言える。つまり、ブロックされたり、禁止されてしまうことを注意深く回避する必要がある。
ディグのようなサイトは、ブログを敵とみなしてきた。しかし、今では多くの人々が、一つの話題に、一度に多くの人々がアクセスするブログは、ソーシャルメディアの注目を得るツールとして優れていると考えるようになった。ブロガーでなかったとしてもブロガーのように考えることでメリットを得ることが出来る。しかし、多くのサイトは、ソーシャルメディアで大きなヒットを獲得したために押し寄せるトラフィックの波に対する準備ができていない。そのため、トラフィックが原因でサイトがダウンし、建設的とは言えないフィードバックがコメントエリアを埋め尽くしてしまう。つまり、トラフィックがもたらす可能性がある最高および最悪の状態に備えておく必要があるだろう。
トラフィックの急上昇すると大きな注目を集めるが、ソーシャルメディアのトラフィックは、想像以上に長続きすることを覚えておいてもらいたい。コンテンツが繰り返し発見され、その結果寄せられるリンクが雪だるま式に効果をもたらすからだ。人気のあるブックマーク・サイトに参加すると、投稿を真似する人が1人や2人出てくる。その結果、ブログが引用されたり、フォーラムのリンクがもたらされる。ディグのホームページでのたった1回のイベントが、数週にわたってトラフィックを送ってくるのだ!
そこで鍵となるのは、適切なターゲットを注意深く選ぶこと、そして、そのアプローチの方法だ。多くの小規模なビジネスがソーシャルメディアを使うことによって、費用をかけずに進出してきているが、全てのサイトが商業的コンテンツを受け入れるわけではない。例えば、B to B企業の場合、おそらくマイスペースに狙いを絞っても、大した成果は上げられないだろう。しかし、消費者ブランド、ミュージシャン、ライターなら、マイスペースは役に立つだろう。
ソーシャルメディア・マーケティングには、通常、以下の3つの戦略が含まれる。
まず、一つ目の戦略を成功させるためには、友達を多く作る必要がある。他にも考慮すべき要素はあるが、核となるのはつながりとネットワークを作ることだ。ソーシャル・ブックマークにおける成功とは、票数である。スタート時点で大きくプッシュすることが成功につながるのだ。しかし、このような類のサービスすべてにサイン・アップするのは、面倒臭いと思う人もいるだろう。実際に面倒臭い。それでも多くのサービスが オープンID を統合しようと奔走しており、近い将来、サイン・アップするプロセスは簡素化されるだろう。
二つ目の戦略は、リンクベイト (もしくはディグベイトと言ってもいい)に関連している。適切なオーディエンスに、説得力があり、しっかりとまとめられたコンテンツを与え、後はヒット数が急上昇するのを確認しよう。最近、リンクベイトを“トップ10リスト”とペアで考慮する傾向が見られる。しかし、必ずしもこういったケースだけではない。以下のリンクをクリックして、戦略とヒントに関するアドバイスを参考にしよう。
最後の戦略は、ユーチューブと関連性が深く、スクイドゥで人気が高まっている(註:特定のトピックに関するページをユーザーが作成でき、外部ページやスクイドゥの他のページに大量にリンクが張られる一種の「ユーザー生成リンクコンテンツ」的なサイト)。フォーラムの投稿に自社サイトへのリンクをさり気無く張っておく作戦を近代化させ、大胆にしたバージョンと考えてもらって結構だ 🙂 SEOの世界では、この戦略は時々「パラシティック」(ゴマスリ作戦)と呼ばれることがある。すでに多くのアクセスがあるコミュニティの一部として、ビデオ、ページ、もしくはサイトを作り、それを自分のサイトに送信するのだ。 また、ツイッターをフィードのように使うというアイデアも人気が高くなりつつある。ツイッターにリンクを貼り、フォロワーに伝えるのだ。リンクの本数が増えなくても、最低でもエントリに気づいてもらえるはずだ。
以下に、人気のあるソーシャルメディア・サイトに関する記事を掲載する。また、アンディ氏が作成した、 それほど知られていないソーシャルメディア・サイトのリストにも目を通しておいてもらいたい。大規模なソーシャルメディア・サイトは大量のトラフィックを運んでくれるが、小規模なソーシャルメディア・サイトには、コンテンツが受け入れられる可能性が高いと言うメリットがある。試してみる価値はあるはずだ!
ディグ゙は現在、最も知名度が高く、ひっぱりだこのサービスである。しかし、フロントページに到達するのは難しく、オーディエンスに手を焼くこともあるだろう。頑丈な鎧で身を包んでからチャレンジしてもらいたい!
私はスタンブルアポンが大好きだ。そして、最近、このサービスから質の高いトラフィックのフローが寄せられている。ツールバーをインストールし、サーフするだけでも楽しい。しかし、コミュニティを知り、記事をレビューしていけば、このサービスの効果の高さが分かるだろう。
フェイスブックは簡単に言えば友人と連絡を取り合うサイトである。最近になって、フェイスブックのユーザーはコンテンツを宣伝する目的でもこのサービスを利用するようになってきた。個人的にはフェイスブックの説得力には疑問を抱いているが、無視は出来ないサービスであることは認めなければならない。そのため、私は試行錯誤を繰り返していくつもりだ 🙂
話題に上がることはめっきり減ったが、デリシャスは今でも素晴らしいソーシャルブックマーク・サービスであり、トラフィックの供給源になっている。
私は今まで一度もちゃんとレディットをチェックしたことはない。このサービスを押す人もいるが、役に立たないと切り捨てる人もいる。 皆さんの意見を伺いたい。ありがたいことにクリス・グレイ氏がレディットを定義し、さらに、レディットを使ってブログのエントリを宣伝し、売り込む方法を紹介している。
このエントリが皆さんの役に立つことを心から願っている。さて、リンクを投稿してくれた方にお礼を述べたい。そして、取り上げてもらえなかった人には、次回またチャレンジしてもらいたい。私が何か間違ったことを述べていたり、漏れがあったり、その他何でも言いたいことがあったら、是非コメント欄で知らせて欲しい 🙂
この記事は、Chrisg.comに掲載された「Social Media Marketing Roundup」を翻訳した内容です。
元々の投稿時期が少し古いこともあり、Twitterが入っていませんが、それでも定番サイトを網羅しているので英語版サービスを立ち上げて海外で流行らせたい!と思っている方には十分に参考になる記事かと思います。ちなみにSEO Japanでも英語圏のサービスを年内にリリース予定なので参考にしたいと思います!
ちなみに聞いた話ですが、ソーシャルブックマーク経由のアクセスを狙う場合、ディグはトップページに掲載されるハードルが高すぎるので(トップページに載る載らないでアクセスが1000%?違うのは日本も海外も同じようです)、あえて2番手3番手のレディットやここに書かれていないマイナーソーシャルブックマークを狙うと言う戦術もあるようですね。日本はソーシャルブックマークと言えば、はてなブックマークがほぼ独占状態でしょうから、こういう戦術は取れませんかね。。。 — SEO Japan
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