トラフィックの観点から言うと、Twitterは数年前のDiggとStumbleUpon(註:共に英語圏で人気のソーシャルブックマークサイト)をミックスしたようなものになりつつある気がする。Diggを挙げたのは、今では数多くのブログが”Tweet″ボタンを置いているからで(かつてはそれが”Digg″ボタンだった)、またStumbleUponのようにTwitterは短期間で何千ものビジターを送信する能力を持っている。
私の友人Gyutaeは2週間で35,000以上のヒットを獲得することに成功したし、TheNextWeb のようなブログでは、Twitterから一ヶ月に250,000以上ものビジターがあることが報告されているのも知っている。これはものすごいトラフィックだ。
莫大なリツイートを獲得することはあなたのコンテンツにTwitter訪問者を獲得する一つの方法ではあるが、方法は他にもある。その方法とは、あなたのアカウントのフォロワーを増やすことである。私の個人アカウントには10,000程のフォロワーしかいないが、Twitterからのビジターが400を超える日も多くある。.
私はよく“ミスター・アナリティクス”と呼ばれる位なので、トップ100にいるユーザーの統計についてもっと深く掘り下げ、トップユーザーになるのには明確な要因があるのかどうか、このサービスを使っている多くの有名人の中で目立っているのは誰かなどを見てみることにした。
トップユーザーがそんなにも参照されている理由は、彼らのアカウントをフォローしている人の数にある。これは単純に、彼らのプロフィール上の“フォローする”をクリックして、その更新をチェックしている人のことだ。おそらくこれが、この記事の中でたった一つ、綺麗に段階線を描いているグラフかもしれない。
(註:Twitter好きで有名な俳優。デミ・ムーアの夫。)
(註:女性シンガーソングライター。レズビアンを公言してリンジー・ローハンと付き合っていることで有名。)
この表を見れば分かるように、トップ15位までのユーザーには明確な境界があるが、それ以降の85のユーザーは同じくらいの数になっている。数字がかなり似通っているため、ほとんどのトップ100ユーザーの順位は毎日変わっている。
友だちの数では、これらのトップユーザーがどれだけの人をフォローしているかを見る。私が見た多くのアカウントでは1:4の法則が当てはまる。つまり、その人が100人からフォローされていたら、その人自身は25人をフォローしているという意味だ。しかし、トップユーザーを見てみると、このケースには当てはまらないようだ。
(註:人気ファッションサイト)
ほとんどのトップユーザーがほんの少しのアカウントしかフォローしていないため、グラフで確認することができない。アメリカ大統領が他の誰よりも多くの人をフォローしているが、ZapposとWhole Foodsは彼らをフォローしている人をフォローしている割合が最も高い。
更新の数とは、各ユーザーがどれくらいツイートしているかだ。RSSフィードで自動送信されているものもあるが(例えば@Nytimes)、Shaquille O’neill (@THE_REAL_SHAQ)のように、個人的にツイートしているものもある。
(註:女性歌手。ジェシカ・シンプソンの妹。)
たったの14ツイートしかしていないのに、170万人以上のフォロワーがいるなんてどれだけすごいのか。つまり、それだけアシュリー・シンプソンのファンが熱狂的だと言うことだろう。彼女に近いのがたったの72ツイートしかしていないのに240万人のフォロワーがいるOprah(註:オプラ・ウィンフリー。人気トークショーの司会者、かつ米国で最も影響力のある女性と言われる。)だ。まあ、それはOprahだからね!
トップ100のユーザーで最も長くTwitterに登録している人は、もちろんその創設者であるビズ・ストーン、登録期間は44カ月だ。それは置いておいて、トップユーザーがこのサービスをどれくらい長い(または短い)期間利用しているかを見るのは面白いと思った。
(註:女性トークショーホスト。元ビデオポッドキャストのMahalo Dailyのホストで人気に。)
見て分かるように、登録期間とフォロワーの数には明確な相互関係はない。実際、アシュトン・カッチャーは平均の半分の期間しか利用していないが、2位に300,000フォロワーの差をつけてトップにいる。
最後に、トップ100のアカウントのうちどれくらいが個人アカウントで、どれくらいが何らかのビジネス形態なのかを見てみるのは面白いと考えた。私は、ビジネスよりも個人の方が多いと予想していた。それに関しては正解だったが、二つの数を見てみると私が思っていたよりも僅差だった。
4位のCNN Breakin Newsは、278万フォロワーで、個人アカウントではないものでは飛びぬけて人気がある。
お分かりの通り、トップにランクインしている個人はほとんどが有名人だ。俳優、音楽、スポーツなどの分野で活躍している人が多いようだ。世界的に有名ではない人もいくらかいるが、そういう人はテクノロジーの業界で良く知られている傾向がある。例えば、元々ビデオポッドキャスト番組のホストで有名になった@Veronica (ベロニカ・ベルモント)や、Diggの創設者が作ったRevision 3を介した番組を持っているケビン・ローズがそうだ。
全体的にこの分析の目的は、単純に結果を見て浮かび上がってくる面白い要素を見ることだった。私はそれを達成できたと思うし、皆さんもこの記事を楽しんでくれたなら嬉しい。
この記事は、Viper Chill : Viral Marketingに掲載された「Analysis: Top 100 Twitter Users」を翻訳した内容です。
この記事自体は2009年の10月末に投稿された内容につき、変化の早いTwitterの世界では多少データが古目ですがまだ堪えうるかと。トップユーザーが有名人が多い、と言う意外に特に法則は見られなかったようですが、、、これはこれでまた発見かもです。Twitterのフォロワー数アップに楽な道は無さそうですね。最近見せかけのフォロワー数増加サービスとか増えているようですが。。。昔のトラフィックエクスチェンジを思い出します。
しかし「14ツイートしかしていないのに、170万人以上のフォロワーがいる」アシュリー・シンプソンってスゴイ。日本で知名度だけで圧倒的なフォロワー数を獲得したのに更新がほとんどない人っているのでしょうか?Twitterのアカウント数が金銭価値に転換できれば高報酬なのに駄目だった野球選手で良く出される「1本のヒットが**千万円分」を当てはめてみたい所ですね。そういう面白サービスあったような。ツイート数が少ないのにフォロワー数が多いTwitterユーザーランキング、とかあったら面白いかもですね! — SEO Japan
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