ツイッターに関するマーケティングは、ソーシャルメディア関連のテーマで、最もよく話題に上がるトピックの一つに数えられる。ソーシャルメディアの純粋主義者たちは、相変わらずツイッターでマーケティングを行うことは出来ないと主張している。そんな中、デルは、ツイッターで650万ドル以上の売り上げを上げている。ツイッターの正しい使い方や誤った使い方などは存在しない ― いかなるメディアにもいかなるアイテムに対しても、必要不可欠なオーディエンスが存在するのだ ― ツイッターが会話に特化したプラットフォームだと私は思う。
ツイッターをマーケティングのプラットフォームとして利用している人達を、主に4つのマーケティングスタイルのタイプに分類することが出来る点に私は気付いた。それぞれが大勢のフォロワーやオーディエンスを抱え、(そして恐らく)成功を収めている。私の説明には主観的な意見も含まれるが、単に批判しているわけではない点は留意してもらいたい。そのため、ツイッターでのマーケティングに利用するスタイルのアドバイスとして受け取ってもらいたい。
カンバセーショナリストとは、ビジネスのためにツイッターを使うという明白な理由があるユーザーのことである。しかし、ビジネスのための明確な動機やコール・トゥ・アクションを必死になって作るのではなく、通常のおしゃべりに参加する傾向が見られる。多くのフリーのコンサルタントやオピニオンリーダーはこのカテゴリーに入る。ジェフ・リビングストン氏の新しい企業、ゾエティカは、同氏のツイッターでの存在感によるメリットを享受しているのだろうか?それは間違いないだろう。リビングストン氏はゾエティカのサービスのリンクや宣伝をミックスしているのだろうか?それはない。同氏は、純粋に興味を持って会話に参加しているだけである。職業上のメリットは間接的であり、追跡するのが難しいが、存在することは確かである。
例
@Geekmommy
@AmberCadabra
@shashib
@unitedlinen
カンバセーショナル・マーケッターは、カンバセーショナリストとは若干異なり、実際に明記している人もいるほど、ツイッターを利用する明確な目的を持っており、恐らく、カンバセーショナリストよりも頻繁に自分のブログへのリンクを張っているだろう。また、ニュースレターや書籍に関する情報を定期的に伝えているのではないだろうか。さらに、会話にも定期的に参加しており、ユーザーは彼らがビジネスのためにネットワークを使っていることを忘れてしまうようなカジュアルな雰囲気を作っている。その典型的な例が、プロブロガーのダーレン・ラウズ氏だ。同氏は、気さくで積極的に交流を行っている。しかし、このエントリを投稿している時点の最新の20本のつぶやきを分析すると、ProBlogger.netへのリンクが6本以上あり、4本には同氏のサイトのジョブボードへのリンク、2本は個人のブログへのリンクが張られていたことが判明した。自己宣伝的なスパムだと考える人もいるだろう。しかし、ラウズ氏はもとより、ラウズ氏のオーディエンスはすべてのリンクを楽しんでいる。
例
@delloutlet
@meijer
@briansolis
@mcdonalds
50%以上を宣伝目的で利用し、その分会話が少ないのが、セールスマンの特徴だ。ソーシャルメディアのユーザーの中には、このようなタイプの人たちは、ソーシャルメディアのオーディエンスに対する誠意が足りないと言う人もいるだろう。しかし、私はそうは思わない。ツイッターには、まずは宣伝を行うものの、交流も行い、興味深いリンクやその他の価値のあるコンテンツをアプローチの一環として提供する企業や個人が多数存在する。マイケル・シュテルツナー氏は、私の仲の良い友人の一人であり、ソーシャルメディアに関するブログ(同氏はオンラインマガジンと呼んでいる)、ソーシャルメディア・エグザミナーを支える人物である(@smexaminer)。シュテルツナー氏のツイッターのアカウントでは、ウェブサイト、そして、サイトを離れ、同氏の事業である提携先のセミナーのための宣伝が優先的に行われいる。このアプローチは、ソーシャルメディアの純粋主義者の間では人気がないが、優れた製品が存在する場合、宣伝目的のツイッターのアカウントにもオーディエンスがついている。
例
@jcpenney
@phoenixsuns
@chrysler
@newyorker
訂正: エジソン・リサーチおよびブランドサヴァンドットコムのトム・ウェブスター氏に“ブロードキャスター”の方が適切だと提案していただいた。私もそう思ったので訂正させてもらった。
私は“スパマー”という用語を利用することに躊躇した。しかし、適切だと思ったので利用した。まずはこれらのアカウントに対してスパマーと言う用語を使うことに批判めいた意味はない点を分かってもらいたい。これは、彼らのストリームを基にした事実である。彼らは宣伝の目的のみにツイッターを利用し、会話には参加しない傾向が見られるのだ(RT、@repliesなど)。しかし、だからと言って必ずしも悪いわけではない。例えば、ジョージ・ステファノプロス氏は(@GStephanopoulos)会話には全く参加せず、ABCニュースと同じようなスタンスでツイッターを利用している。しかし、160万人のユーザーが同氏のつぶやきをチェックしている。同氏は有名人なので、良い例ではないかもしれないが、クーポンを入手するため、そして、新製品の情報等を得るために、スパムメールを喜んで受け取る何千人もの(もしくはそれ以上の)ファンを抱える企業も存在する。その一例として下記に、ルイビルにあるラファティーズレストランを挙げよう。このアカウントは完全なスパマーだが、地元で食事を取りたいときのために、特別な飲み物を販売していたり、イベントがある際のことを考えて、私はフォローしている。
例
@nbc
@raffbreck
@tide
@usweekly
さて、皆さんのツイッターへのアプローチはどのカテゴリに分類されるだろうか?1つ目と2つ目は良いが、後者2つは受け入れられないだろうか?それとも、3つ目と4つ目に当てはまり、うまくいっていることを証明するスタッツを持っているだろうか?コメント欄で皆さんの体験談を聞かせてもらいたい。そして、そのアプローチのメリットとデメリットを挙げてほしい。まだアプローチを確定していないなら、どのアプローチを取り入れようと思っているか、そして、その理由を聞かせてもらいたい。
いつものように、コメントは大歓迎だ。
この記事は、Social Media Explorerに掲載された「Four Styles Of Marketing On Twiteter」を翻訳した内容です。
ツイッターを既に始められている方も自分はどれかな、、、と改めてあてはめてみたくなりますね。ちなみにSEO Japanは運営責任者の滝日がツイッターをしていますが、個人的な話も含めつつもSEO Japanの新着記事のPRがメインになっていますしカンバーセショナル・マーケッターと言う位置づけですかね。適度に他の方との会話もするようにしていますし、ブロードキャスターに成りきらないように気をつけています。PR+ブランディングが目的であれば、この路線が(上手に行えば)一番効果的とは思いますが、いかがでしょう。
滝日の場合は、知り合いにほぼ限定していることもありフォロー数が少ないのですが、フォロー数を最低限にしてどこまでフォロワー数を増やせるか試している所もあり(意味があるのかも不明ですが)、ご了承くださいm(_ _)m。
ちなみに「Social Media Explorer」は初の記事配信ですね。紹介遅れていましたが、新たに翻訳記事配信の許可を得ましたので今後定期的に紹介していきたいと思います。 — SEO Japan
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