私が小説を書いていて、それを出版しようと奔走していた頃、ある人に1つのアドバイスをもらった。
「あなたに必要なのは、才能と運、そして粘り強さだ。そのうちのどれか2つを選びなさい」
私がこの言葉を聞いてから恐らく20年は経っているが、私は今でも常にこれを頭に入れている。もちろん、これは本だけに言えることではない。
絵を描くこと、文章を書くこと、音楽を演奏すること、幸せな子育てをすること、美しい家をデザインすること、オンラインビジネスを運営すること、あなたが何をするにしてもそれがあなたを幸せにし、そして豊かにするものならば、これら3つのうち2つさえあれば目標を達成することができるのだ。
一見すると、この中の2つというのは自分の手には負えないように思えるかもしれない。しかし、まずは注意深く考えてみよう。
多くの人が才能と呼んでいるものは、通常、情熱にすぎない。
あなたがそれを好きならば、いつ何時もそれをするだろう。そしてあなたが演奏すればするほど、書けば書くほど、多くの家をデザインすればするほど、または交響曲を作曲すればするほど、どんどん上達していくのだ。
もちろん、“努力の必要がない才能”も少しはある。あなたが頭を殴りたくなるくらいに、いとも簡単に言葉が思い浮かぶ人もいる。私がアイスクリームを食べるのと同じくらい、簡単に自然に音楽を演奏する人もいる。
しかし多くの場合、その安心感は情熱や、止まることを知らないほとんど異常なまでの練習から生まれるのだ。
もしあなたが自分の選んだ分野で全くゼロの才能しかないのであれば、大変な時間を過ごすことになるだろう。しかし通常は、あなたが本当に強い印象を与えるようになるまで、生まれながらの才能の可能性の光をあおぐことが問題なのだ。
あなたがやればやるほど、優れた才能を得ることができる。
私はかなり運がいい人間だ。女性が自分の好きなことをできる時代に、そしてワクチンと現代医学によって3、4歳で感染症によって命を奪われることのない時代に、私はとびきり豊かな国に生まれた。
これらは全て極めて重大な運の巡り合わせだ。私がしたこととは何の関係もないことだ。私はただ単にそういう運に巡り合っただけだ。
しかし、ほとんどの人は運をもっと違った風に考える。運とは、“正しい時に正しい場所にいること”だと。つまり、物事がうまくいくこと、必要な時にそのチャンスが訪れること、適切な人物を知っていること、なのだ。
この種の運は、いくつか異なることに由来している。
あなたは焦点を改善することができる。 自分が赤いオープンカーを買うと急にそこら中で赤いオープンカーが目につくのと同じで、運やチャンスに焦点を合わせ始めると、それは春の雨の後のタンポポのように咲き始めるのだ。
魔法によって起きているのではない。チャンスはいつもそこにあったのに、ただあなたが他を見ていただけなのだ。
あなたは頻度を改善することができる。もし6のゾロ目を出したいのなら、2つのサイコロよりも10のサイコロを使えばその可能性は高くなる。
10個の重要なブログにゲストポストを投げれば、2つに投げるよりも注目される可能性が高い。
200ではなく、1,000の見込み客に話すのだ。
2ではなく、10の仕事のオーディションを受けるのだ。
あなたは好感度を改善することができる。客や、おいしい契約や、リツイートや、すごい仕事を“勝ち取る”のは誰か?
時にそれは、最も“優れた才能のある”人、つまり最高の作品を生みだす人だ。
しかしそれよりも多いのが、より好かれている人だ。
人々に良くすること。人の助けになること。かんしゃくを起こさないこと。他の人の金で自分の評価を上げないこと。常に寛大であること。
私たちが皆知っているあの暴れん坊の成功者は?彼は一時的に成功したかもしれないが、誰もが彼の失敗を応援している。彼のしたことの報いは、多くの人が離れていくという形で彼に返ってきている。
あなたがやればやるほど、より幸運が返ってくる。
これは簡単だ。
ただ単にあきらめなければいいのだ。
書き続けること。音楽を作り続けること。ブログを続けること。
何かうまくいった時には、それをもっとやること。失敗から学ぶのもいいが、成功から学ぶのはもっといい。大きな成功は、小さな成功を育てることから生まれるのだ。
もし、あなたの“夢物語”を馬鹿げたものだと思わせるような人がいるなら、その人にあなたのゴールについて話すことはやめるのだ。もしかしたらもうその人とは口も聞かなくてもいいかもしれない。
時として“発明家シンドローム”と呼ばれるものに注意すること。それは、自分が世界を変えるはずだと思った製品またはシステムやサービスを開発した時に、悲しいかな、誰もそれを必要としていない、というものだ。
フットワークは軽く、あなたが伝えたい話しや読者が読みたいと思う話を見つけること。情熱とサービスの交差点を見つけること。
断じて頑固にやめないこと。しかし、頑固すぎて新しいアプローチに挑戦しないようではだめだ。
そうすれば成功するかって?
もちろんだ!
(98と4分の3パーセントの保証付き)
~Dr. Seuss
自分自身の才能を作り、運を作り、頑固な性格を活性化させれば、あなたを止めるものはもう何もない。
この記事は、CopyBloggerに掲載された「The Three Surprisingly Simple
Keys to Success」を翻訳した内容です。
成功には「才能と運、粘り強さ」、そう言ってしまうととりとめもありませんが、文章にあるように「多くの人が才能と呼んでいるものは、通常、情熱にすぎない。」と考えると誰にでもチャンスがあると思えるのではないでしょうか。最も、情熱を持ち続ける粘り強さが必要でそれがまた難しいんですけどね。スポーツやアートの世界で頂点を狙うならともかく、誰であっても諦めずにチャレンジし続ければ、ビジネスの世界であればある程度の所までは辿りつける気もします。運にしたって、運がある人ない人いますが、失敗してもめげずにやっていればいつか運良く当たることも出てくる可能性が高まる訳ですし。もちろん、途中で失敗した際に再起不能にならないようなリスクヘッジは大切ですけどね。
私も20代は取り組んだ事業の大半が最終的に失敗しましたが、めげずにやっていた所、30代になってまさかのSEOで多少のビジネスを築くことができました。特に人より圧倒的に秀でた才能があるとは思いませんし(正直、多少秀でている部分もポイントポイントではあるとは自己満足ながら思っていますが、ま、たかが知れていると思います)、SEOを事業化したタイミングなど誰よりも運が良かったと思いますが、今考えるとめげずにやり続けてきたことが運を呼び込んだとも思います。日本は失敗して立ち直りにくい社会とは言われていますが、何か社会で生き抜いていくスキルを身につけておけば失敗しても20代30代前半までは立て直しはきくと思いますし(その後も無理じゃないとは思いますが一般的には社会的責任も伴ってきますし、精神力も落ちますよね)、こういう文章を見てポジティブに起業や新規事業にチャレンジする人が増えてくれたらいいなと思います。私の会社でもめげずに色々新規事業にチャレンジしては失敗して心が折れそうな時もありますが、この記事を読んでまたやる気を出して頑張っていきたいですね! — SEO Japan
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