ブログの宣伝をテレビでするなんてアイディアは明らかに狂っている、そう思うだろうか?
確かに、これまではそうだった。しかし、Google TVの登場により、この狂ったアイディアがもうそんなに狂ったものではなくなるのだ。
Google TVはGoogleアドワーズの一部であり、それとほぼ同じように機能する。自分が支払いたい金額を選ぶオークションをベースにしたシステムだ。分かりきったことだが、多く払えば払っただけ、より多くの人に働きかけることができる。しかし、たった20ドルでネットワークテレビ上に広告を流すことが可能なのだ。
かつては(私がNBC TVのプロデューサーだった時代)、テレビに広告を流すことは大変なことだった。個々のテレビ局を回るか、そのネットワークに特別なコネを持った広告バイヤーを雇わなければならなかった。
しかし、今はGoogle TVのおかげで、誰もが全国放送のテレビ番組に広告を流すことができるのだ。自分のブログに興味がありそうなターゲット層やキーワードに相応しいテレビ番組を探し、どんな広告が一番いい結果を出しているかを見たり、自分の戦略に合わせて調整することも可能だ。
平均的なアメリカ人は、毎日およそ3~5時間テレビを見る。つまり、人は人生のおよそ13年をテレビの前で過ごすということだ。
これは少し悲しくも聞こえるが、このデータが伝えてない1つのことは、その時間に同時に複数のことをしている人が、特にブロガーが、ますます増えているということだ。彼らは、テレビの前のソファに座りながら、ノートパソコンも開いているのである。
ウェブアドレスを表示するテレビ広告が増えていることにあなたも気付いているかもしれない。人々が製品を購入したり興味のあるものについてもっとよく調べるために、テレビからウェブサイトに行くということに広告主が気付いたからだ。
中にはくだらないものあるが、テレビは非常に評価の高いメディアだ。幅広い視聴者にまで届く。そして、ますます多くのケーブルチャンネルが増えたことによって、特定の視聴者をターゲットにした番組も多くなった。あなたの興味が何であるにしろ、必ずといってそれに関する番組がどこかにある。
さらに、テレビ広告は、映像で意味を理解しやすい。テレビ広告は、オンライン上の動画が機能するのと同じ理由で機能するのだ。情報を受けとるには楽な方法だということだ。
そうであれば、テレビ広告を少なくとも経験してみない理由はないのでは?適切な視聴者をターゲットにすることができ、まあまあ安い広告を確保できたならば、かなりの見返りが期待できるかもしれない。しかしまた、何にでも失敗はつきものであるように、大失敗の可能性もある。それはやってみない限りは分からないことだ。
今がいいチャンスの時だ。今はテレビ広告の金額が下がっているため、あなたの小さな広告がなければコマーシャル欄が空になってしまうようなメジャーなテレビ番組で、従来あなたが使ってきた宣伝ツールよりもはるかに多い人に広がるチャンスが常にある。
Googleには私がここで説明できること以上の意味があるが、そのプロセスはいたって簡単だ。
これらは全てどこかで聞いたことのある話しだと思うなら、それは本当にそうなのだ。そう、これはGoogleアドワーズのキャンペーン広告とほとんど一緒なのである。
あなたはブロガーで、TVプロデューサーではない。それなら、広告についてはあまりよく知らないかもしれない。
あなたに1つヒントを与えよう。テレビ広告を制作している多くの人は何も知らないのだ。だから、あなたがいくつか簡単なアドバイスに従えば、そんなに間違った方向には行くこともない。
ブログの宣伝をしようとするならば、しかも大金を費やしたくないのであれば、シンプルで直接的な広告にする必要がある。手が込んだものではない。人々にあなたのブログに興味を持ってもらうことが目的だ。であれば、以下に紹介する簡単な公式に従おう・・・
例えば、あなたがアマチュア写真に関するブログを持っているとして、そのテレビ広告の脚本の書き方と人をブログに引きつける方法を紹介しよう。実際は、映像と音声の両方があるが、ここでは音声だけだ。
あなたはアマチュア写真家?ぼやけた写真や照度の低さにうんざりしてる?失敗した写真に苛立ってる?CoolPixBlog.comでは、プロの写真家が毎回完璧な写真を撮るために使っている101のコツを公開した無料レポートを配信しています!携帯カメラでくっきりとした写真を撮る方法、三脚なしでクリアな夜間撮影をする秘訣、もう2度と最高のシャッターチャンスを逃さない方法など。今すぐCoolPixBlog.comへ行って無料レポートをゲットしよう!CoolPixBlog.comでした。
いたってシンプルではないだろうか?この脚本がすべて先に紹介した公式に従っていたことには気が付いただろうか?注意を引き(あなたはアマチュア写真家・・・)、問題を提示し(ぼやけた写真に・・・)、解決方法を提案し(CoolPixBlog.comは無料レポートを配信中・・・)、そして人々をブログに誘導する(CoolPixBlog.com・・・)。
Google TVは、SpotMixerと呼ばれるツールを提供しており、画像、オーディオ、動画のライブラリを使用したり、自分独自の素材をアップロードしたりできる。さらに、プロデューサーや俳優、声優などあなたの広告制作を手伝ってくれる人を予算によって探すことができるAd Creation Marketplaceというものもある。
とりあえずはテストのために何か作ってみることを勧めたい。広告のターゲットを絞り、先に述べた公式に従えさすれば、手の込んだ作業をする必要はない。
それでもまだあなたがこんなことは狂っていると思っても、私は責めない。ただ、どういうことが可能かを示すために、Google TV広告に関するこの動画を見て、Slate.comの人がどのようにシンプルな広告を制作し、約100ドルでネットワークTVにそれを流したかを知ってほしい。
興味があれば、私のコピーライティングに関するブログを見れば、テレビコマーシャルを書くことについての詳細、特にダイレクトレスポンスを狙った広告について書いてある。
もし、Google TVに挑戦したいというガッツと構想がある人がいたら教えて欲しい。あなたのストーリーを聞いてみたい。
この記事は、CopyBloggerに掲載された「How to Promote Your Blog on TV for Way Less Than You Think」を翻訳した内容です。
Google TVといえば最近GoogleとSonyが発表したハードウェアのテレビを思い出してしまいますが、確かにGoogleは米国ではアドワーズ経由で実際に誰でも簡単にテレビCMを流すことができるんでしたね。実際の状況は余り詳しく調べていないのですが、この記事やリンク先のURLを見る限り、色々できることもありそうですね。日本でもいつかそんな日は来るのでしょうか・・・。 — SEO Japan
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