検索マーケティングに関するブログはとても多い。
フォーラムも多い。
そしてツイートも。
SEOの噂話は増える一方だが、時間が足りない。
それでは、どうすれば情報を把握することが出来るのだろうか?ルーキーだけではなく、ベテランでさえ、大量の情報に圧倒されてしまう可能性がある。そこで今回は、SEOを始めたばかりの人のために、時間を費やすべき10の分野を挙げていく。
1. ブログ/フォーラム/ツイート/フェイスブックを読むのをやめる。 情報が多すぎるため、すべての時間を費やしてしまう 🙂
“SPAM = Site’s Positioned Above Mine” – グレッグ・ボーザー
(SPAMとは自分のサイトより上位表示されているサイトのことである)
2. SEOの作業を行う前に、ニッチを特定しよう。 どのようなサービスを皆さんのウェブサイトは提供しているのだろうか?読者/顧客はどのような人達だろうか?競合者にはなくて、自分のサイトにしかないものは何だろうか?どのようにサービスを提供し、利益を上げるのだろうか?基礎的なレベルでうまくいっていない事業が上位に格付けされても意味はない。
「検索は“リバースブロードキャストシステム”である。通常のブロードキャストシステムでは、広告主は大金を費やして一般の視聴者への接触を試み、製品やサービスに対する欲望を掻き立てようとする。しかし、オーディエンスの大半は宣伝に興味を持たない。検索はその逆である。検索はそれぞれ、欲望の現れであり、誰かが特定の時間に求める何かである。広告主は、“実在する欲望キャストにダイヤルを合わせることが出来る”」 – ダニー・サリバン
3. 事業に関する目標を策定し、期限を設ける。 「1年間でX倍にする」、「半年以内にRSSの購読者を2万人獲得したい」等、具体的な数字を上げることが肝要だ。「有名になる」等、具体性に欠ける目標を計測するのは難しい。
ウェブサイトが換金不可能な額の小切手を広告主に切らせてはならない – アビナッシュ・コーシック
4. 面白いコンテンツを作成する。オーディエンスのことを理解しているなら、彼らが面白いと思うコンテンツが何か分かっているはずだ。まだ分からないなら、#2をもう一度復習しよう。
私は自分のことすら分からない – マット・カッツ
5. リンク。絶対にリンクは欠かせない。 グーグルジュースだけではなく、PR効果のあるリンクが欲しい。リンクはウェブの動脈であり、トラフィックはリンクを介して移動する。そのため、クロール可能なリンクも不可能なリンクも、no-followのリンクもdo-followのリンクも、リンクは全て貴重である。知らない人からリンクを求めるのは時間の無駄に等しい。素晴らしいコンテンツを作成してから噂を広めてくれそうな人気のある人物に接触した方が得だ。彼らは被リンクを辿ってサイトを訪問してくれるだろう。注目に値するコンテンツを見てもらおう。
差し迫った状況が重要性をかき消してしまうことがある – マリッサ・マイアー
6. SEOを実施する。 #1を実行しても、それほど見過ごしていることは多くない。まとめると結局次のようになる。キーワードをタイトルタグに入れ、本筋を外れないコンテンツを作成し、サイトがクロール可能な点を確認し、コンテンツへのリンクを獲得し、自分のことを話題に取り上げてもらう。はい、もう一度。
私たちはまったく満たされることのないユーザーのニーズを見つけるために苦労している- ラリー・ページ
7. 1ヶ月経過したら、キーワードのリファラーログを確認する。 この類の用語をキーワードのリサーチツールにかけよう。オーディエンスが興味を持っているキーワードを30個リストアップしよう。これらの用語を記事の見出しに利用するのだ。そして、30本エントリを投稿する。はい、もう一度。
8. 競合者をチェックする。 競合者が上位にランクインしているには必ず何かしらの理由がある。何か理由があって取り上げられている。彼らが実施している取り組みで、自分が実施していないものを特定しよう。リンクを張っているサイト等、競合者のサイトをリバースエンジニアリングして、どんな記事を投稿しているのか、そして、誰が競合者のことを話しているのか、さらに、その理由をチェックするのだ。彼らを見習い、さらに一歩上を目指そう。あるいは競争をやめて、少し異なるニッチを特定する手もある。
私たちはとりあえずは世界征服を計画しているわけではない – セルゲイ・ブリン
9. ソーシャルメディアを利用する。 ソーシャルメディアの効果は過剰に宣伝されることが多いが、本質、そして、数字を見る限り、効果があることは間違いない。名前の言及はリンク構築の新しい形である。人々の間につながりを構築することが重要である。グーグルには問題がある。リンクを関連するコンテンツの尺度として利用する戦略は以前ほど効果はなく、今後、間違いなくさらに複雑な一連のシグナルを用意するはずだ。その中には人々とサイトとのつながりが含まれるだろう。最も関連しているサイト – これこそグーグルが一番知りたがっていることだ。つながりを持つことが出来る各種の方法を考慮し、つながりを持てる環境を作ろう。
10. ブログ/フォーラム/ツイッターを読み始める。 と言っても既に良質なリソースおよび賢者達を紹介しているが 🙂
上述の10の手順を踏めば、プロセスの80%は完了したことになる。残りの20%は、時間、そして、細かい作業が必要とされるプロセスである。
最も有益なSEOの情報は公開されていない可能性が高い点を肝に銘じておこう。個人的なネットワークを築いてその情報を獲得するのだ。これはあらゆる事業に当てはまるはずだ。
ネットワーク作りに励もう 🙂
この記事は、SEO Bookに掲載された「The Inside Line On SEO 」を翻訳した内容です。
SEOの作業をする際に、SEOの情報を得るのを一旦止める、というアプローチは確かに正しいかもですね。細かいテクニックに走るなら別ですが、ここにあるようなまっとうなSEOの取り組みを行っていれば余計な情報ははっきりいっていらないでしょう。人に評価されるコンテンツを作って最低限のSEOを施し、ログを見ながら検索キーワードを意識してまたニーズのあるコンテンツを作成する、、、地道で大変ですが、つまるところ、それが究極のSEOですし、Content is Kingなんですよね。 — SEO Japan
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