あなたは、“コンテンツマーケティング”とはお金を稼ぐブログを持つことを意味すると思っているかもしれない。それとも、EzineArticlesやSquidooのようなアーティクルサイトのコンテンツを生産することだろうか？それとも、Eメールの自動返信機能を持つこと？
コンテンツマーケティングは、そういったことよりもずっと大きな意味を持つ。
コンテンツマーケティングの裏にある考え方そのものとは、何か素晴らしいものを作るために自分の独創力とノウハウを使用し、その素晴らしいものを利用して製品を売り込むことである。それは、セス・ゴーディンのパーミッションマーケティングの概念のイメージと結びつくことが多いが、コンテンツマーケティングはあなたがするどんなプロモーションや売り込みの一部にもなり得るのだ。
あなたの独創力を呼び起こすために、今すぐ使える49のコンテンツマーケティングの戦術を紹介しよう。これらの中には、もっと面白い何らかのコンテンツを作るというアイディアや、時代をリードするのに役に立つアイディア、見込み客のコンバージョンのためのアイディアも含まれている。
1. “コンテンツ”はオンラインにあるものだけではない。最近ビル・グレイザー（ダン・ケネディのビジネスパートナー）と話をする機会があったのだが、彼は、忠誠心を築きリピーターを増やすためには全ての企業において紙面のニュースレターを既存の顧客に送る必要があるという強い信念を持っている。
私は“全ての”という部分に関しては分からないが、彼はたくさんの企業について知っているのだと思う。ちなみに、通常、企業はその手のカスタマーレターはフォーマットや印刷がオシャレになりすぎない方がより効果があると考えている。光沢用紙の4色印刷は広告っぽいが、普通用紙のシンプルなコピー印刷はより内部情報っぽく見えるのだ。
2. 有名なインターネットマーケティングの第一人者の中には、クリック報酬型はどんどんと費用がかかるために、ダイレクトメールを試している人がいることにあなたは驚くだろう。オンラインコンテンツマーケティングで効果のあるテクニックは、オフラインでも素晴らしい効果を発揮するのだ。
3.特別なレポートや白書を書き、厄介な問題を興味深い方法で対処する。
4. Eメール自動返信機能によって配信される無料コースを作る。私自身のビジネスでも顧客のためにこの方法をよく使用する。これは、信頼とラポートを築くのにとても優れた方法なのだ（実際、これをどのように行うのかを示した無料のEコースがある）。
5. 競争の激しいキーワードフレーズでトラフィックを呼び込むことを目的とした教育的なシリーズやブログ投稿を書く（例えば、コピーライティングの原則について書いたものがある）。
6. あなたのビジネスへの興味を築くために無料の遠隔授業を提供する。あなた自身について全部話してもいいし、パートナーと一緒のインタビュー形式にしてもいい。その授業を記録しておくことを忘れないこと。その記録がまた将来のマーケティングで使用できる価値あるコンテンツになるのだ。
7. あなたのコンテンツをさらに発展させ付加価値をつけるような有料の遠隔授業を提供する。もう一度言うが、その授業は記録し、その内容が依然として今日的な意味を帯びている限りは製品として売ることができる。
8.それ自体が利益の多いビジネスになるメンバー専用のウェブサイトを作る。
9. Googleトラフィックを引き付けて集めるためにSquidooのレンズを1つ以上作る。
10. WetPaintのような無料サイトにウィキを作成し、読者があなたのビジョンに協力したり貢献したりできるようにする。
11. Facebookのページを作り（個人的なプロフィールとは別に）、顧客と交流できるプラットフォームを増やす。
12. 自分のブログ記事ベスト100を実際の書籍にまとめる。セス・ゴーディンはこの方法がうまくいった。あなたもうまくいくはずだ。
13. あなたに関係のあるトピックに関してオンラインフォーラムで貢献した時には、自分の回答がコンテンツであることを忘れないこと。確実にこのコンテンツがあなたの評判を高めるようにすることだ。
14. 自分の一番人気のブログ記事に本当に優れた画像を追加して、それをPowerPointに変換し、CamtasiaでYouTube動画用に記録する。
15. 小さなニッチサイトを効果的に作成するためにWordPressを使用する。あなたは質の高いコンテンツを研究しているのだから、あなたのサイトは通常の上に出るだろう。これらのニッチなサイトを使って、Commission Junctionのようなアフィリエイト市場から製品を売るのだ。
(Commission Junctionは、デジタルと同時に“現実世界”の製品を提供している。もしあなたがコーヒーや映画ポスターやコレクターズ人形を売りたいのなら、それも可能なのだ。)
16. 私たちの多くは、Twitterが見込み客と顧客の関係を築く非常に優れたツールであることを知っている。Twitterを最も効果的に使用するには、楽しませるツイート、笑えるツイートまたは個人的なツイートにすることである。Twitterの正しいバランスは、通常95％が関係構築、5％が販売活動である。
17. あなたのトピックに関連した難しい問題をあなたがどのようにして乗り越えたかについて話すためには、どんなコンテンツ媒体も使用する。絶対に間違いを犯さない権力者であろうとしないこと。その代わりに、読者が自分に関係があると思う問題を解決した賢い実在の人物であることだ。
18. ブログ記事のように見えるイエローページ広告を書く。興味深く、ためになり、面白くて説得力のあるものにすること。
さらに、通常の連絡先に加え、あなたのEメール自動返信に登録して無料の白書を手に入れる方法もイエローページ広告に載せるともっと良い。
19. あなたのトップ10～15のポッドキャストを取り上げ、それを文字に起こして編集し、電子書籍として販売する。
20. あなたのトピックに強い人を5，6人集めて、それぞれのプレゼンターが音声または動画のワークショップを持ち寄ったバーチャル会議を設置する。これは、売り物になる製品を作るための比較的簡単な方法である。繰り返しになるが、これの記録物は内容が今日的な意味を帯びている限りは売り物になる。
21.自分のお気に入りのチャリティのためにTweetathonを実施する。指定の金額以上の寄付の見返りとして価値のあるコンテンツ（スペシャルレポートなど）を作ることを検討するのだ。
22. ブログ友達と一緒に宝探しゲームを作成する。それぞれが自分のブログのどこかに手掛かりを隠し、読者はその全ての手掛かりを探し集めて景品をゲットするのだ。（もちろん、景品とは価値のあるコンテンツである。）
23. 他人のブログへのあなたのコメントはコンテンツである。それらをコンテンツとして扱うのだ。オリジナル性があって、今日的な意味があって、面白いものでなければならない。
24. あなたのトピックに関することで他の人を褒めたたえるために自分のコンテンツを使用する。公式でも非公式でもパートナーシップは、コンテンツの世界でのあなたの成功を飛躍的に増加させる。
25. 購入者ガイドを作成する。購入時の疑問を自分の思い通りに組み立てるために使うのだ。どんなことが期待できてどんなことを注意すべきか購入者に知らせること。彼らによくある質問も教えること。
自分勝手すぎるものにしてはいけない。もしちゃんとしたものが出来れば（そして他のベンダーにビジネスの一部分、特にあなたには向いていない客向けのもので勝たせておけば）、うまくいくだろう。
26. 紙面の新聞または雑誌に論説を書く。そう、いまだに数え切れないほどの多くの人がこれらの紙面を読んでいるのだ。
27. もし新聞や雑誌にあなたの論説を載せられないとしたら、広告スペースを買って記事体広告を載せよう。
28. 読者が通常目にしないようなソースから風変りな話を集める。もしあなたの読者が素粒子物理学者ならば、Enquirer（アメリカのタブロイド紙）の記事を引用するのだ。それらの記事からあなたのトピックに関連するような隠喩と類似点をふるいにかけて見つけ出す。
とっぴな変わった記事は、どんなコンテンツも人を引き付けるものにする。読まれることのないコンテンツから結果を得ることは出来ないのだ。
29. 注目のトピックについて産業レポートを書く。産業レポートのためにSkypeや電話インタビューに同意してくれる著名人が多いことに驚くことになるだろう。
30. 自分のサイト用のコンテンツが、あまりにも変、または失礼、もしくはありきたりすぎる、感傷的すぎる、極端なR指定やG指定なものになってしまったら、それを他の人のサイトへのゲスト投稿として使用しよう。本心をさらけ出すが、別の顔も見せるのだ。
31. WordPressで作成したからといって、ブログと呼ぶ必要はない。もしかしたらそれは、オンラインコーヒーショップかもしれないし、ウェブ版セルフコーチングサイト、バーチャルコンシェルジュ、家庭教師、通信学習、ディレクトリや辞書かもしれない。とにかく読者の心に響く名前をつけることだ。
32. ハロウィンのコスチュームやクリスマスのイルミネーションのように特定の祝日に関するグッズを売るために最適化されているSquidooレンズのコレクションを築く。現在そういったものが数多く存在するため、広範囲なテーマ内から十分なサービスのないニッチを探すことだ。
33. あなたが大きな影響力を持っていて、何か言いたいことがある？それならマニフェストを書こう！もし読者がもっと知りたいと思ったら、彼らをあなたのブログまたはメールリストに送ろう。あなたがオプトインメールを要求しないかぎり、この方法はうまくいく傾向がある。これは自分のアイディア（または名前）を広く遠く広めることが目的なのだ。
34. 書籍、ブログ、ニュースレター、ツール、物的製品、情報製品など、全てのことをレビューする。
35. 情報過多になりやすいトピック（“お勧めのiPhoneアプリ”もその1つかもしれない）を選び、それを分かりやすくまとめる。シンプルでユーザーに分かりやすい“ベスト10”を作り、混乱した情報から読者を救い出すのだ。
36. あなたの製品またはサービスを、人々が今話題にしている有名人の変な話と比較する。よく目を凝らせば、パリス・ヒルトンのWorld of Warcraft 中毒とあなたのビジネスに共通することが7つ見つかるだろう。
37. コンテンツのアイディアに行き詰ったら、Diggのフロントページであなたとは無関係の話を見つけるのだ。そしてその話を書き直して、あなたと関係のある話にする。（見出し以外は全く違うものになるかもしれないが、それでいいのだ。実際、その方が望ましいかもしれない。）
38. 有名雑誌から盗んだ見出しを使う。私はCosmoが一番効果的だと思っているが、ニューススタンドに並んでいるものならどれでも効果があるだろう。先述したように、その雑誌が自分のトピックとは無関係なほどうまくいく。私の永続的な人気記事の1つはこのテクニックを使用して書いたものだ。
39. コンテンツを利用して、これまであなたが自分の製品を売る際に直面してきた全ての欠点に対処する。あなたの製品やサービスがそれらの問題に取り組んでいることを示すような興味深い記事を書くのだ。
40. クライアントとのセッションを記録し（もちろん彼らの許可をとって）、あなたと仕事をすることを考えている人に“お試し”として提供する。
41. 役に立つツール（チェックリスト、スプレッドシートベースの計算表、カンニングペーパー、計画表など）を作り、自分のブログ購読者やメールリストに配布する。それがあなたのサイトや自動配信メールを購読することへの素晴らしい“お礼”になるのだ。
42. 購読者のために特別な“感謝コンテンツ”を作る。例えば、私はバレンタインと感謝祭の日には特別な購読者のためだけにコンテンツを配信し、読者に感謝の気持ちを伝える。私はそれを簡単な感謝の気持ち以上のものになるように心掛け、読者にとって小さなプレゼントになるようなコンテンツにしている。
43. ブログのシリーズ投稿またはEメールの自動配信機能を使って、遠回しのセールスレターを作る。
44. あなたが飼っている2歳の犬でも猫でもオウムでも豚でもいいから、ペットが“書いた”コラムを連載する。かわい子ぶったのが読者にうけると考えるのだ。一度やってみるといい。
45. ばかげた比較をする。あなたの届いた手が遠ければ遠いほどうまくいくだろう。“Lolcat（ロルキャット）でアーク溶接を上達させる101の方法”は注目を浴びること間違いなしだ。アーク溶接工の間だけではあるが。
46. 無料のコンテンツに加えて、毎月有料のニュースレターを発行してEメールまたは郵便で配信する。無料サイトの載っているよりも詳細なハウツーや参考情報を載せること。
それを重要な収入減に追加するために、たくさんの購読者に販売する必要もないし、高い値段をつける必要もない。
47. 毎月レコーディングをする。音声でもFlip Videoを使用した動画でもいい。友達とコーヒーを飲みに行くような普段っぽいカジュアルなものにすること。毎月、読者が直面している差し迫った問題を1つ取り上げて、読者の現在の環境が何であれ成功するであろう3つか4つのテクニックを紹介するのだ。
これが有料ニュースレターの素晴らしいアドオンになる。
48. あなたの顧客が特別ウェブに精通していないのであれば（時に精通していたとしても）、コンテンツをCDやDVDで提供することを考えてみよう。安い費用でこれをやってくれるビジネスはたくさんあるし、知覚価値は純粋なオンラインコンテンツよりもはるかに高い。
49. 自分自身のアイディアを思いつくために、とても気前の良い自分ととてもクリエイティブな自分を組み合わせる。どうすれば顧客の生活をより良いものにするコンテンツを作れるのか考え、そのコンテンツを顧客の前に並べる刺激的で新しい方法を思い描いてみることだ。
これはこのテーマの最後の言葉ではなく、単なる始まりの言葉にすぎない。もしこのリストの中に気に入るものが見つからなかったら、是非コメント欄でそのことを教えて欲しい！
この記事は、Copybloggerに掲載された「49 Creative Ways You Can Profit From Content Marketing」を翻訳した内容です。
どれも少しひとひねりある面白いアイデアが満載の記事でした。すぐに実践できそうな内容も多いですし、アイデアが枯渇した際にさらっと読み流してみるとまた新たな発見があるかもしれません。 — SEO Japan
2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO（コンバージョン最適化）を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。
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