一部のサイトのグ-グルの検索トラフィックが、インデックスの問題の影響を受け、大幅に落ち込んでいた。グーグルはこれが単なる誤作動だという立場を強調している:
このスレッドで指摘されている問題については精査しましたが、ポリシーの変更やアルゴリズムへの変化の結果発生したものではありません。これはグーグル側の技術的な問題が原因であり、出来るだけ早く解決します(しかし全てのサイトで問題が解決するまでには数日間を要する可能性があります)。ユーザーは何も変える必要はなく、グーグルは、コンテンツを今後も今まで通りクロールして、インデックスしていきます(現在はスピードダウンしている可能性があるものの、すぐに全てのサイトにおいてこの問題が解決されることを望んでいます)。この段階で大きな変更は行うことは勧めません(明らかな問題を見つけた場合は別ですが)。私たちがこの問題を解決した時点で、別の問題に発展する可能性があるためです。
この問題によってトラフィックが激減したサイトの例として、以下の表を掲載する。以前グーグルのトラフィックはヤフー!やビングがもたらすトラフィックの10倍あったものの、バグが見つかって以来、横並びになっている点に注目してもらいたい。
また、割と最近、500サイトのドメインからリンクを受けているサイトが数日間にわたってインデックスから姿を消し、3日後に復帰した事例もある。さらにスピードを増し、さらに範囲を広めるグーグルの取り組みにより、安定性が揺らいでいるのではないだろうか。ソーシャルメディアに侵入することで、多くの誤ったシグナルが表れ、オリジナルよりもコピーの作品を宣伝することもある。様々なインデックスの問題も加わり、急激に大問題に発展する可能性がある。
確かに些細な技術的なトラブルかもしれないが、テッドスターも指摘しているように、このような“些細な”問題は、主要なインデックスのアップデートの先に、または同時に起こるものだ。私がSEO業界に参入して以来、昨年を除き、グーグルは毎年休暇シーズンの前にアルゴリズムの大きな変更を実施しているような気がする。
これには3つか4つの理由があると思う:
顧客を持つSEO業者として、予測ができない事態は困る。なぜなら、予想を管理するのが難しくなるからだ。グーグルの“些細な技術の問題”によりランキングが落ちると、SEO業者への信頼が揺らぐ。グーグルは大きな問題が起きていることを認めることもあるが、問題が起きた“後”に認めることもある。事が起きた後に認められても、数週間はマーケットに与えた疑念が完全に消えることはない。
例えば、半分の顧客がトラフィックを2倍に増やしても、3分の1の顧客が検索トラフィックを半分失ってしまうと、SEOの業者としては、トラフィックを失った顧客からは批判されるものの、前進を実感することはほどんどない。結局、SEOコンサルタントになるよりも、多角的なウェブパブリッシャーになる方が有利だと思う理由がここにある… 何かがうまくいくと &他の何かが落ち込む。そうしたら、追加のリソースをうまくいっている部門につぎ込み、この変化がもたらす上昇を最大限に利用するのだ。
しばらくランキングを追跡していないなら、今こそ追跡してもらいたい。大きな問題が起きている間は、毎日(様々な競争のレベルで)様々なキーワードでランクを追跡する価値があるだろう。そうすることで、新たなレンズを手に入れ、このレンズを通して関連性のアルゴリズムをチェックし、そして、どこに向かっているのかを確認することが出来るからだ。
この記事は、SEO Bookに掲載された「Ho Ho Ho, Go Google Go」を翻訳した内容です。
相変わらずのGoogle金儲け主義最優先説ですが・・・笑 意外と正しかったりしそうなところが怖いですね。Yahoo! JapanのGoogle採用とは多分全く関係ないのでしょうが、タイミング的にはGoogleで変わり続ける順位に一喜一憂する日本のウェブマスターさん(&SEO業者)を増やすのは間違いなさそうです。。。 — SEO Japan
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