Googleが10月20日に行ったアルゴリズムの変更に煽りを食らった人もいるかもしれない。
違いに気が付かなかった人もいるだろう。
10月20日、多くのサイトがこけにされた。ランキングとトラフィックはどん底に急落した。ウェブマスターのフォーラムが点灯した。我々はそれに気付いた。私が気付いた。しかし、他のウェブマスター達はこの騒ぎが何なのか分からなかった。
ご存じの通り、ランキングのアルゴリズムは1つだけではない。たくさんのアルゴリズムが存在する。ある1つのサイトに影響することが他のサイトには影響しないかもしれない。むしろ面白いことに、Googleのジョン・ミューラーはGoogleのサポートフォーラム上のこのスレッドに頭を突っ込んで、 こんな賢いアドバイスをしているのだ;(HatTip: Barry)
あなたがここで目にしている変化は、アルゴリズムの変更から来ているようである。我々の最近のアルゴリズムに関する変更(主として5月に起こるため世間では“メーデーアップデイト”と言われている)の一端として、我々のアルゴリズムはサイトを別に評価している。これは順位付けの変更であって、手動のスパムペナルティの類や、あなたのコンテンツのクロールやインデックスに関する技術的問題によるものではない。この変更に関する詳細はマットの動画で見ることができる:
…そして….
我々のアルゴリズムの様々な部分は、アルゴリズムが見つけたものに基づいて、その時々においてサイトに適用することが可能だ。我々はまずはこの変更を今年既に公開したが、ウェブが変わり、サイトが変わり、そしてそれに伴い、我々のアルゴリズムは継続的にウェブ上そしてこれらのサイト上の現在の状況に合わせて変化する予定だ。この問題と同じ時期にこれらの変更を目にすることは混乱を招くかもしれないが、それらは本当に関係がないし、これは一般的なアルゴリズムの変更ではないのだ(だからもし最近他のサイトが変化が見られたのなら、もしかしたらそのサイトに適用しないのかもしれない)。
4か月前に作られたマットの動画は、メーデーのアルゴリズム変更について話していた。ジョン・ミューラーはこう付け加えている:“我々のアルゴリズムの様々な部分は、その時々においてサイトに適用することが可能だ。”つまり、5月に起きたことが、5月や6月や7月にはあなたのサイトに影響を与えないかもしれないが、何ヶ月も経った後に襲うかもしれないということだ。これは、あなたのサイトが閾値を始動させるかもしれないこと、そして一昨日とは全く違って評価されるかもしれないということを示唆している。
これはまだなぜこんなにも多くのサイトが同じ日に攻撃されたのかということを完全に説明するものではないが、概してGoogleは物事を詳細には説明しないのである。
厄介なことには、新しいコンテンツ、特にブログに影響を与えている、広く認められたインデックスの問題があったのだ。再び、ジョンが登場してこれは別の問題であることを示した。
今、全てのSEOがアルゴリズムの変更に慣れている。今に始まったことではないのだ。しかし、今回のものは私を本当に当惑させた。その理由は主に、今回影響を受けたサイトの種類にある。
私自身のサイトの1つについて自分探しのQ&Aをしてみた:
Q: いくつのリンクを買いましたか?
A: 1つも買っていません。
Q: リンクを販売していますか?
A: いいえ。
Q: “悪い隣人”(バッドネイバーフッド)にリンクしているとか?
A: 私の気づいている限りでは、ないです・・・
Q: 強引なやり方でリンク構築をしましたか?
A: いいえ。いかなるリンク構築もしなかったです。
Q: は?
A: それは質問ではありませんね。
Q: では、あなたはただコンテンツを公開しただけなのですか?
A: その通りです。
Q: では、人々が自発的にあなたのサイトにリンクした?
A: そうです。きっと気に入ってくれたのでしょう。
Q: あなたのコンテンツは大量のSEOをしていた?
A: いいえ。実際、私は、ライターには“SEOコピーライティング”に類似したことをしないようにと明確に指示しました。それは、読者のための流れを台無しにしますから。
Q: 全てオリジナルのコンテンツですか?
A: 全てオリジナルです。手書きです。どこにも機械は使っていません。
Q: では、このサイトはGoogleのウェブマスターガイドラインに従っていますか?
A: 私はその中にはうまくごまかしている部分があると思います。“エンドユーザーにとって便利であること”が指導原理でした。
それにもかかわらず、ひどい攻撃を受けた。
さらに面白いことは、それに取って代わったサイトの性質である。私はキーワードというキーワードをチェックして、スクリプト駆動型、強引なブラックハット、中身のないサイトが上位にあるのを見つけた。これは、全てのケースではない。そこにあるべき、私のサイトよりも上に表示されるに値する有益なサイトもある。公正である。しかしながら、疑わしいに値するとも言えるような多くのサイトが上位を占領していたのだ。
これは気になる。
役に立つ独自のコンテンツ、そして基本をカバーする以外はSEOに注意を払い過ぎないものを発行することの正当性を私は信じている。SEOはたくさんある中の1つの戦略であり、サイトは何よりもまず、人々に役立つことが分かるべきである。
明らかに免除されるサイトなどない。あなたはGoogleのウェブマスターガイドラインを超えないようにするか、さもなければ追い出される。私はそれを知っていた。しかし、ガイドラインに従わないサイトがあなたの代わりになる時・・・
….認めよう―それは腹が立つ。
恐らく、Googleは、自分が好きなサイトに高い順位で報いる。私たちが多くの強引なサイトがトップページに詰まっているのを目にするのなら、それはつまりGoogleが本当に求めているものが強引なサイトなのだと思うべきなのだろうか?
私はそうではないと思いたい。
たぶん彼らは私たちにちょっかいを出そうとしているのか?
それとも彼らが失敗したのか?
それとも変更はまだ眠っているのか?
それとも彼らが本当にこの方法を望んでいたのか?
私は今もまだ観察を続け考えている。恐らくこのサイトはそのうち元の状態に戻るだろう。もしくは、最初からやり直す必要があるのかもしれない。どうなったかはお知らせする。
もしあなたも自分のサイトで同じようなことに気が付いたなら、コメント欄で知らせて欲しい。
この記事は、SEO Bookに掲載された「Who Benefits From Following Google’s Guidelines?
」を翻訳した内容です。
愚痴といえば愚痴のような記事なのですが。。。。汗 ま、Googleもやろうとしていることを常に検索結果に反映できるわけではないですしね。だからこそSEOが効いてしまう部分もありますし。。。しかし今年の年末のGoogleの順位変動はYahoo! JapanのGoogle変更を待っている日本のウェブマスターさんのみならず、世界中のウェブマスターさんを不安にさせているようですね。 — SEO Japan
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