グーグルに、有料リンクポリシーを違反していると警告され、ウェブサイトにそのようなリンクが見当たらない場合、皆さんならどうするだろうか?小規模なウェブマスターなら、グーグルのウェブマスターヘルプフォーラムを訪問し、助けを請うことも出来る。しかし、大規模なグローバルレベルの大企業のウェブサイトの一翼を担っているなら、社内でそっと問題を解決したくなるはずだ。
Forbes.com(フォーブス.com)のウェブサイトのチームの一員はそうは思わなかったようだ。
バリー・シュワルツ氏が、サーチエンジン・ラウンドテーブルに先頭を切って投稿したエントリで説明しているように、フォーブス.comのデニス・ピンスキー氏はグーグルのウェブマスターヘルプフォーラムを訪問し、グーグルがフォーブスのウェブサイトで有料リンクを発見した後に送った文書を公開していた。ピンスキー氏は次のような質問を投げかけていた:
どのリンクが違反しているのか教えてくれませんか?
教えてあげられる人はいるはずだ。実際に、テッククランチは、ピンスキー氏にE-businessに関するページの「Resources」セクションにグーグルが問題視したリンクが幾つか見受けられると伝えた。このリンクは調査され、有料リンクである可能性が高いことが分かった。また、テッククランチは、フォーブスが今週の週明けにフォーブス.comからこの類のリンクを削除したものの…このページを明らかに見逃していると指摘している。
情けない。
しかし、グーグルは何をしていたのだろうか?グーグルは今までフォーブスにこのような警告をしたことはなかったのだろうか?もし、そうならなぜここまで時間がかかったのだろうか?フォーブス.comは、リンクを販売したため、2007年にツールバーのページランクを失ったサイトの一つであった。これはダニー・サリバン氏が2009年に再びこの件を取り上げた際に引き続き行われていた。しかし、フォーブスがこのようなリンクを取り除くまで、なぜこんなに時間がかかったのかを問うべきなのかもしれない。そして、「Resources」のリストは、E-businessのページからいつ頃削除されるのか興味深いところだ。
この記事は、Search Engine Landに掲載された「After Google Warning, Forbes Comes Oh So Close To Cleaning Up Its Paid Links」を翻訳した内容です。
今回はForbesのサイト担当者がGoogleのウェブマスターツール経由で有料リンクに関する警告を受けたことを、Googleのウェブマスターフォーラムで質問したことから、ちょっとした騒ぎになったという話でした。実際にサイト上で有料リンクが販売されていた形跡があり、投稿時にも有料リンクが一部掲載されており、担当者の人は気づかず無知なふりをして投稿したのではないか?と、本人自ら炎上させてしまった感もあります(該当ページは削除済み)。最も、フォーラムで質問する位ですから、有料リンク販売は止めたつもりでそれはそれで非難されることではないでしょうが、素人を装った投稿(と多くの人に判断された)と、記事にもあるようにForbesは以前、有料リンクを販売してページランクを0に落とされた前科もあったのが火に油を注いでしまったようです。有料リンク販売については色々な議論があると思いますがGoogle的には完全NGを謳っているのは事実です。販売する側も側であらゆるリスクは想定しておく必要はあるのでしょうね。 — SEO Japan
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