Google、パンダアップデート2.2を間もなく展開

公開日:2011/06/15

最終更新日:2024/02/20

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シアトルで行われたSMX Advancedにてグーグルからパンダアップデートのアルゴリズム更新が近日中に予定されていることが発表されました。今回はその内容をサーチエンジンランドが解説した記事をご紹介。 — SEO Japan

panda-and-babyウェブマスターとSEO業者にとって大きなニュースが、今週行われたSMX Advanced カンファレンスで明らかになった。グーグルが、パンダアルゴリズムアップデートのバージョン 2.2を間もなくリリースするようだ。

グーグルのマット・カッツ氏は、火曜日に行われたダニー・サリバン氏とのキーノート Q & Aセッションで、この情報を認めた。カッツ氏は、アップデートが承認されており、まだ導入されてはいないものの、すぐに導入されるはずだと明かした。

スクレイパー検知を改善

次回のアップデートは、多くのウェブマスター達が、初回のパンダ/ファーマーアップデートに関連して苦言を呈した問題にターゲットを絞っている。それは、コンテンツをスクレイプ(収集)し、再び配信するサイトが、オリジナルのコンテンツのソースよりも上位にランクインされてしまう問題である。

「変更が既に認められており、この問題を解決する上で役に立つはずです。」とカッツ氏は話していた。

同氏はまた過去のパンダ関連の情報を繰り返し指摘していた:

  • グーグルはパンダアルゴリズムを今後も調整し、アップデートしていく。
  • パンダが英語圏の検索以外(日本語)にも完全に反映される日時は決まっていない。

パンダから回復

また、カッツ氏は、誤ってパンダにターゲットにされたサイトへの特別な対処は行われいないものの、データの再コンパイルが行われており、一部のサイトにはプラスに働いている可能性があると述べた。

とりわけ、カッツ氏は、パンダアルゴリズムは、自動的なスパム検知ツールとは対照的に、アップデートの影響を受けるべき特定のサイトを区別するため、グーグルがインデックスした全てのページに対して、不定期に実施されている点も指摘していた。

例えば、グーグルは隠しテキストを利用している可能性のあるページを常にスキャンしている。隠しテキストを見つけると、罰を課す可能性がある。

グーグルは、パンダのペナルティーを受けた可能性のあるページを頻繁にスキャンしているわけではない。その代わりに、グーグル自身の判断でアルゴリズムを実施しており、このアルゴリズムが、打撃を受けるべきウェブサイトを特定する。

つまり、パンダによって打撃を受けたサイトに変更を加えても、グーグルで直ちに変化が反映されるわけではないのだ。このような変更は、“それが有益な場合”グーグルが次にパンダの評価を行うまでは記録されないことになる。

次回のパンダアップデートがいつ実施されるのか気になるところだが、グーグルは明確な回答は避けていた。しかし、数週間おきに、アルゴリズムが改善された際に関連して実施されているようだ(パンダ 1.0、パンダ 2.0、パンダ 2.1、パンダ 2.2等)。

詳細

SMX Advanced カンファレンスに関する情報がもっと必要なら、1日目2日目のライブブログのまとめに目を通しておこう。パンダの詳細は、次のサーチエンジンランドのエントリを参考にしてもらいたい:

パンダアップデートに関する必読のエントリ

パンダ関連のニュースと回復に関するアドバイス

パンダアップデートの勝者 & 敗者

ストックイメージ: Shutterstock.com(ライセンス済み)

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Coming Soon: Google Panda Update 2.2」を翻訳した内容です。

日本語対応の前の話ではありますが、英語圏のウェブマスターはアップデートの度に一喜一憂する日々を送っていそうです。2.2は微調整レベルな感じですが、隠しテキストなどのスパム検知ツールが定期的にサイトの改善状況を巡回するのに比較して、パンダアルゴリズムによるサイト評価はあくまでグーグルの定期・不定期のアルゴリズム適応によって更新されるものなんんですね。パンダアルゴリズムの不具合的な要素で順位下落したサイトにとってはたまったものじゃないでしょうが、だからこそ細かな微調整を続けているのでしょうね。しかし日本語対応される頃にはパンダアップデートも相当進化していそうですね。結果、当初のパンダアップデートのようにどうみても真っ当なサイトの順位が下落するなんてことは起こりにくくなるかもしれません。もちろん日本語の壁はあるわけですが。。。どうなることやら。 — SEO Japan
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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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