ウェブマスターとSEO業者にとって大きなニュースが、今週行われたSMX Advanced カンファレンスで明らかになった。グーグルが、パンダアルゴリズムアップデートのバージョン 2.2を間もなくリリースするようだ。
グーグルのマット・カッツ氏は、火曜日に行われたダニー・サリバン氏とのキーノート Q & Aセッションで、この情報を認めた。カッツ氏は、アップデートが承認されており、まだ導入されてはいないものの、すぐに導入されるはずだと明かした。
次回のアップデートは、多くのウェブマスター達が、初回のパンダ/ファーマーアップデートに関連して苦言を呈した問題にターゲットを絞っている。それは、コンテンツをスクレイプ(収集)し、再び配信するサイトが、オリジナルのコンテンツのソースよりも上位にランクインされてしまう問題である。
「変更が既に認められており、この問題を解決する上で役に立つはずです。」とカッツ氏は話していた。
同氏はまた過去のパンダ関連の情報を繰り返し指摘していた:
また、カッツ氏は、誤ってパンダにターゲットにされたサイトへの特別な対処は行われいないものの、データの再コンパイルが行われており、一部のサイトにはプラスに働いている可能性があると述べた。
とりわけ、カッツ氏は、パンダアルゴリズムは、自動的なスパム検知ツールとは対照的に、アップデートの影響を受けるべき特定のサイトを区別するため、グーグルがインデックスした全てのページに対して、不定期に実施されている点も指摘していた。
例えば、グーグルは隠しテキストを利用している可能性のあるページを常にスキャンしている。隠しテキストを見つけると、罰を課す可能性がある。
グーグルは、パンダのペナルティーを受けた可能性のあるページを頻繁にスキャンしているわけではない。その代わりに、グーグル自身の判断でアルゴリズムを実施しており、このアルゴリズムが、打撃を受けるべきウェブサイトを特定する。
つまり、パンダによって打撃を受けたサイトに変更を加えても、グーグルで直ちに変化が反映されるわけではないのだ。このような変更は、“それが有益な場合”グーグルが次にパンダの評価を行うまでは記録されないことになる。
次回のパンダアップデートがいつ実施されるのか気になるところだが、グーグルは明確な回答は避けていた。しかし、数週間おきに、アルゴリズムが改善された際に関連して実施されているようだ(パンダ 1.0、パンダ 2.0、パンダ 2.1、パンダ 2.2等)。
SMX Advanced カンファレンスに関する情報がもっと必要なら、1日目と2日目のライブブログのまとめに目を通しておこう。パンダの詳細は、次のサーチエンジンランドのエントリを参考にしてもらいたい:
パンダアップデートに関する必読のエントリ
パンダ関連のニュースと回復に関するアドバイス
この記事は、Search Engine Landに掲載された「Coming Soon: Google Panda Update 2.2」を翻訳した内容です。
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