Googleのゲイリー・イリーズ氏がTwitterで発言している。Googleは今のところ、モバイル検索結果のランキングを決定する際、大部分をデスクトップの要素を使用している。しかし、Googleはモバイルサイトの内容を全く無視し、盲目的にデスクトップの要素のみを信頼しているわけではない。
ゲイリー氏は、”Googleは両者(デスクトップサイトとモバイルサイト)に大きな相違があるかを確認していないわけではない。”と述べている。
つまり、Googleはデスクトップサイトとモバイルサイトの両方を確認しており、もしも大きな差異があれば、該当のサイトにフラグをつけて、より詳細な確認を行っているのだろう。
ここで疑問なのは、Googleはどのようにして”大きな差異”を決定しているのか、ということになる。Googleがその内容を公開するとは考えられないが、今後はそのプロセスの自動化をさらに進めていくと考えている。今のところは、Googleは該当のサイトにフラグを立て、それらを手動アクションの確認担当(Webスパムファイター)に送付し、入念な確認をしていると思われる。
@jbobbink We’re currently using the desktop version for mobile (which does not mean we will not check for huge discrepancies between the 2)
— Gary Illyes (@methode) 2015, 7月 28
【画像内和訳(上部)】
デスクトップとモバイルのプラットフォームに何か違いはあるのだろうか?
【画像内和訳(下部)】
Googleはモバイルの順位にデスクトップの要素を使用している。(しかし、両者に大きな相違があるかを確認していないわけではない。)
この件に関するTwitterはこちら。
この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Hotel Price Drop Alerts In Google Now」を翻訳した内容です。
新情報というよりも、改めの情報の確認といったところでしょうか。先日行われたSMXでも同様の発言はされていましたが、はっきりと確認しているとは述べていなかったと思います。ともあれ、健全にサイトを運用していれば問題ないかと思いますが、もしもアルゴリズムに組み込まれ、悪意がなくとも引っかかってしまった場合は、注意が必要です。記事中でもありましたが、どの程度の違いをスパムと判断するか、今後の情報に期待したいと思います。
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