“Designed by”リンクについては昔から議論されてきた。こうしたリンクをWebサイトに含めて良いものか?その場合、リンクジュースは受け渡されるのか?
私があなたの会社のWebサイトを作成した場合、”site designed by Barry”というテキストを掲載し、リンクを私のサイトに向けて張っても良いのだろうか?比較的小規模のデザイン会社だとは思うが、25%くらいの割合で、こうしたリンクを目にすると感じている。
GoogleのJohn Mueller氏は、”こうしたリンクを張ること自体は問題ではないが、nofollowを必ず付けるべきだ“、と発言している。つまり、サイトオーナーがこうしたリンクを掲載することを望んでいたとしても、必ずnofollowにすべきだ、ということである。
上記の話題は、ページ下部の動画の19:47から始まっているが、その内容を下記に記載する。
質問:
私はWebデザインの代理店で働いています。我々が作成した全てのサイトのフッターに、”designed by 〇〇”というリンクを張っているのですが、こうしたリンクを張ることは認められるものですか?それとも、すぐに止めたほうがよいですか?
答え:
不自然なリンクかどうか、という視点から考えるのが良いかと思う。
我々の観点で言えば、こうしたリンクは、Webマスターが自身のサイトに心から記載したいと思う類のリンクではないだろう。
そのため、こうしたリンクをフッターに記載したいのであれば、必ずnofollowを付けることを薦める。こうすることで、興味のある人はクリックすることができるが、Webマスターが意図的に記載した広告としては見られないリンク、となるだろう。nofollowを付けることで、あなたが後に、”なんてこった。こんなリンクを沢山作ってしまった。Googleは私が不自然なリンクの構築を行ったと考えないだろうか。。。”などと不安に怯えることはなくなる。
そのため、こうしたリンクには必ずnofollowを付けたほうが良いだろう。あなたが設置する価値があると判断すれば、設置自体をやめることは考えなくて良い。該当のサイトのWebマスターも同意しているのであれば、こうしたリンクを設置したいと思うことは当然だとは思う。しかし、くれぐれもnofollowは付けるようにしたほうが良い。
Jennifer Slegg氏が今回の話題を最初に記事にしており、WebmasterWorldでも話題となっている。
個人的には、Googleがnofollowリンクのシステムを作るより前に、私の会社がこうしたリンクを掲載すること中止している。なぜなら、大手の代理店はこうしたリンクを設置しないと気づいたからである。なんとなく、安っぽいイメージを与えてしまうと感じるのだ。
WebmasterWorldとGoogle+での話題はこちら。
この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Google: Definitely Put A Nofollow On Web Design By Links」を翻訳した内容です。
Googleからのペナルティは引き続き強化されると感じますが、ランキング上昇を意図的に狙っていないリンクが原因となった場合、非常に後悔することになるでしょう。Roger Montti氏が、”リンクとはサイテーション(引用)だ”と発言していましたが、引用や参照にならないようなリンクについては、nofollowの設置を検討したほうが良さそうです。
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