Googleは、本サイト、Search Engine Landに対して、10月17日(金)ペンギンフィルターをアップデートしたことを認めた。ペンギンは、スパムと見なされるサイト、とりわけ、Googleのリンクに関するガイドラインを違反したサイトをターゲットにしている。
一部のサイトが、米国現地時間の金曜の夜にGoogleの検索結果に大きな変化が生じたことに気づき、これは、Googleが今月中にアップデートすることを明言していた待望のペンギンアップデートではないかと推測していた。
そして、本日、私がこの件に関して尋ねた際、Googleは、これがペンギンアップデートであると認めた。ただし、Googleは、ペンギンの最新版の影響を受ける検索結果の割合(%)に関して、そして、前回のリリースから大きな変更があったかどうかに関して、詳しい情報は明らかにしてくれなかった。この点においては、詳細が分かり次第、お伝えする。
これで6回目のアップデートが行われたことになる。Googleは、今回のアップデートに番号を与えていない。しかし、Search Engine Landでは、前回のアップデートから随分と時間が経過している点を鑑み、メジャーなリリースとしてカウントする価値があると判断し、ペンギン 3.0と呼ぶことにした。
以下に、今までペンギンがリリースされた日付を挙げていく:
私達のサイトでは、ペンギン 1.1とペンギン 1.2を、以前、それぞれ、ペンギン 2、ペンギン 3と呼んでいた。これは、Googleが番号をつけていなかったため、私達が独自で番号を与えたためだ。しかし、4回目のリリースが行われた際、Googleは、ペンギン 2.0と言う名前を与えた。そこで、出遅れたGoogleに従い、番号をつけ直すことにした。
最新のペンギンのリリースは、Googleの歴史の中で、最も待ち望まれたアップデートの一つに数えられる。一部のパブリッシャーは、前回のアップデートから1年余りが経過した段階で行われた今回のアップデートを心待ちにしていた。
パブリッシャー達を不安に駆り立てていた原因は、ペンギンの仕組みにあった。ペンギンに捕まると、変更を加えたとしても、次回のアップデートが行われるまで、その変更が、Googleが求めていたものかどうか分からないのだ。
つまり、前回のペンギンアップデート — 2013年10月 — につかまったパブリッシャーは、スパムリンクの削除等、自分達が取った対応が正しかったどうか、今まで待っていたことになる。正しかった場合、週末、トラフィックに改善が見られるはずだ。正しくなかった場合、再び変更を行い、Googleがペンギンを再びリリースするまで待たなければならない。
因みに、過去3週間以内にリンクの否認を試みていたとしても、今回のペンギンアップデートでは対応してもらえない。理由を知りたい方は、今月の上旬に行われたSMX カンファレンスで、Googleが行ったプレゼンをまとめたこの記事を読んでもらいたい。
また、ランキングが落ちても、実際にペンギンに捕まったとは限らない点を肝に銘じておいてもらいたい。ペンギンによって、様々なリンクが考慮されなくなると、リンクの影響力は継承されなくなり、「票」とは見なされなくなる。
このような(Googleの立場で見た)偽の票からメリットを得ていたサイトは、たとえ直接ペナルティーを受けていなくても、この影響力を失い、その結果、ランクが落ちてしまう可能性がある。
Googleは、今回の最新版のペンギンに関して、より頻繁に更新される新たなシステムを導入したと示唆している。時間が経てば分かるはずだ — カウントは既に始まっている。
最新情報: Googleは、10月20日、月曜日の朝の時点で、ペンギンの展開が完了したと明言した。
この記事は、GSearch Engine Landに掲載された「Google Releases Penguin 3.0 ? First Penguin Update In Over A Year」を翻訳した内容です。
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