空前の世界的スマホブームで、モバイル&スマホの広告市場を誰が取るかという激戦が繰り広げられています。ネットワーク自体は拡がっているものの、まだまだスタンダード化されていないスマホ広告の世界、今回は広告のクリック率とオフィスからの距離の関係をデータで比較してみた面白い調査結果があったので紹介します。 — SEO Japan
ローカル検索のプロバイダーおよびネットワークのYP(以前のAT&Tの広告およびディレクトリサービス部門)が、そのネットワーク上の消費者と広告主から集めた検索とアクティビティのデータをQ3 Local Insights Reportの中で発表した。
このレポートには、そのオンライン、モバイル、IPTVのプロパティから得られた調査結果が含まれている。YPローカルアドネットワークは、“検索数5億7300万とインプレッション数100億”を示す。
以下は、ローカル検索のカテゴリにおけるトップ10だ:
レストランは、他のローカル検索プロバイダーと同様に、YPのリストのトップに長い間君臨している。しかしながら、広告主のトップカテゴリは、もっと流動的だ。
YPは、異なるプラットフォームにおけるモバイル広告のクリックスルー率(CTR)のパターンを示している他のデータソースに同調した。Appleのデバイスでは、Androidデバイス上のアプリ内広告よりも47%高いCTRが見られた。また、iPadのCTRはiPhoneよりも9%高かった。
このレポートの中のもう一つの面白い情報は、CTRと距離の関係だ。最大CTR(エンゲージメントの“スウィートスポット”)は、ユーザーから1~2マイル離れた企業のモバイルディスプレイ広告で発生した。パフォーマンスは半径10マイルまでは変化の範囲は狭かったが、それを超えると減少した。
私が上で取り上げたこと以上の発見とデータがあるので、詳細なレポートを見たい人はここでダウンロードしよう。
この記事は、Search Engine Landに掲載された「Report: Highest Mobile CTRs Where User 1-2 Miles From Business」を翻訳した内容です。
前半のローカル検索で検索される分野は大体納得という感じですね。自動車関連サービスが4位&7位にランクインしているのは自動車大国アメリカだからでしょうか。金融サービスは銀行やATMを探すという感じですかね。成長中の広告主がメンタルヘルス系だったりアンティークだったりというのは、不思議な気もします。
中盤以降のデータ、iPadがiPhoneより7%CTRが高いのは想像がつきますが、AppleデバイスのCTRがAndroidより47%高い差は一体?!画面サイズの差なのか、ユーザー層なのか。。
そして最後のCTRとオフィスからの距離の関係も面白いですね。余りオフィスに近いと仕事モードでクリックしないということなんでしょうか。遠すぎてもCTRは下がっていますし、オフィスから一定の距離を離れて、アプリでもやって広告をクリックする余裕がある「心地よい」距離が1~2マイル(1.6~3.2km)なのでしょうか?
まだまだ進化の過程にあるモバイルデバイス&モバイル広告、この調査結果に何か進化のヒントはあったでしょうか? — SEO Japan [G+]
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