SEOを行う上で原則資格は不要です。
日々ルールが変わり続ける上、必ずしも座学で身に着けた知識が役に立つわけではないためです。
しかし、「SEOを体系的に学びたい」という理由から、資格の取得を目指す方もいるかと思います。
そこでこの記事では、SEOの資格を取得するメリット・デメリットや、SEOに関連する資格を紹介します。
今後SEOの知識を増やしたいと考えている方や、仕事に有利な資格を獲得したいという方は、ぜひ最後までご覧ください。
参考:SEOとは? 企業が実施するSEOの目的・内容とメリット・デメリット
目次
こちらでは、SEOの資格を取得するメリットについて解説します。
SEOの勉強を順序立てて進められる点は、資格取得の大きなメリットです。SEOには幅広い知識が求められるため「何から取りかかればいいのかわからない」と感じることもあるでしょう。
大半の場合、資格試験には勉強用のテキストが用意されているので、勉強を進めやすい点が魅力です。
SEOの知識を身につけられると、検索を通じた集客が行えます。
など、SEOで上位を取るメリットは多岐にわたります。
資格を取得していると、就職活動において有利になる可能性があります。SEOの基礎知識があることを証明できるためです。
SEOの知識は様々な会社で役に立つので、資格を持っていると役に立つことがあります。
SEOの資格を取得することはメリットばかりではありません。
むしろ、資格を取得してしまったがために、逆にデメリットに働くことがあります。そのようなデメリットをいくつかご紹介します。
SEOの歴史は20年以上に渡り、検索エンジンの仕組みは日々進化を続けています。
そのため、一線級で活躍しているSEOプレイヤーであっても、Googleの動向に振り回されたり、サイトの検索順位を落としたりすることも珍しくありません。
資格試験で学べる知識はあくまでも基礎知識で、実務レベルにはほど遠いのが現状です。
知識を使うために資格試験をがんばっても、その先で知識が活用できない可能性があります。
簿記や医療資格とは異なり、SEOの資格は認定されたものではなく、あくまでも民間企業が設定した資格にすぎません。
そして、SEOの資格に現役のSEOプレイヤーはほぼ関わっておらず、むしろ資格へは懐疑的な印象を抱いています。
「転職活動に使える!」と思って資格を取得しても、むしろ取得していることで「あまりわかってないのかもしれないな」と思われる可能性があります。
引用:ウェブ解析士協会
ウェブ解析士は、ウェブ解析士協会が実施している、Web解析やデータを読み取るスキルなどを習得する資格です。
SEOを直接学べるわけではありませんが、SEOにも活きる普遍的なWeb解析スキルの基本が押さえられます。
引用:Google
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)は、その名のとおりGoogleアナリティクスを理解するための資格です。
Googleパートナーに登録すれば、無料で試験を受けられます。
試験の対策方法は、Googleアナリティクスアカデミーが実施しているオンラインコースでの学習がおすすめです。
を勉強できます。
GoogleアナリティクスはSEOを行ううえで重要なツールなので、ぜひ学習を検討してみてください。
引用:Google
Google Marketing Platform認定資格は、以下の試験をまとめた総称です。
主に上記に関連するプラットフォームサービスを使用して、重要なワークフローやタスクを実行するスキルを身につけられます。
受験料は無料で、1時間程度で受講できます。各試験の教材も無料で閲覧できるので、ツールの勉強を進めたい方におすすめです。
引用:Google
Google AdWords認定資格は、広告管理や運用に関する基礎知識から実務能力を身に付ける試験です。
SEOとGoogle広告は別物ですが、集客方法の一環としてスキルを所持しておくと良いでしょう。
取得できる資格は以下の通りです。
他のGoogle認定資格と同様に無料で受験可能です。
広告出稿に関する知識を身につけたい方は、受験を検討してみてください。
SEOの資格を取得することで、一定以上の知識を身につけられます。
しかし、資格勉強が実務によって得られる知識を上回ることはありません。
「SEOを勉強したいが、何から取り組めばいいのかがわからない」と考えている方であっても、まずは自身でサイトを運営し、手を動かしてみるのがおすすめです。
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