毎日のように頻繁に投げ掛けられる質問がある:
ランキングが落ちています。どうすればいいですか?
SEOは、ロングテールを重視する方針に切り換えているため、ランキングの追跡には、私は懐疑的な立場を取っている。そもそも、検索のトラフィックが、四半期ごとに増えているなら、ランキングを気にする必要はない。
しかし、ランキングの追跡にこだわり、ランキングを維持することを望む方々のために、特定のキーワードでランキングが落ち始めていることに気づいた時に、実施することが出来る7つの取り組みを紹介していく。
目次
ここ最近、内部リンク(サイト内のページ間でリンクを張る)の利用を忘れてしまう誤りをよく目にする。また、内部リンクを利用していても、キーワードリッチなアンカーテキストを用いているサイトが多いが、この方針は薦められない。
冒頭で、フレーズ「検索はロングテールを重視する方針に切り換えている」から、Quick Sproutのロングテールに関する記事にリンクを張っている。これは、内部リンク構築のお手本である。
こうすることで、ロングテールのSEO関連のキーワードで上位にランクインさせる効果が見込める。内部リンクを活用する際は、キーワードを詰め込んだアンカーテキストを回避することが重要である。そのため、私なら、アンカーテキスト「ロングテール SEO」を使って、ロングテールのSEOに関する記事に繰り返しリンクを張る行為は控える。
キーワードリッチではないアンカーテキストを採用する戦略は、効果がとても高く、実際に、Mashableは、内部リンク構築の取り組みのおかげで、ワード「YouTube」でグーグルのSERPの1ページ目にランクインしている。
ただし、内部リンクを加え始めた瞬間に成果が現れるわけではないので、注意してもらいたい。 通常は、内部リンクの効果が現れ始めるのは、3ヶ月後である。また、単純に過去のウェブページや投稿から大量に内部リンクを無理やり構築するべきではない。あくまでも徐々に実施し、また、新しいページにもリンクを張っていく必要がある。
2010年、グーグルは、サイトのランキングを決定する際に、サイトのスピードを考慮していることを明らかにした。グーグルがサイトが読み込まれるスピードを気にする理由を考えてもらいたい。 読み込みに時間がかかるウェブサイトを上位にランク付けすると、そのサイトをクリックしたユーザーはストレスを抱える。その結果、ユーザーがグーグルを利用する機会は減り…最終的にグーグルの収益が少なくなる。
それでは、サイトのスピードを改善するには、何をすればいいのだろうか?ここでは、技術的なタスクを次々と挙げていくわけではないので、安心して頂きたい。その代わりに、シンプル且つお金のかからないソリューションを紹介する。
それは、Page Speedだ。このサービスに登録し、技術を必要としないステップに従うだけで良い。ウェブサイトの読み込みの時間が短縮されるはずだ。
ランキングが落ちると、最初にどんな対策が脳裏に浮かぶだろうか?もっとリンクを増やす必要がある、と思うのではないだろうか?
ランキングが落ちたウェブページに対して、大量のリンクを急激なペースで構築してしまう人は多い。グーグルは賢く、不自然なペースでリンクが増えていれば、すぐに気づく。そのため、ランキングが落ちたページに過剰な量のリンクを向けると、ランキングはさらに落ちてしまう。
しかし、その他の内部のページにリンクを張り、キーワードリッチなアンカーテキストを避けると、ランキングが安定するだけでなく、上がる可能性もある。この戦略は、サイト全体のオーソリティを高める効果があり、その結果、全てのキーワードにおいてランキングが高くなる。
リンク構築に関するアイデアを求めているなら、このガイドをチェックすると良いだろう。必要な知識をすべて得られるはずだ。
この戦略は、今回するソリューションの中で最もシンプルであり、尚且つ、最も効果が高い。
グーグルは、新鮮ではない、古いページよりも、新しいページを上位にランク付けすることを望む。そのため、更新したコンテンツや画像をウェブページに加えると、UXの改善につながる。
すると、サイトに滞在する時間が長くなり、サイトにリンクを張る確率、さらには、ソーシャルウェブでコンテンツをシェアする確率は高くなる。
Instagramのフォロワーを増やす方法を紹介する私のブログの記事が、良い例だ。ピーク時、この記事は、グーグルから1ヶ月間で12万1550名のビジターを獲得していた。
しかし、この記事で提供していたアドバイスは、古くなり、ランキングは落ち、最終的に、ビジターは1万4952名まで減った。
このコンテンツをアップデートしたところ、再び、この記事を読み、Facebookでシェアしてもらえるようになった。90日以内に、トラフィックは月間6万2885名まで回復した。ピーク時と比べると、それでもまだ少ないが、継続してトラフィックは増えており、3-6ヶ月後には、ピーク時のトラフィックに戻るだろう。
グーグルのウェブマスターツールのアカウントにログインすると、グーグルがクリックスルー率を記録していることに気づくはずだ。
ランキングを高くすることで、検索トラフィックを増やすことが出来る。また、クリックスルー率を改善することで、同じ効果が望める。検索エンジンが、ランキングに対して、クリックスルー率が非常に低いことに気づくと、リスティングがあまり適切ではないことを意味するため、ランキングを落とされてしまう。
この問題に対処するため、タイトルタグとメタディスクリプションを最適化(日本語)するべきである。以下のキーワードをメタタグ内で利用すると、クリックが増える効果がある:
あるには、グーグルのオーサーシップを介して、クリックスルー率を高くする手もある。
顔写真を検索リスティングの隣に加えると、その他の多くのリスティングよりも目立ち、クリックスルー率を150%アップさせることが出来るかもしれない。オーサーシップを活用する際は、次の4つのステップに従うだけで良い:
モバイルおよびタブレットデバイスは、ラップトップやデスクトップよりも遥かに早いペースで増加している。ウェブサイトが、全てのデバイスのタイプと互換性が取れている状態だと、ランキングを高く保つことが出来る確率は高まる。
検索エンジンのユーザーの大部分が、携帯電話を利用しているなら、モバイルフレンドリーではないサイトを継続して上位にランクインさせるのは、グーグルにとっては、適切な方針とは言えない。
グーグルアナリティクスを介して、ウェブサイトを訪問する際に用いられているデバイスのタイプを確認することが出来る — 携帯電話、タブレット、ラップトップ、そして、デスクトップコンプータ。
ビジターが利用しているモバイルデバイスのタイプを特定したいなら、グーグルアナリティクスにログインして、「ユーザー」、「モバイル」、「デバイス」の順にクリックしていく。
良質なモバイルUXを提供するためには、まずは、サイトが早く読み込まれる点を確認するべきである。なぜなら、誰もがスピーディーなネット環境を持っているとは限らないためだ。その際は、先程紹介した、グーグルのPage Speedを使うと良い。
次に、ウェブサイトのデザインをレスポンシブにすることで、モバイル、または、タブレットで優れたUXを提供することが出来る。こうすることで、スクリーンのサイズに関わらず、デザインが自動的に適応するようになる。
Quick Sproutは、レスポンシブデザインの良い例だ。iPhoneやタブレットからこのサイトを開くと、次のようにサイトが表示されるはずだ:
レスポンシブデザインを作りたいなら、このチュートリアルを参考にしよう。
最近、ソーシャルシェアがランキングに影響を与えるか否かに関する議論がヒートアップしている。答えがどちらであれ、ソーシャルシェアが増えると、トラフィックは増える。そして、ウェブサイトにアクセスするビジターが増えると、自然にリンクを張ってもらえる確率は高くなる。そして、リンクが増えると、ランキングは高くなる。
そのため、もっとソーシャルシェアを獲得するべきである。
ウェブページのソーシャルシェアを増やす効果のある、シンプルな7つの方法が存在する:
SEOはロングテール戦略に移っているため、ランキングの追跡が有効な方針だとは、私には思えない。しかし、ランキングをチェックして、継続的に改善していきたいなら — とりわけ、ランキングが落ち始めているなら — 上述した手法を活用すると良いだろう。
全ての手法を組み合わせて利用すると、最高の成果が得られるが、それでも、すぐにランキングが戻るわけではない。通常は、実際に成果が現れるまでには、上の手法を実施し始めてから2、3ヶ月を要する。
ランキングが落ち始めたら、皆さんなら、どのような対策を講じるだろうか?
この記事は、Quick Sproutに掲載された「Why Your Search Rankings Are Dropping (and 7 Ways to Fix It)」を翻訳した内容です。
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