Googleの検索結果ページで圧倒的に目立つための4テクニック

公開日:2012/08/21

最終更新日:2024/03/01

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SEOで検索結果の順位を上げるテクニックも大方語りつくされてきた感がありますが、昔から重要性は語られつつも十分に取り組まれていないままなのが、検索結果上で自身の表示内容をより目立たせるテクニック。表示の内容、され方次第でクリック率に大きな影響があるのは、定期的にリリースされる統計データでも明らかですが、順位至上主義のSEOの中で、検索結果の表示方法によるクリック率向上策は見過ごされてきた感があります。そこで今回は、ネット最強のマーケッターの一人であるQuick Sproutの筆者がこの検索結果上の表示内容の最適化方法について教えてくれた記事を紹介します。日々順位獲得戦争に明け暮れている方、一度真剣に考えてみては。 — SEO Japan

検索リスティングのクリックスルー率を高めたいだろうか?ある戦略を採用することで、ウェブサイトにより質の高いトラフィックを送り込むクリックスルー率を高めることが出来る: それは、SERPリスティングのサイズを拡大する手法である。

大半のSERPリスティングは次のリスティングと似たり寄ったりである:

google serps

検索エンジンの結果ページ(SERP)での競争は激しい。とりわけ、グーグルがアルゴリズムにこれでもかとばかりに多くの変更を加えている現状では尚更である。こういった変更は、イメージ、動画、ローカル検索、そして、広告を優先することで、自然な結果を押し下げてしまうため、上のような通常のリスティングでは不十分になってしまう。

リスティングを拡大する必要がある。今回は、この作業を行う上で役に立つ4つのステップを紹介する。

ステップ #1: 完全且つ魅力的なメタデスクリプションを作成する

メタデスクリプションはSEO業界の多くの専門家が見過ごしているアイテムである。キーワードが豊富なメタデスクリプションは、検索ランキングにおいてリンクやソーシャルシグナルほど大きな要素とは考えられていないが、SERPでのCTRを高める等、その他の多くの効果を期待することが出来る。

だからこそメタデスクリプションの最適化を行う価値があるのだ。しかし、優れたメタデスクリプションとはどのようなメタデスクリプションを指すのだろうか?また、グーグルの結果で目立つメタデスクリプションを作成するにはどうすればいいのだろうか?

以下に幾つかテクニックを挙げていく:

  • 小さなメタデスクリプションを避ける – 160文字しか利用することが出来ない…そのためすべての文字を活用するよう努力をしよう。 少なくとも2行に達する長さのデスクリプションを作るべきである(ワードのサイズにもよるが、1行は大体80文字である)。
  • 説得力のあるコール・トゥ・アクションを含める – メタデスクリプション内でユーザーにクリックしてもらえるように説得する必要がある:
    • アクションを求める動詞で始める: 「…の理由を発見しよう」や「…に関する記事を読もう」等
    • アクションで締めくくる: 「続きを読む」や「今すぐ発見する」等
    • 質問を投げかける: 「今まで気になったことはありますか?」や「もし…だったら、どうしますか?」等
  • 続きが気になる終わり方にする – 昼メロからテクニックを拝借し、メタデスクリプションを続きが気になる終わり方で締めくくる: 「予想出来ない展開が次に起こります」
  • キーワードを使う – ユーザーの検索クエリ内のワードが、タイトルやデスクリプションのワードとマッチすると、当該のワードはハイライトされ、リスティングはより注目してもらえるようになる。

メタデスクリプションを拡大することで、検索リスティングをグーグルで容易に目立たせることが出来るだろう。

ステップ #2: デュアルランキングを作る

検索を行い、1ページ目のSERPで同じドメインに向かう2つの結果を見たことがあるだろうか?以下に例を掲載する:

google cooking serps

これは「cooking」で検索した際に表示される結果である。フードネットワークは2つの関連するページを最適化し、さらに、お互いに近いポジションを得られてラッキーだと思うかもしれない。

しかし、実際にはグーグルは同じSERPに同じドメインが掲載されている場合、同じドメインからページに一緒にリンクを張る。

要するに、SERPの1ページ目でドメインのページが4位を獲得し、2ページ目で違うページが11位を得ているなら、低いランキングのページを最適化し、1ページ目に繰り上げることに成功すると、グーグルは5位に押し上げてくれるのだ。

するとCTRのメリットは大幅に増加する。10位と11位の違いに注目してもらいたい:

google serps 10 and 11

次にトップ10の結果を見てほしい:

google serps share

これで11位から4、5、もしくは6位に押し上げる価値は十分に理解してもらえたはずだ。

私がこの取り組みを行う方法を紹介する:

  • タイトルとデスクリプションタグから手をつける – ランキングの高いページと低いランキングのページのキーワードを一致させる試みを行う。タイトルまたはメタデスクリプションを重複させないように注意する必要がある。コンテンツは固有でなければいけないが、キーワードに関連付けることも忘れないでほしい。
  • オンページの最適化を評価する – ランキングの高いページを精査し、ヘッダーのキーワードに注意し、コピーする。低いランキングのページを修正し、高いランキングのページに似せる。ただし、ここでもコンテンツが固有になるように注意してもらいたい。コンテンツの重複は避けておきたい。
  • 内部リンクをランキングの低いページに向ける – サイト内部のリンクをランキングの低いページに向ける。キーワードが豊かに散りばめられたアンカーテキストを利用することが肝要である。新しいページを作ることも出来るが、同じページカテゴリのラベルを持つページを特定し、そこからリンクを張る方が容易である。こうすることで古いページをアップデートするメリットまで得られるのだ。
  • 外部のリンクをランキングの低いページに向ける – 複数の戦略が存在するので一つずつ紹介していこう:
    • 信頼されているサイトでゲスト投稿を志願し、ランキングの低いページに1本または2本のキーワードが詰まったアンカーテキストを向ける。
    • 自分のページに向けられている可能性があるリンク切れを探す。見つけたらウェブマスターに伝えよう。 W3Cのツールを使って、ウェブサイト上のリンク切れを見つけることが出来る。
    • 関連する公の機関のサイトにeメールを送って、リンクを張ってもらうよう頼む。

ランキングの低いページを1ページ目に掲載してもらえばそれで終わりである。1、2、または3を獲得するよりも遥かに容易である。2、3本のリンクを加えるだけで、11や12から10に動かすことが出来る可能性はある。

ステップ #3: リッチスニペットを活用する

検索リスティングにプラスの影響を与えるグーグルが生み出した最高の作品の一つが、リッチスニペットである。リッチスニペットは複数のアイテムに有効である:

レシピ (検索クエリ: 「oatmeal cookies receipe」)
google serps oatmeal

会社のロケーション (検索クエリ: 「car alarms」)
google car serps

製品(検索クエリ: 「otter boxes」)
google product serps

イベント (検索クエリ: 「sasquatch festival」)
google event serps

ご覧のように、一般的な検索クエリを利用している1つ目と2つ目の例では、以下の理由で当該のリスティングは目立っている:

  • それぞれのリスティングでキーワードがハイライトされている。
  • 5つ星評価もまた競合するリスティングとは一線を画す上で役に立っている。この星評価はリスティングに行を加えており、そのため例え評価が低くても、目立たせる効果は見込める。
  • 「car alarm」の例は、ロケーションのリストのおかげで目立っている。これでも省略している。

他の2つの例では、サイトリンクによってリスティングが拡大しているため目立っている(この点に関しては後ほど説明する)。

リッチスニペットに関しては素晴らしいアドバイスが幾つか提供されているので参考にしてもらいたい:

ステップ #4: サイトリンクを手に入れる

サイトリンクは、ルートドメインのリスティングの下のリンクであり、分かりやすいナビゲーションおよびシンプルなサイトの構造を基にサイトを拡大するアイテムである。

google quicksprout serps

グーグルによると、サイトリンクは自動的に生成され、グーグルが検索エンジンのユーザーにとって有益だと判断した場合のみ表示されるようだ。しかし、以下のベストプラクティスを用いて、サイトリンクを獲得する可能性を高めることが出来る:

  • グーグルウェブマスターのアカウントを作成する – まだアカウントを作成していないなら、グーグルにアクセスし、ブログまたはウェブサイト用のウェブマスターのアカウントを設定しよう。設定は簡単であり、約24時間で完了する。このプロセスは、以下の取り組みを行う上でも有益であり、こういった取り組みもサイトリンクを得る上で重要である:
    • URLを投稿する
    • サイトマップを投稿する
    • サイトの再審査を請求する – 全てのタスクを実施し、サイトリンクに値すると確信しているなら、グーグルにサイトを見直してもらえるようにお願いしよう。
  • リンク切れを削除する – ワードプレスを利用しているなら、ブロークンリンクチェッカープラグインを使って、リンク切れを見つけよう。
  • HTMLのエラーを削除するW3C HTML バリデーションサービス等のツールを使って、サイトを検索し、タグおよびコード内のエラーを特定する。エラーを特定したら、削除しよう。
  • CSSのエラーを削除する – HTMLのエラーを発見するツールを使って、CSSのエラーを見つけることが可能である。
  • 良質なコンテンツを作成する – 上の例にも反映されているように、私のブログの投稿はサイトリンクで利用されている。当該のコンテンツは人気が高く、多くの被リンクを獲得し、そして、多数のソーシャルシグナルを生成しているため、サイトリンクに利用されているのだ。これらのコンテンツは詳細な情報を提供し、高度である。
  • リンクベイトを作る – リンクベイトのコンテンツを使ってリンクを集め、その後、このページがサイトリンクに用いられることがある。
  • 関連するアンカーテキストを使って被リンクを集める – 被リンクは検索の基幹である。外部リンクを優秀なページにもたらそう。 このような優れたページこそ、サイトリンクで表示したいページである。
  • 自然な検索のトラフィックを増やす – 自然な検索結果から得られるトラフィックが多ければ多いほど、関連するページだとグーグルに認めてもらえるようになる。こういった戦略を活用して、検索結果のCTRを高めよう。
  • シンプルなナビゲーション – マッシャブルのサイトリンクのほとんどはシンプルなナビゲーションの構造を基に構築されている(ページの上部のリンク)。

結論

SERPが大量のリスティングで埋め尽くされているからといって、諦めるべきではない。なぜなら、こういったリスティングを運営する個人または企業がリスティングのサイズを拡大するための取り組みを行うとは思えないからだ。例えば、リッチスニペットは1年以上前から導入されているが、採用はなかなか進んでいない。

そのため、今回紹介したステップの幾つかを採用する余地は十分に残されている。すべて実施したら何が起きるか想像してもらいたい。

皆さんはその他の方法を使って、SERPのリスティングを拡大したことはあるだろうか?


この記事は、Quick Sproutに掲載された「4 Steps to Making Your Search Listings Stand Out on Google」を翻訳した内容です。

確かに読んでナルホドの話ですし、各セクションの細かいティップスも具体的で参考になりました。デュアルランキングはうまく実現できればサイトへの誘導率は格段に上がりそうですし、サイトリンクやリッチスニペットも活用の余地はまだまだありそうです。基本的な説明文の改善方法も、「(昼メロにならって)続きが気になる終わり方にする」手法はチャレンジしてみたいな、と思いました。

今までイマイチ注目されてこなかった検索結果ページでのクリックスルー率最適化、わかりやすくSCO(SERP CTR OPTIMIZATION)とでも名付けてしまいましょうかね。早速明日SCOサービスのプレスリリースでも出しますか、、、。多分冗談です。 — SEO Japan [G+]

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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