2012年も後半間近、今年出現するスタートアップの中に私たちが見るトレンドは何だろうか?ここでは、年間を通して共通しそうなテーマのうちのいくつかに目を向けて行く。
私たちが楽しみにしている2012年のソーシャルメディアの中で、我らがNancy Messiehは、今年いかにFacebookの支配が、ニッチで多くはモバイルベースのソーシャルネットワークに挑戦されるかを記した。しかしながら、私たちの感覚の測定基準としての‘いいね!’ボタンの支配に挑むことを目標としているスタートアップにも注意を向けよう。
Kevin RoseのOinkは、ありとあらゆるものをレビューする手段を見事に提示して力強いスタートを切った。同時に、Amenは、ユーザーに“スリー・キングスはジョージ・クルーニーの最高の映画だ”というような強い意見を提示させ、他の人にそれに投票させたり自分の意見を提案させたりすることによって、ユーザーの好きなものをはじき出す面白い手段を提供する。
OinkやAmenのようなスタートアップに共通していることは、少量の個々のユーザーアクティビティを通じて、マーケッターにとって価値があるだけでなく個人にとっても楽しくて役に立つ豊富な情報のデータベースを素早く築くことができることだ。
Airbnbが短期のアコモデーションでやったことを‘エクスペリエンス’市場で実施することで、多くのスタートアップが最近登場し出した。彼らは、個人がガイドツアーをしたり、スキルを教えたり、イベントを開催する時間を売ることを可能にしている。予約と支払いは一般的にはスタートアップが取扱い、各アクティビティから手数料を受け取る。
私たちは以前、ベルリン、アムステルダム、ニューヨーク、サンフランシスコで活動するGermany’s Gidsyを取り上げた。Vayable、SideTour、Blink Collective、MyGuidieなども同じ時期に似たようなサービスを持って現れている。これらの対戦者たちのいずれかがこの市場のAirbnbもしくはGrouponになることができるかどうかを見るのは面白いだろう。Vayableはすでに、Airbnbを介してそのエクスペリエンスを売り込むための契約をしているので、将来にとって幸先が良いかもしれない。
しかしながら、この発生初期にある市場における現在の候補者たちは、これまでのところ一握りの場所でしか活動していないため、今年はより資金豊富な候補者の間で拡大する戦いを期待しよう。
独自の‘エクスペリエンス’を売り込む人々以上に、今年広がるトレンドは、ピアツーピア労働者だろう。私たちは2011年の間これに 徹底的に目を向けてきたが、2012年はこのコンセプトが足場を固める時になるだろう。例えば、Taskrabbitは、忙しいプロや小さな企業のために‘雑務’的な仕事をするために就職することを可能にしている。先に述べたエクスペリエンス市場がもう一つの例であるが、Viataskのような競合相手が登場している。
多くの欧米経済における悲惨な状態にある雇用市場では、分散化された労働者が、雇用者の媒介なしにお互いに働く個人と共に今年もっと人気になるかもしれない。もしこれを促進するスタートアップが、そのような仕事についてくる自営業者税の悩みに対処する手助けができるなら、ますます良い。
アメリカではUberがタクシースタートアップで最も知られているが、私たちは以前に、2012年はより小さなサービスの急増を目撃するようであると記した。特にヨーロッパでは、MyTaxi、Hailo、Kabbeeといった企業が大陸中に拡大することになる。Uber自体は最近パリでも始まったため、彼らからもより大きなヨーロッパのプレゼンスを期待しよう。
この市場における異なるプレイヤーは異なるやり方で取り組む。ある者は、ドライバーが自分の携帯上のアプリから仕事に入札することを可能にし、別の者は小型タクシー会社の価格比較サービスとしての機能を果たす。これは、ピアツーピア市場を促進しているスタートアップのもう一つの例でもある。先に述べたエクスペリエンス市場と同様に、この市場で現在完全に異なるプレイヤーが重複するテリトリに拡大しているため、‘縄張り争い’が起きることが予期される。
今年は専用のハードウェアとやり取りするアプリにもっと注意を向けよう。私たちはすでに、過去2,3年で有名になったJawbone UPやWakemateのようなフィットネスデバイスを目にしてきたが、今年は、あらゆる目的に登場する賢い周辺機器に注意を向けるのだ。あなたがいつ植物に水をあげる必要があるかをスマートフォンに教えるデバイスがもうすぐ登場するし、あなたの電力節約数を世界に共有するソーラー式のUSB充電器がすでに存在する(下の写真)。
同時に、ヘルス・フィットネスデバイスがもっと高性能になることは確実だ。私たちは最近、iPhoneアプリにデータを送り返すアディダスのサッカーシューズに注目した。
ソース:画像ソース
この記事は、The Next Webに掲載された「5 startup trends for 2012」を翻訳した内容です。
ハードウェアとソフトウェアの融合は、日本のメーカーが本来率先してやるべきことだったのでしょうが、、、というか、SONYとかずっとそういっていた気もするのですが気づいてみればAppleにGoogle、Samsongにも遅れを取ってしまった現状。巻き返しに期待したいところです。米国ではネットと連動した健康用のフィットネス・デバイスが注目されていたりしますし、意外な日本メーカーが頑張ってくれたりしないですかね。と、読んでいるだけで色々妄想してしまう記事でした。 — SEO Japan [G+]
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