私の同僚のマット・レスター氏がサーチ・エンジン・ランドに投稿したコラムの中で、検索広告キャンペーンの効果を上げるための10のアドバイスを提供していた。そこで、このエントリでは、皆さんがより効果的なSEOキャンペーンを策定することが出来るように、私はさらに10のアドバイスを綴り、レスター氏のアドバイスを補足していく。まずは、アドバイスを提供する前に、SEOの定義および重要な概念を簡単に見ていこう。
SEOは、簡単に言うと、“検索エンジンの結果ページ(SERP)でのオーガニックな検索結果のランキングを改善するためのウェブサイトをデザインする取り組み”と定義することが出来る。そして、ターゲットに選んだオーディエンスが検索するために利用する用語のために最適化することで、コンバージョン率が高い関連するトラフィックをサイトに呼び込むことが出来ると言うわけだ。
SEOの重要な概念(この点に関しては、サーチ・エンジン・ランドの特集エディターを務める、ヴァネッサ・フォックス氏の意見を参考にした)は単純である:
の3点だ。関連性とは、トピックから脱線せず、検索エンジンにサイトの内容を理解してもらうと言う意味だ(1つの事柄に焦点が絞られているのが理想)。技術的な細かい点や環境は変わっているかもしれないが、検索マーケティングは、あくまでもマーケティングである。ウェブサイトを公開し、オンラインの世界とユーザーとのコミュニケーションを図ろう。そして、クロールしてもらえる力と言うのは、サイトをアクセスしてもらえる状態にすることだ。検索エンジンは定期的にウェブ・クローラと言う自動プログラムを送り出す。そして、このクローラがサイトを訪れ、コンテンツを理解しようと試みる。検索エンジンのクローラがサイトのすべてのページを見つけることが出来るように力を貸して、目にしたものを理解してもらえるように工夫しよう。
それではSEOのアドバイストップ10を紹介していこう:
1. キーワードのリサーチからすべてが始まる。 時間を割いて、サイトに訪問してもらいたい人々が利用している言葉を特定し、次にその言葉を関連するページに使おう。特に、これらのキーワードをページのタイトルの最初の2、3語に利用することを勧める。なぜなら、検索エンジンは、このポイントを最もページの中で重要視しているからだ。
2. ウェブ上のSEOに関する情報源から信頼できるアドバイスを得る。 不幸にも、専門家のなかには知ったかぶりをしている人もいる。SEOのフォーラムに劣悪なアドバイスが溢れている場合もある。そのため、慎重に情報源を選ぼう。私たちが推薦するサイトを幾つか紹介しよう : グーグルのエンジニア、マット・カッツ氏のブログ、サーチ・エンジン・ジャーナル、SEOmoz、そして、当然だが、サーチ・エンジン・ランドも忘れてはならない。
3. コードの面倒をみる。 要するに、検索エンジンが簡単に理解することが出来るウェブサイトを構築せよと言うことだ。ウェブサイトには、HTMLページのコードでフォーマットの量を減らすCSS(カスケーディング・スタイル・シート)等の技術を利用するべきである。
4. 簡単なナビゲーションを用意する。 サイトのすべての部分への明確なテキストリンクを構築すればよいだけだ。検索エンジンはイメージのリンクやフラッシュのような凝った動画のリンクを辿ることは出来ない。検索エンジンは分かりやすくて単純なナビゲーションを好む。—そしてユーザーにも同じことが言える。
5. 関連する、信頼できる情報源からリンクを手に入れる。 リンクはサイトへの票のようなものであり、リンクなしでは上位にランクインすることは出来ない。残念ながら、リンクを買ったり、リンクを張る場所やリンクを要請する場所で大人げない行動を取るのは、サイトの重要性を高める上でもはや役には立たない。量ではなく質を重要視しよう。リンクは自分のサイトと関連性があるものでなければならず、信頼できるサイトから得る必要がある。
6. サイトマップのページを構築する。 サイトマップを構築することで、検索エンジンがウェブサイト内のすべてのページを見つけやすくなる。キーワードを豊富に使って簡単に説明し、サイトのスタイルに合うようにページをしよう。サイトに非常に多くのページがあるなら、必要に応じてサイトマップの数を増やし、必ずリンクでつなげよう。
7. テクノロジーも考慮する。 検索エンジンがサイトを見る上で問題を生じさせてしまう技術的な出来事が多数考えられる。例えば、安価なホスティングプランを利用しているなら、グーグルが嫌うポルノサイトと同じウェブサーバーに割り当てられているかもしれない—まさに連座制だ。また、特定のタイプのリダイレクトのように、検索エンジンが忌み嫌う手法をサイトで利用していないだろうか?疑わしいなら、ウェブをデザインした人に尋ねよう。
8. ウェブ解析ソフトを使って進歩を確認する。 選択肢はとても多い。グーグル・アナリティクスは中でも簡単であり、機能が多く、また、無料で利用することが出来る。ウェブ解析を実施すると、ビジターがサイトをどのように利用しているのか、そして、検索エンジンがどれぐらいサイトにトラフィックに送っているのかを細かく把握することが出来る。
9. 検索エンジンに居場所を伝える。 サイトの詳細を検索エンジンに投稿すればよい。必ずしも検索結果でのランキングを向上させることが出来るわけではないものの、役には立つ。グーグル、ヤフー!、そして、マイクロソフトは、サイト内のページすべてのリストを投稿するための場所を用意している。
10. コンテンツが最も重要だと言う点を思い出す。 良質なコンテンツを作成し、最新の情報を把握することは、SEOに欠かせない要素である。検索エンジンは、トレンドに敏感で、定期的に更新されるブログのようなサイトを好む傾向がある。しかし、ビジターのことを一番に考える必要がある—結局、ランキングが高く、多くのトラフィックを獲得していても、ビジターに嫌われては何の意味もない。
先程も申し上げたように、上述のSEOのアドバイスは試行錯誤の上、私が辿りついた結論であり、皆さんの企業を…検索エンジンの結果ページで上位にランクインさせ、正しい方向に導いてくれることを心から願う…
ジム・ニューサムは、総合的なオンラインのバイヤーズガイドおよびバーティカル検索エンジンサービスを提供し、世界155ヶ国以上の2億以上の企業をリストアップするKellysearch.comでサーチマネージャーを務める。サーチ・エンジン・ランドでは、定期的に「バック・トゥ・ベーシック」コラムシリーズを投稿している。
この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。
この記事は、Search Engine Landに掲載された「10 Fundamental Tips To Improve Your SEO」を翻訳した内容です。
This article on Columns: Back To Basics first appeared on Search Engine Land.
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基本ルールだけに当然ながら基本項目ばかりですが(有料リンクの効果がない話はどうなのよ、と言う細かい話はおいておいて)、抑えておきたい内容ばかりですね。最も6や9のサイトマップ作成&登録は意外とやってなかったりしますが。。。(余り順位に影響があるとも思えないのですが、大量にページがあればともかく)。サーチエンジンランドとは言えゲスト投稿ですし、基本項目とはどこまで対応するかどうかは皆さんの判断でお願いします! — SEO Japan
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