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「アイディアだけなら誰でも考えれる」とは良く聞く台詞ですが、それでもやっぱりアイディアが重要なのは間違いありません。「どれだけ凄いアイディアを思いついたと思っても、既に同じアイディアを考えた人が5人はいる」というのも良く聞く話ですが、大事なのは果たしてそのアイディアを具現化し実行できるかどうか。今回はそんなあなたの素敵なアイディアを現実に変える方法を紹介します。 — SEO Japan
アイディアは価値のないものではない。アイディアはそれに従って行動しない限りは価値がないと反対する人もいるが、それは馬鹿げている。なぜなら、アイディアは、クリエイティビティやコミュニケーション、そして新しいアイディアを引き起こすという観点から、私達に多くのものをもたらすからだ。
それでもやはり、絶対に素晴らしいと思うアイディアを思いついた時には、それが現実になるのを見たいと思うものだ。さあ、私達は今、最高に素晴らしいアイディアを思いついた・・・次は何をすれば良いのだろう?!?!
- それを書きとめる。神聖なる全てのものへの愛のために、稲妻のようにアイディアを閃いた時には、それを書きとめておくのだ。稲妻は決して長居をすることがない(それに2度襲ってくることはないと言う人もいる)。自分のアイディアを消してしまわないこと。そうなる可能性は高い。あなたの頭は、狂気でいっぱいで、日々の生活に対処したり、山ほどのことをやりくりしているのだ・・・爆発寸前の天才の最初のカーネルを失わないことだ。
- 煮詰めて、かみしめる。アイディアをしばらくの間煮詰めるのだ。それは数日かもしれないし、数週間になるかもしれない。もしかするともっと長いかもしれない。大切なのは、自分の頭の中でそのアイディアを煮詰め、静かにしかしアツアツに調理し、冷めさせず、焦がさないことだ。アイディアを煮詰めることで、違った角度からそれを考えたり、もっと注意深く検討することができる…アイディアをかみしめるのだ。
アイディアをかみしめるとは、そのアイディアの核心、導入、運用について考え始めることを意味する。それがどのように機能するのか?誰が必要とされるのか?このアイディアを進めるためのステップは何か?私達はまだこのアイディアを飲み込む必要はない…今はただそれをかみしめているだけだ。
- 調査する。 これはかみしめることと並行して実施されるべきことである。アイディアを徹底的に調査し始めるのだ。すでに答えが分かっているものもあるかもしれないが、とにかく以下の質問に回答しよう:
- 誰がこれを求めるか?その理由は?
- 競合相手は誰か?
- これを唯一無二にするものは何か?
- このアイディアをビジネスへと転換するにはどれ位の時間がかかるか?
- 収益モデルは?
- これをどうやって市場に出すか?どうやって販売するのか?
これがあなたに必要な質問の全てというわけではないが、その始まりにはなるだろう。
- 自分のアイディアを他の人に伝える。 他の人に理解してもらうことは難しいかもしれないが大切なことだ。アイディアを自分自身の中に留めておくことは間違いだ。あなたは他の人の見方を得ることはできないし、時に私達は木を見て森を見ないことがある。自分のアイディアを他の人に伝えるのだ。それを説明したり、売り込んだり、一緒にブレインストームしたり。信頼できるソースのアドバイスを求め(ただし、何にでも賛成する“イエスマン”には要注意だ。特に家族がこれに当てはまることが多い!)、未知のもしくはあまりよく知らないソースからのアドバイスを求めるのだ(あなたが関わっている業界のエキスパートやクライアントなど)。
(もしあなたが個人事業主もしくは既存ビジネスを持っているなら)会計士や弁護士は、優れた共鳴板になることが多く、助けることができるかもしれない他の人との良いコネクションがある。
否定する人はいるだろう。そういう人達を完全に軽視したり無視したりしないこと。
- 内観。 全ての起業家は、アイディアを現実に変える前に自分自身に関する突っ込んだ質問をする必要がある。
- 私はそれを実現するだけのリソースを持っているのか?(お金、コネクションなど)
- 私はそれを実現するだけの時間があるのか?
- 私はそれを実現させたいのか?
- 私はそれを実現させるために何を犠牲にするつもりでいるのか?
これらの質問の重要性をないがしろにしないこと。そして、自分の新しいビジネスは時間をとらない、あなたの生活の他の領域の犠牲を必要としない、感情的、体力的、精神的損失がないなどとほんの一瞬でも思わないこと。私はそれが計り知れない幸福をもたらすことを願っているが、そこまでの道のりはゴールドで舗装されてはいないのだ!
- のるかそるか。 この時点で、あなたは決断をすることができる。―自分はこれをするのか、しないのか?決断は下されなければならない。これは、あなたがこの新しいプロジェクトに全ての時間を費やすとか、今までに貯めた金を全て投資するとか、家族を24時間置き去りにするとか、食べる時間も惜しむとか、そういうことではない。ただ、先へ進むための決断をするということだ。もしその答えが“ノー”であるなら、このアイディアはやめて次に進もう。アイディアを捨てるのではない。今はひとまず置いておくだけだ。もし答えが“イエス”ならば、先へと進もう。
- プランを立てる。 プロジェクト開始のプランを作る。50ページにも及ぶビジネスプランである必要はないが、何か紙に記しておきたい。上に挙げた競合相手や独自性などの重要な質問に対する答えが欲しい。プランがなければあなたは、制御不能な力に身を任せて漂っている風の中の塵のようなものである。たとえそれがごく簡単なものであったとしても、プランを持つことは良い。
- 実行する。 考えること、煮詰めること、かみしめること、プランを立てること、話すこと、これらのことが実際にあなたのビジネスをローンチするわけではない。今こそ、そのプランを手に実行に移す時なのだ。小さく始め、機敏に動き、最初のピースを組み立てるのだ。
いくらかのお金を投資する準備をし(法人化、初期投資など)出来る限り予算をタイトにしておくこと。
挫折の覚悟をしておくこと。しかし、挫折は失敗ではなくチャンスだとみなし、先に進み続けるのだ!
- レビュー(見直し)、リバイズ(修正)、リピート(繰り返し)。あなたはもう成功している?もしかしたそうかもしれないが、恐らくそんなことはないだろう。ビジネスを始めることは、全くの直線運動ではないのだ。あなたは自分のプランにある全てのことを見直し、うまくいっていない部分を修正し、先にあげた全てのステップを最初から繰り返す必要がある。変更不能のアイディアやプランはないはずだ。アイディアやプランには適応性があり、生物である…そのように扱うこと。そして、たとえ自分がステップを繰り返しているように思えても、実際にあなたは後ろに進んでいるわけではなく前へと進んでいるのである。
さあ今、あなたは最高のアイディアを現実へと転換した!
成功を祈る!
この記事は、Instigator Blogに掲載された「How To Turn The Greatest Idea Ever Into Reality」を翻訳した内容です。
1つ1つ読むとどれも単純なことなのですが、意外とアイディアは思いつくんだけどキッチリ落とし込んでいないままの人が多いですよね。逆に言うと上のステップを踏めば少なくともアイディアを実際に現実に落とし込めるかどうかの作業は簡単にできるわけですから、自分のアイディアを元に起業したいと考えている人、会社で新規事業を立ち上げてみたいと思っている人は参考にしてトライしてみてはどうでしょう? — SEO Japan