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SEOのみならず、今後のウェブマーケティングで重要といわれる要素の一つがウェブサイトのオーソリティ化。ドメインやページのオーソリティが高ければソーシャルでも検索でも評価が上がり何かと優先表示されやすくなり自然とトラフィックは増えていきます。今回はそんなサイトオーソリティを築くための様々なテクニックを自らもウェブマーケティングのオーソリティであるQuick Sproutから。 — SEO Japan
まずは、オーソリティを定義しよう：ドメインオーソリティは、1つのドメインが上位表示される可能性だ。順位が高ければ高いほどそのサイトが持つオーソリティは高くなり、逆もまた同様だ。
さらに、個々のページのオーソリティについても話せる。これは、あるページが検索エンジンでどのくらい上位に表示されるかというシンプルなものだ。上位に表示されるページはたくさんのオーソリティを持つ。
そこで、SEO、ウェブサイト、もしくはブロガーとして重要なのは、ドメインとページ両方のオーソリティを上げることだ。それを実現させることは、あなたが4つのことをうまくやる限りはそれほど難しいことではない。
1．ディープリンクでオーソリティを作る
もしあなたが、検索エンジンでオーソリティのあるウェブサイト、複数のページで上位表示されるサイトを作りたいのであれば、ページ間の強い関係を作り出す必要がある。
つまり、オーソリティがドメインまで引き上げられる前に特定のキーワードセットで各ページを最適化して、特定のページにおけるオーソリティを作り出す必要があるということだ。
それをする方法はこうだ：
- トピックごとのページ群にリンクする – つまり、“SEO”に関するページを他の“SEO”に関するページに戦略的にリンクさせるということだ。“ソーシャルメディアツール”に関するページは他の“ソーシャルメディアツール”に関するページにリンクさせる。もし、ソーシャルメディアツールに関するページをSEOに関するページにリンクさせれば、そのリンクの関連性は低くなる。
- 1つの特定のページにより多くのリンクを送信する – そのページ群の中で、特定の1つのページ（私はこれをヒーローページと呼ぶのが好きだ）にリンクする。このページへのリンク率は、他のページよりもおよそ4倍高くするべきだ。
- ドメインベースの外部リンクをヒーローページに送る – ここでの外部リンクは、そのトピック群以外のページやその他のページ群からのリンクを意味する。これは、自らのトップページかもしれないしAboutページかもしれない。サイト構造の中でより上位のページを考えるのだ。
- キーワードの共食いを避ける – ヒーローページを指し示すページ数と同じだけのキーワードの変形を生み出すこと。もしそうしなければ、1つのキーワードの効果を薄めることになる。例えば、私が小企業のためのマーケティングアイディアに関するヒーローページを持っているとする。そして、このトピックに関する26のページ群を持っている―つまり、1つのヒーローページとその他の25のサポートページがあるということだ。“小企業のためのマーケティングアイディア”というキーワードを、ヒーローページを指し示すそれら全てのページに使用することは過ちだ。その代わりに、そのようなフレーズのキーワードのバリエーションを作るべきだ。
- 関連のあるウェブサイトからヒーローページへ外部リンクを後押しする – バックリンクは今も検索のバックボーンであるが、他のサイトにあなたのサイトにリンクしてもらうことはまた別の話だ。あなたはこのプロセスをコントロールすることはできない。あなたにできることは、オーソリティの高いリンクを引き付けることによってそれに影響を与えることだけだ。
- ページの上部にリンクを配置する – ヒーローページをサポートするページにリンクを作成する時には、ページの上部にあればあるほどウェイトは高くなり、受け取る信頼性も高くなる。
- 壊れたページを修正する – 壊れたリンクのように、これらは検索エンジンに悪いサインを送る。壊れたリンクを特定し、それらを修正するか、より良いページに301リダイレクトすることだ。
2．動画でオーソリティを作る
私たちは、オーソリティをエキスパートとして考えることがしばしばある。それは、特定のトピックに対する答えを求めて行く人々のことだ。上のディープリンクのプロセスは、あなたのサイトがオーソリティである1つのシグナルだ。全体的なより多くのリンクとそれらのページへのより多くのリンクが、あなたのサイトがオーソリティであるというシグナルを検索エンジンに送る。
しかし、それらのバックリンクに影響を与えることは、もしあなたが上位のオーソリティサイトになりたいのなら使わなければならない1つの戦略である。
動画はページ滞在時間を増やし、リンクを引き付け、あなたが自分のサイト上に持っている数々のリッチメディアを増大させる。誰もが以下のアドバイスに従うことによって優れた動画を作ることができる。
- 自分で調査をする – どんな動画がすでに世に出ているのかを調査することから始める。
- あなたは、同じ動画を作ってそれをオーソリティで勝負させることは避けたい。しかし、人々が知りたがっていることを見つけて、その動画がない場合は、あなたがその所有権を持つ。
- 人々がGoogleで検索していることを発見する。彼らは求めているコンテンツを見つけているだろうか？それは動画の正当な理由になるほどの数だろうか？もしそうなら、あなたがコンテンツを持つべきだ。
- あなたがやりたかったトピックに関するハウツーがすでに存在する場合、そのトピックを拡大する方法を見つけることができるだろうか？“リンクを築く方法”に関する動画を見つけることができるとしよう。そのトピックを拡張して、“30日以内に1つのページに30以上のオーソリティリンクを築く方法”のようなバリエーションを思いつくことができる。
- エキスパートを使用する – あなたがこの業界に20年以上いるなら、あなたがすでにエキスパートであることは間違いない…少なくともエキスパートのように聞こえる。しかし、あなたがある業界の新人であるなら、できるだけ多くのエキスパートに相談することだ。最もしたくないことは、即興でやることだ。たとえあなたがある業界に5年いるとしても、一人か二人のエキスパートにインタビューをして悪いことはない。それがあなたの動画をより信頼できるものにするだろう。
- 台本を書く – 絶対に動画を行き当たりばったりでやらないこと。まずは腰を落ち着けて自分の考えを台本の形で紙に書くこと。これがあなたを明確で簡潔で説得力のあるものにする。そして、段階的に台本を書く。“これがステップ１です”と言って、ステップを説明し、“それでは次のステップに進みましょう”というように。もっと重要なことに、あなたは動画を使用しているのだから、伝えるというよりはステップを見せることだ。
- 動画を編集しテストする – 動画を録画し編集するためにプロを雇うことをお勧めする。しかし、もしその余裕がない場合は、三脚を使用し、適切な照明を使用するようにすること。動画の編集が終わったら、他の人でテストする。彼らが動画を見ながらそのタスクを実際に実行することができるかどうか確かめるのだ。優れた動画は、人々がその動画を見ながらタスクを終わらせることを可能にする。
- 最適化し、共有する – この動画をYouTubeや自分のサイトにアップし、その後、ソーシャルプラットフォームで共有する。それを他のブロガーや興味を持ちそうなウェブサイトにメール送信して、それを埋め込むことを奨励する。キーワードでタグ付けし、ぺージ上や動画内（YouTube上）に文字に書き起こしたものをアップすることも忘れずに。この動画を共有するボタンを目立たせること。
3．オーソリティコンテンツでオーソリティページを作る
パンダアップデートは、質の低いコンテンツとそういったページを持つサイトに本当に大きな影響を与えた。Googleは、そのアップデートは検索の12％に影響すると言った。
Mahalo.comのようなサイトは、このアップデートによって完全に打ちのめされ、順位は転げ落ちた。アップデート前、Mahaloは33,875のキーワードで順位に入っていた。アップデート後、彼らはトップ100の検索結果から落ちて、順位に入ったキーワードは10,000以下になった。
それは70％の落下だ。
幸運にも、Googleがやって来て、オーソリティページを築く望ましい方法を知らせてくれた。このアイディアは、Googleエンジニアが尋ねるのと同じ疑問を尋ねることだ。
最も重要な10個を紹介する：
- その記事はオリジナルか？ あなたが書く全てのことはオリジナルでなければならない。それはコピーしたものでも盗んだものでもあってはならない。自分のサイトに不必要なコンテンツを置くこともしたくない。それもあなたの順位の邪魔をする。さらに、あなたから盗まれたコンテンツをあなたが制御することはできないが、あなたのサイトへのそれらの影響を最小限にする方法はある。
- それは実用的なアドバイスか？適切な調査か？ 読者が意義のある問題を解決するのに役立つためにチュートリアルやハウツーものを提供することによってそのニーズに対応することは、オーソリティのあるコンテンツを作る素晴らしい方法だ。もしあなたが新しいオリジナルの適切な調査を追加することができれば、あなたは真に価値のあるものを作っているということなのだ。
- あらゆる間違いを修正したか？ 間違った綴りや正しくない文法はあなたのページランクに影響を与えることがある。実際、Matt Cuttsは、高いページランクと優れた文法、低いランクと不適切な文法に関係があることを認めた。これには、巧みな編集も含まれる。あなたは公開する前に何回も記事を編集しただろうか？あなたは他の誰かにそれを見てもらっただろうか？
- 読者はそのコンテンツを気に入るか？マシンはどうだろう？ SEOコピーライティングは、人々が便利で説得力があってユニークだと思うようなコンテンツを配信することが全てだ。だから、常に、検索エンジンスパイダーではなく、人のことを頭に入れて書くことだ。 なぜなら、検索エンジンは人からヒントを得るがその逆はないというのが真実だからだ。
- 明白な事実以上の情報を提供しているか？ あなたがブログ記事でアイディアを展開する時には、似たようなトピックをウェブで検索すること。機能する見出しを使用すること。似ているものがあるだろうか？洞察力のあるものを人々に教えることになるだろうか？あなたの読者の80％が、あなたのシェアは新鮮だと思うだろうか？他とは違うと思うだろうか？
- 自分なら自分の投稿をブックマークするか？ 人は気に入った記事を保存するのが好きだ。彼らはあなたのものを保存するだろうか？もしそれが便利なリソースのリストや優れた特徴、革命的な調査、ユニークなハウツーチュートリアルを含む優れたストーリーであるなら、彼らはそうするだろう。
- あなたの記事は雑然としているか？ その投稿を見直すと、あなたが目にする大部分は何だろうか？広告？行動喚起？プロモーション？それとも、たくさんの余白とあなたのコンテンツを目にするだろうか？読者にターゲットを合わせたコンテンツがページの90％を占めるべきだ。
- 雑誌はあなたの記事を発行するだろうか？ あなたがブログを持っているからと言ってあなたが優れたコンテンツを発行しているという意味にはならない。自分のコンテンツをマガジンラックで見つけるものと比べてみるのだ。
- あなたの記事は短く、うすっぺらで、役立たずか？ パンダの全体の焦点は、ページをめくるたびに、1つのトピックについて説明している短くてキーワードが詰め込まれた記事が見つかるようなサイトにペナルティを与えることだった。もしあなたが、長くて実用的で人を納得させる投稿を毎日作ることができないのであれば、頻度を少なくしてそれをすることを検討すべきなのかもしれない。
4．ソーシャルシグナルを増やすことによってオーソリティを作る
Googleはソーシャルシグナルに基づいてそのアルゴリズムに変更を加え続け、あなたのソーシャルサークルのリーチやそれらのサークル内のシェア、それら全てのことがあなたの検索順位に影響を与える。
そして、大部分のSEOがページレベルとドメインレベルでソーシャルシグナルが順位に影響を与えることに賛成しているようである。これがSEOmozのチャートだ：
実際に、ある研究では、ページが獲得するツイートの数がその順位に影響することを証明している：
加えて、多くのオンラインパブリッシャーが、SEOを窓から投げ捨て、1つのことを頭に入れてコンテンツを作っている：それは、ツイート、FBのいいね！、Google+の投票などを集めるようにページを口コミで広めることだ。
ここに、あなたのコンテンツのソーシャルシェアを増やして、オーソリティと上位表示をもたらす方法を学ぶのに役立つ5つの記事を紹介しよう！
最後に
当然、ページオーソリティを築くことは、ドメインオーソリティを築くよりも時間はかからないが、どちらも我慢が必要である。その公式はこんな風に要約される：質の高いコンテンツ（動画を含む）のゆっくりとした蓄積が、バランスの取れた内部リンクの分布と共に、より多くのシェアを獲得し、より多くのリンクを引き付ける。
“オーソリティ”に達するにはどれくらいの時間がかかるのだろう？それは、同じ用語での競合相手の順位などの要因にもよるため、一概に言うことはできない。あなたはただそのプロセスに忠実になり、目標を達成する時までそれを信じるだけだ。
あなたが自分のサイトやページにオーソリティを築くために使用しているその他の方法は何だろうか？
この記事は、Quicksproutに掲載された「A Cheat Sheet for Building High Ranking Authority…Without Cheating」を翻訳した内容です。
微妙に曖昧なオーソリティという概念ではありますが、純粋にウェブページやドメインの評価を上げるという一点に絞って解説してくれた非常に分かりやすくかつ実用的な記事でした。サイトの内部リンクで意図的にオーソリティページを作っていく手法は意外とやっているサイトが少ない気もしますし、その後のコンテンツやソーシャル戦略の効果を倍増させる意味でも取り組むべき重要要素ではと思います。2012年後半、内部外部両方の最適化で効率的なオーソリティ構築を目指してみませんか？ — SEO Japan [
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